外観
桑名市街から少し揖斐川沿いの情緒ある町並みの中にひっそりとあります。
周辺は東海道五十三次の42番目の宿場として、桑名城の本丸跡と二の丸跡に造られた九華公園や 七里の渡しといった城下町風情が残っています。
駐車場
日の出さんは全国的にも有名なお店なので車で訪れる方も多いのでちゃんと駐車場があります。
お店から少し離れた場所に11台ほど置けます。
店内
入口から情緒があるので少し緊張感を持って案内されます。
玄関で靴を脱いで上がるお座敷になります。
店内をお店の方に先導されつつ奥の方まで行きます。
個室が多くさながら旅館のような雰囲気です。
1番奥の新館で食事となります。
他のお客様もいましたが仕切りもありましたが最後はみんなで談笑となりましたwww
お刺身
予約の際にお願いしたお刺身です。
伊勢まぐろ、カツオ、鯵のお刺身でどれも一級品なのは見た目にも分かります。
実際食べると納得感のある美味しさに圧倒されました。
蛤なべ
基本の蛤なべのコースにいろいろ追加してお料理を頂くこととなりました。
蛤なべはお店の方がこちらの食べ進める時間を見計らって調理したものを席まで運んでくれます。
すでに先客もあるので出汁の良い香りが漂っています。
口取
最初は口取でいわゆる酒の肴で前菜に当たります。
ホタルイカや蛤の時雨煮、トマトと生ハムなど季節の品々で非常に美味しいです。
蛤
出汁で茹でた蛤です。
蛤のサイズ的には5〜6年ほどの大振りなものです。
味はプリプリ食感に何とも言えない極上の蛤の味は絶品です!
蛤は全部で3〜4回ほどで全部で10個ほど食べられます。
食べるたびに出汁に蛤の味が染み出すので味がどんどん変わっていくのが面白いです。
葛きり
蛤の味が滲み出た出汁で葛きりを頂きます。
透明でキレイな吉野葛のとろける歯ごたえと蛤の汁が非常に美味しいです。
豆腐
お次は豆腐です。
葱、豆富、三葉で湯豆腐にして頂きます。
タレは生姜醤油とポン酢ですがどちらもサッパリと葉物のシャキシャキ感が美味しいです。
焼蛤
焼蛤です。
出汁で食べていた時よりもさらに大きいサイズで7〜8年物だそうです。
焼いたことで香りが一段階上がりプリプリの食感とともに美味しさが増しています。
蛤天ぷら
蛤天ぷらです。
1つは蛤を海苔で巻いた磯辺を揚げたもので海苔の風味が抜群で揚げた蛤も美味しいです。
もう1つは蛤のすり身で作った揚げ物でこちらも舌触り良く美味しいです。
にゅうめん
〆のにゅうめんです。
他にぞうすい、ラーメン、きしめんから選ぶことができますが、けっこうお腹いっぱいだったので1番軽そうなにゅうめんをチョイスしました。
蛤の時雨煮です。
ギュッと詰まったような味が非常に美味しくてぞうすいにすれば良かったと後悔しました。
お新香がまた美味しいんです。
浅漬ながらもいい塩梅での味付けが美味しいです。
にゅうめんは蛤の出汁にたっぷりと浸されている絶品スープです。
麺も程よいコシと食べやすさでスルスルと入ってしまいました。
水物
最後はデザートです。2種類から選べたので両方お願いしました。
サラリとした柔らかめのプリンと大人味のカラメルが美味しいです。
もうひとつはラムレーズンの最中アイスです。
ラム酒に漬けこまれたレーズンとアイスがこちらもまた大人味で美味しいです。
アイスに使用している最中が非常にパリパリで香ばしくて非常に美味しいです。
あとがき
桑名の蛤と言えば、十返舎一九の東海道中膝栗毛の中で弥次さん・喜多さんも堪能したというくらい昔からその美味しさは有名だそうです。
日の出さんの印象で言えば、料理に使われる素材、調理には文句の付けようがありませんし、スタッフの方々の対応も実に妙で蛤なべを食べながらずっと蛤や桑名にまつわる話を聞かせてくれました。
美味しいものを食べながら土地の話を聞いて愉しむとは、まさに「大人の食事」を満喫できたのかなと思います。