店舗情報
- 店名
- 御料理 味舌
- 住所
- 京都府京都市東山区祇園町北側246
- 営業時間
- 11:30~13:30(L.O) 17:00~19:30(L.O)
- 定休日
- 日曜日(但し、三連休の場合は営業)大人数のお集まりなどの際はお問い合わせ下さい。営業日詳細については当店HPをご確認下さい。
- ジャンル
- 和食
店舗所在地
公式サイト
関連サイト
その他の掲載サイト
紹介するお店のサマリー
いかにも美味しそうな店名の味舌(ました)ですが、大将の本名で、日本屈指の料亭である滋賀の 招福楼で修行された方が独立したお店です。
外観

京阪本線の祇園四条駅から八坂神社に向かう四条通沿いの商店街にあります。
お店へのアプローチは、1人がやっと通れるほどの間口で、薄暗い道が10mほど入口まで続きます。

入口まで来ると、店名が書かれた暖簾と、店内から漏れる明かりに、妙な安堵感を覚えつつ、変な興奮がありました。
店内

秘密基地のような入口から店内に入ると、打って変わって緊張感ある桐のカウンターが迎え入れてくれます。
女将さんの「おこしやす」と優しい声で席に案内され、京都にいることを実感します。

カウンターには梅の花が飾られ、季節感を感じさせてくれるなど、随所に京都らしさを感じさせてくれます。
おしながき

料理はコースのみで、金額により内容が異なります。
大変人気があるお店なので、予約をしてからの訪問をオススメします。
梅茶

席に着くと、一杯のお茶が出されました。
梅茶でしょうか、季節感を感じさせてくれるとともに、お茶自体の香りも良く、いっしょに入っているあられの風味も良いです。
器の半分にも満たない分量ですが、お店のもてなす感じが分かるような、一杯でもありました。
点心

お願いしたいのは、平日のお昼限定コース「点心」で、予約をしていたので、リンクメニューだけを見せて頂きました。
寒い日にお邪魔したこともあり、京都のお酒を熱燗で飲みたいと思いお願いしました。
「澤屋まつもと」とは銘柄名で、京都の伏見にある 松本酒造さんによるものです。
熱燗なので最初は突くようなキツさを感じましたが、飲みすすめるほどにまろやかさと、心地よい香りに包まれました。
先付

煮豆、生麩と白味噌、鰯の味噌煮、畑菜です。
煮豆が入った器はお猪口になっていて、福酒としてお酒を頂けます。
食材はそれほど珍しいものではないのですが、薄味ながらしっかりとした料理というのが、すぐにでもわかりました。
御椀

蟹真丈、胡麻豆腐です。
柚子の香りと京野菜の味が椀の味を彩ります。

胡麻豆腐は、吸い付くような食感とともに、風味もしっかりとあり美味しいです。
蟹真丈は、解けるように優しくふんわりとした食感で、蟹の風味が非常に良いです。
御造り

青森県の平目と福井県産のアオリイカです。
どちらも甘さが非常にあり、しっとりとした食感がありました。
包丁が細かく入っているので、食べやすさとともに、魚の旨味を存分に感じられました。
八寸

玉子焼き、焼サーモン、平目の手毬寿司、なます、鴨です。
玉子焼きはミルフィーユ状に層を非常に感じ、出汁感があって美味しいです。
焼サーモンは味噌で味付けされていて、焼き加減、味付けともに良いです。
なますには柿が添えてあり、甘みと酸味のバランスが良い肴になりました。
炊き合わせ

大根、つみれ、蒟蒻です。
彩りも非常にキレイで、見ているだけで美味しそうな雰囲気があります。

赤いのは滋賀県産の蒟蒻だそうで珍しかったです。
つみれ、大根ともに、しっかりと汁の味を受けつつ、旨味がギュッと詰まっています。
御飯

御茶漬けと御新香です。

昆布は鰹節の味に包まれ、御飯のアクセントとしても良かったです。
大根や白菜などには、細かく包丁が入っていて、食べやすさだけでなく、食べる際の上品さの演出もされています。

御茶漬けの御飯の中には、鯛と味噌が和えたものが入っており、濃いめの味付けながら上品さも残されています。
御飯を解しながら食べますが、汁との相性も良く、鯛が溶け出した際の味加減も計算されているようでした。
和菓子と抹茶

和菓子は紅梅白梅というもので、白いんげん豆と小豆の練菓子で、小豆の甘みも程良く見た目のキレイさも良いです。
抹茶は宇治にある御茶問屋さんのものだそうで、抹茶の香りも味も美味しかったです。
レビュー
京都を訪れる際、好きで年に何度も京都へ行くという、信頼できるグルメな友人に恥を忍んで、「お店を紹介して欲しい」とお願いすると、「行ったことはないお店だが美味しいと評判だよ」と、教えてくれたのがこちらのお店でした。
店内に入れば、お客さんの多くは笑い、話に盛り上がり、自分が観光客であることすら忘れてしまうような親近感もあります。女将さんたちも良く動くし、「料理はどうですか?」、「お酒入れましょうか?」と、常に気配りをしてくれます。
料理は京都料理を知り尽くしたような人でも、「正統派」と書かれるような料理の数々。京都料理、料理初心者の私にとっては、未知の数々だが、実に繊細な調理や下ごしらえは、食事を通して感じることができ、最後に出てきた御新香にまで、包丁が入っていたときには、思わず「うわっ」と、声が出てしまいました。
お店までのアプローチ、店内の雰囲気、料理、食材、お店の方々のおもてなし。どれをとっても「京都らしさ」を存分に感じることができるお店でした。