外観
長崎市内の観光の中心地にほど近い新町というところにあります。
最寄り駅は熊本市電の新町を下車してすぐ目の前です。
ちょうどカーブに差し掛かり、車の往来や市電が行き交う風景は、どこか懐かしくもあり風情があります。
喫茶室がある建物は長崎次郎書店で、熊本県最古級の書店として現在の建物は大正13年(1924年)に建てられたものです。
建物は国の登録有形文化財に指定され、現在も書店として経営されています。
入口
喫茶室の入口は建物向かって右手になります。
階段を上がった2階が喫茶室になっています。
店内
席数はテーブル席のみで35席です。
もともと住居と事務所だった部屋を改装し2014年にオープンしました。
天井梁や窓枠、柱などは建築当時のままなので貴重な建物の内部を間近で見ることができます。
天井梁や窓枠、柱などは建築当時のままで、当時のままの風情が残っています。
メニュー
メニューは喫茶室なのでドリンク類が中心となっています。
フード類はカレーやトーストなどの軽食、ケーキや和菓子などもありました。
珈琲ゼリー
限定10食だったのですが、運良く逢ったので注文しました。
サイズもそれほど大きくはないので、食後のデザートしても食べられます。
ゼリーの上にはホイップとコーヒー豆が添えてあり、コーヒー豆はかなり深めに焙煎したあるので、そのまま食べることができました。
ゼリーもホイップも非常にさっぱり味で後味も良かったです。
長崎次郎ブレンド
お店オリジナルのブレンドコーヒーだそうです。
コーヒー豆は産地は分かりませんが、焙煎具合はシティローストくらいでしょうか。
味は苦さもありつつ、スッキリとした味わいで優しく飲みやすかったです。
あとがき
長崎市街の観光の中心地にほど近い場所にある長崎次郎書店。その2階にひっそりとあるのが長崎次郎喫茶室さんです。
路面電車に古さと新しさを兼ね備えたような町並み、登録有形文化財の中にある喫茶室では、優しそうなご年配の方と若い男の子が働く。どことなくジブリのような懐かしさと優しさに包まれるような世界観の空間でした。
コーヒーも珈琲ゼリーも、そんな優しい印象を持っていて、短くはあっても充実とした時間を過ごすことができました。