外観
お店は、京都市営地下鉄東西線の京都市役所前駅から徒歩7〜8分ほどの商店街にあります。
古めかしい建物で老舗の雰囲気があります。
店内
店内は非常に狭くテーブル6席となりますので、食べたいという人は開店前になるべく早く来ることをオススメします。
店内飲食だけでなく、テイクアウトするお客さんも多いのが印象的でした。
メニュー
お寿司は一貫づつ注文するのではなく、ある程度の個数でセットのような形になっています。
種類も15種類ほどあるのでお好みで注文します。
追加注文も受けてくれるので、ボリュームを考慮しながら食べすすめると良いでしょう。
赤だし
お味噌汁はお吸い物と赤味噌汁の2種類があり、赤だしをお願いしました。
味噌汁の表面には、麩、三つ葉、えのきが浮かびます。
汁の中には日替わりで、魚が入っており、お邪魔した時はシマアジが入っていました。
赤だしは濃いイメージと見た目ですが、スッキリとした味わいで美味しいです。
京風箱寿司
シャリの上に、鰆、鯛、海老、玉子などがのせてあります。
お寿司は一口サイズのものが9個で、食べ終えると結構な満足度があります。
見た目的にもキレイで、味の違いを楽しみながら食べることができ、非常に面白い一品でした。
鯖寿司
料理が運ばれて来るなり、うわぁ〜と声が出てしまいそうな、圧倒的な迫力があります。
鯖の表面には非常に薄い昆布がつかわれています。
昆布があると無いでは、かなり味に違いがでるのだろうと、思わず考えてしまいました。
鯖は半身を使うので、鯖の肉厚感を存分に感じられます。
シャリは非常に詰まった見た目ですが、実際に食べてみると、程よい空気感で口の中で解けます。
酢の具合も良く、それほど酸味が感じないほどで、鯖、ご飯の美味しさを非常に引き出しています。
あとがき
京都には有名な料理や食材が多い中でも、有名な料理の1つが鯖寿司で、こちらの末廣壽司さんは、創業200年以上と、京都市内の寿司屋さんの中でも古い歴史を持ちます。
鯖寿司は今まで馴染みがあまりなく、比較的安価に食べられるバッテラを好んで食べていたのですが、執筆にあたり、鯖寿司とバッテラとの違いを調べると、1)つかう鯖の量、2)巻いて丸みがあるのものと、押し型に入れて四角なる形の違い、3)発祥地が京都と大阪となっています。
料理は、これと言って特筆するような突き抜ける感じはありませんが、その普通さこそが200年お店が続く理由でもあるのかと感じました。突き抜けた味は最初は印象に強く残りますが、いずれは飽きることにも繋がります。
昼間からビール飲んで寿司を楽しむ。そんな日常を楽しめるお店でした。