JR京都駅 新幹線のりば
R京都駅2階部分にある、新幹線のりば(中央口)から入場した改札内にあります。
京都駅は広くて複雑なので、フロアガイドを利用するとわかりやすいかと思います。
新幹線を利用しないで店舗を利用する場合は、券売機で入場券を購入する必要があります。
入場券は購入から2時間有効なので、ゆっくり食事を楽しむことができます。
外観
2020年にリニューアルされた店舗は落ち着いた感じの印象で、駅のお食事処ですが高級感があります。
店内
店内は、非常に落ち着いた静かな雰囲気と品があり、駅独特の喧騒から離れることができます。
席はテーブル席のみで30席となっています。
時間帯などにもよるのでしょうか、開店直後は人も少なめでした。
お店ではお土産も取り扱っているので、新幹線に乗る前の購入などでも非常に役立ちそうです。
メニュー
ぜんざいや上生菓子など、非常に京都らしいものを楽しむことができます。
※宝泉さんで人気の「わらびもち」は、下鴨にある「茶寮 宝泉」さんのみでの提供となっています。
パフェやあんトーストなど、喫茶店的なメニューなどもあるので、和菓子好きだけでなくても良いでしょう。
これ以外にも、こだわり感あるドリンクなどもありました。
最中とまめ豆茶のセット
最中とまめ豆茶がセットになっています。
お茶を呑みながら、最中を楽しめるなんて、京都っぽくて何だかニッコリしてしまいます。
ティーポッドに入っているのが「まめ豆茶」です。
まめ豆茶は、丹波の黒豆を煎って作られたもので、4〜5分待つことで黒豆の成分が抽出され、飲むことができます。
お茶は赤〜紫くらいの独特な色合いで非常にキレイです。
黒豆のしっかりとした風味をダイレクトに感じられて、非常に美味しいです。
お茶を抽出した黒豆は、豆皿の塩を付けて楽しめます。
餡など甘めのものを食べた後、お茶うけとしても良い感じです。
最中は、小豆などをスプーンで盛り付けて楽しみます。
菊の御紋のような形で、見た目的にも色合い的にも非常にキレイです。
香りも良く、サクッとした食感はそのままでも十分過ぎる美味しさです。
最中に合わせるのは、丹波大納言小豆と生クリームです。
丹波大納言小豆はかなり柔らかく炊き上げられ、甘みも抑えられていて小豆の美味しさが非常に伝わってきます。
生クリームも甘さ控えめですが、味、舌触りも非常に美味しいです。
最中に盛り付ける時に、小豆と生クリームの割合を好みにできるのも楽しいです。
あとがき
「わらびもち」が非常に人気があり、下鴨神社近くにある「茶寮 宝泉」さんが、京都駅で利用できるとありお邪魔してみました。
老舗感のある宝泉堂さんですが、もともと小豆の卸販売として1947年に創業され、店舗としては1999年に「あずき処 宝泉堂」を構え、その後、2003年に「茶寮 宝泉」を開店するなど、比較的新しいお店です。とはいっても、小豆を扱うのはプロ中のプロで、使われるのも厳選した最高級の丹波黒大豆・丹波大納言小豆のみというこだわりぶり。
入場料130円を払うだけで、人が多い京都駅の中でも、落ち着いた空間で美味しい和菓子を食べれて、本当に良いお店でした。次回はぜひとも茶寮宝泉にお邪魔したいと思います。