外観
お店は京都市街でも、観光の中心地となっている祇園の中心部にあります。
外観は風情のある祇園の町においても全く違和感のない建物です。
最寄り駅は京阪電気鉄道京阪本線から徒歩1分ほどになります。
入店方法
非常に人気のあるお店ですが、事前に予約をすることができませんので、入店方法を書いておきます。
1)入店の際は、開店前に店舗前に出される受付票に、名前と人数を書きます。(開店15分前に着いた時には出されていました)
2)開店時間になると、名前を呼ばれ入店となるので、近くにいるようにしましょう。
店内はそれほど広くないので、早めに入店したい場合は、早めに受付票に書くのが良いでしょう。
店内
店内は小ぢんまりした居酒屋という感じの雰囲気です。
席はカウンター6席、テーブル4席の全10席となっています。
カウンター席に案内されたので、目の前で餃子が焼かれる様子を見ることができました。
大きめな四角い専用焼き機で、いっぺんに30個ぐらいが豪快に焼かれていきます。
メニュー
メニューは餃子とおつまみ、白ごはんと非常に種類は少ないです。
餃子はニンニク入りの「あり」と、生姜餃子の「なし」の2種類があります。
ドリンクはアルコールを中心に定番モノのみという感じです。
中生ビール
餃子といえばで中生を注文しました。
グラスは定番のちょっと大きめなものがつかわれて、ビールはサッポロ黒ラベルでした。
壺きゅうり
餃子が焼かれるまでの、おつまみメニューでネーミング通りの壺入りです。
ブツ切りされた胡瓜にごま油とシンプルおつまみです。
肉味噌もやし
もやしに肉味噌がのせてあるだけの、やはりシンプルなおつまみです。
肉味噌はかなり肉の味が凝縮されたような濃さがあり、餃子やご飯とも合いそうな感じで美味しかったです。
ぎょうざ
見事な焼き目が付いた餃子です。
手前の色合いが薄いのが、生姜餃子の「なし」で、奥の濃い色合いが、ニンニク入りの「あり」です。
タレは特製ダレと特製味噌だれの2種類で、「なし」には特製味噌だれ、「あり」には特製ダレがオススメだそうです。
餃子は小ぶりですが、1人前8個で、ボリュームとしては良い感じです。
皮はかなり薄めで、表面の焼き目は、ほぼ揚げられたようなパリッとした食感です。
「なし」は、生姜がかなり効いているので、さっぱり感が強いですが、餃子としの旨味もしっかりと感じることができます。
「あり」は、最初の1口目にかなりインパクトがあり、ニンニクを使った深みのある餃子の味を感じられます。
鶏と生姜のスープ
締めはごはんではなく、鶏と生姜のスープでサッパリにしました。
スープは鶏の味がしっかり濃縮されつつも、生姜がしっかりと効いているので、変な脂っぽさもないです。
中には鶏肉が入っていますが、非常に柔らかくスープとの絡みがまた美味しいです。
あとがき
餃子が大好物の1つになり、作られる地域によって餃子が違うということに気づき、こちらの歩兵さんに一度はと、10年ほど思い続けた念願の来店でした。
歩兵さんの業態としては居酒屋さんになると思いますが、決して多いとは言えない料理やアルコールですが、1点1点のクオリティはシンプルだけど高め、おつまみをひと通り注文すると、歩兵コースのような完成度があります。
餃子は、皮、餡、焼き目に一体感があり、食べた瞬間に口の中で消え、餃子という料理の固定観念を見事に壊してくれます。「あり」と「なし」の味も、違いがちゃんとハッキリしていますし、むしろ真逆のような味の方向性が、高水準で成立しているのもすごいと思います。
忙しい店内でも店員さんの対応は丁寧で、居心地の良さも非常に感じました。できることなら餃子は4〜5人前くらいは食べたてお酒に溺れたいと思ってしまいました。