外観
JR宇都宮駅の西口から徒歩15分くらいの飲食街にあります。
ひっそりと佇んでいる印象で派手な感じではありません。
駐車場
車での来店の場合は、お店に駐車場はないので、周辺のコインパーキングを利用します。
こちらの大通り5丁目パーキングを利用すると、お店から100円の駐車サービスがあります。
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店内
店内は懐かしい感じの居酒屋の雰囲気があります。
席は1階がカウンター6席、テーブル4席、2階が座敷席で15名ほどが利用でき、全25席となっています。
メニュー
夜の「おまかせコース」を予約したので、メニューなどは特にありませんでした。
ドリンクメニューだけあったので掲載しておきます。
お茶
残念ながら車での来店だったのでアルコールは飲めませんでした。
お茶をご用意頂いたのですが、こだわりあるお茶で非常に美味しかったです。
おまかせコース
事前に予約したので、コースでの料理になります。
夜のコースは8000円から1000円刻みでお願いすることができます。
先付
「つぶ貝」です。
つぶ貝は青さや白胡麻であえてあります。
つぶ貝は非常に身が柔らかく、青さの香りも非常に美味しいです。
御通
「春子鯛と平貝の酢の物」です。
真鯛の稚魚である春子鯛の身は柔らかく、真鯛ほど味っ気がないので、酢の物と良く合います。
平貝はコリコリとした食感がやはり美味しいです。
酢の感じも非常に上品で旨みが引き出されています。
串焼
鰻の肝の串焼き2本です。
お店の方いわく、1本で鰻約3匹分の肝をつかっているそうです。
肝といっても一般的な肝だけでなく、レバーなどさまざまな部位が入っているので、味も食感も食べるたびに楽しいです。
タレは少し濃い目の甘辛ですが、日本酒なんかに非常に合いそうです。
炭火で火入れをしているので、多少焦げた部分などもあり、非常に香ばしいです。
白焼
コースではうな重のみと、白焼とうな重の半分づつを選べるので、半分づつでお願いしました。
白焼はせいろで蒸しているようなので、いわゆる関東風で調理されているようです。
しっかりと蒸された白焼はふっくらで鰻の魚っぽさを残し美味しいです。
醤油やわさびで食べても美味しいですが、そのままでも十分に鰻を堪能することができます。
刺身
お刺身は、カンパチ、カレイ、イカ、アジの4種類です。
ネタはどれもしっかりと丁寧に寝かされているのか、しっかりと落ち着きがあります。
それでいて歯ごたえもしっかりとして、甘みもあって美味しいです。
焼物
焼物はサザエやカマスなど4種類です。
コースの料理はどれも味だけでなく、器や見た目も非常にキレイなので、食べていて楽しいです。
カマスの塩焼きはとろろ昆布を巻きつけるなど、工夫もありつつ、塩加減も絶妙で、身の舌触りもなめらかです。
貝は楊枝で掻き出しますが、身と貝の離れが良いのは新鮮な証拠でしょうか。
どれも味付けは見事で、酒のツマミとしても最高です。
うな重
最後の締めはうな重です。
うな重には肝吸いとお新香が付いてきます。
お新香は奈良漬け、胡瓜、大根です。
どれもしっかりと味が付いている古漬けなので、これだけでご飯が食べられてしまう美味しさです。
肝吸いはしっかりと出汁が取られています。
味はしっかり目ですが、濃さはなくいい塩梅です。
うな重は見た目的にもかなり食欲をそそられる色合いです。
一度蒸された鰻は非常に柔らかく、醤油の味がありつつも優しい印象のタレも鰻の美味しさを引き立たています。
炭火でしっかりと焼かれた鰻は。身の柔らかさとタレの味付けを、上手に包み込んでいました。
あとがき
鰻屋さんだとばかり思っていたので、お店の前に来たら正直驚きました。外観はまるで居酒屋さんではないでしょうか。鰻を扱う雰囲気もないのですが、実際に料理食べてみると割烹料理店並みの技術ではないですか。
コースの料理も実に和食の献立に忠実でありながらも、鰻を見事に脇役にしない鰻割烹ではないですか。締めはうな重とあれば、至福の瞬間を迎えないわけがありません。
食事を終える頃に女将が声を掛けてくれ、さまざまな料理の話を楽しむことができました。食材は築地から、理由は「海が無いから美味しいものを食べてもらいたくて」と。お新香1つにしても、お茶にしても、1つ1つのこだわりと、客を喜ばせるおもてなしの姿勢を見せて頂いた気分でした。
店舗情報
- 店名
- 宇都宮 川蝉
- 住所
- 栃木県宇都宮市大通り5-1-19
- 営業時間
- [月~金] 11:30~13:30 17:00~22:00 [土] 17:00~22:00
- 定休日
- 日曜・祝日
- 種別
- うなぎ