外観

お店は仙台駅近郊のアーケードの通り沿いにあります。

天井も高く、通りも広い立派なアーケードなのでビックリです。

仙台市地下鉄南北線の広瀬通駅もしくは、仙台市地下鉄東西線の青葉通一番町駅が最寄り駅となっています。

お店自体は、ソフトバンクショップが入っている雑居ビルの地下1階にあります。

地下だけでも飲食店が3店舗入っている雑居ビルになります。

駐車場

お店に駐車場はありませんが、駅近の繁華街なのでコインパーキングが点在しております。

15分100円くらいが相場らしく、今回は1000円(2時間30分)の利用でした。

駐車場なら価格比較ができ、駐車場所があらかじめ分かる、タイムズパーキングの駐車場予約がオススメです。

入口

店舗自体は階段を降りた地下にあります。

開店前から階段には長い行列ができる人気店なので予約必須です。

店内

店内は想像以上に広く半分くらいがお座敷のようなレイアウトになっています。

席はカウンター席が8席、小上がりには4人掛けのテーブルが9組で全44席でした。

メニュー

メニューは牛タンをつかった一品料理と、ご飯などがセットになった定食があります。

以前にも仙台で牛タンを食べたことがありますが、値段的には格別高いという感じではありません。

ドリンクメニューは予想以上に充実しているのも面白いところです。

待ち時間が長い最大の理由は、出張やら会社帰りなどのサラリーマンが、「牛たん」を肴にお酒を飲みに来ていることにありますwww

お通し

ひと通り注文を終えると「たんの角煮 500円」が運ばれてきました。

アルコールを注文していないので「間違いでは?」と店員さんに聞くと、お通しということだそうです。

味はとテール部位らしきお肉はホロホロで、原形を留めつつも長時間じっくり煮込んでいると思われる手間の掛け方です。

お肉は丁寧に下処理され、臭みなどは全くありませんし、浸っているスープも全然濃くなく、薄味ながら絶妙な味加減に早くもノックアウト気味です。美味い!

たんタタキ

見た目だけで十分美味しい雰囲気バツグンの120点です。

付け合せのタマネギやネギをちびちびと食べてみますが美味しいです。

色、味ともに素晴らしく、切られたタマネギまでキレイです(゜∀゜)

タタキに至っては、表面こそは炙られてはいますが、中心に近い部分はレア状態です。

もう「たん(舌)」というよりは、A5の牛肉を食べているかのような、とろけ具合と柔らかさに早くも脱帽!!

それでいて、「たん」であると、しっかりと思わせてくれる食感がちゃんと残っているのも素晴らしいです!

タンスライス

見た目は少しグロテスクですが、こちらもまた美味しいです!

確実に部位が違うのはわかりますが、食感は「コリッ」というよりは、「プニュ」とした食感です。

独特の食感、味でインパクトが一番あった料理で、酒の肴には一番合いそうです。

たんスライスは、そのまま、レモン、辛子醤油と3通りの食べ方ができますが、辛子醤油の醤油が一番好きでした。

Bたん焼き定食

定食は5枚と6枚があるので、6枚のB定食を注文しました。

ライスの量は決して多くはありません。

麦がブレンドされた麦飯に近いようなお米ですが、炊き加減もちょうど良い感じで美味しいです。

テールスープはひと口すすると、一瞬「薄っ」と思いますが、じわりと味が濃厚になってきて、最後には「美味い!」に変わってしまいました。

中に入ったお肉も良い感じのホロホロ食感で美味しいです。

タン焼きは、それほどボリューム的には多いという感じはなく、150〜200gくらいでしょうか。

焼肉屋で見かけるような丸みがある形ではなく、棒状に厚めに切られていて特徴的です。

付け合せの胡瓜と白菜の浅漬ですが、こちらも良い塩加減で本当に美味しいです。

タンの焼き加減も素晴らしく、中身はほんの少しだけレアの部分を残している絶妙さです。

味付けも実に微妙で、辛さや濃さでどうこうしようという感じは全くなく、タンが持つ肉本来の味わい・魅力を存分に引き出してくれています。

食感に至っては、「今までの牛タンは何?」と自問自答してしまうくらいです。ただ単純に「柔らかい」という小手先の形容ではなく、それでいて、しっかりと「タン」と主張できるだけの独特の食感を残してくれているのが絶妙です。

しかも噛みしめるたびに「これ牛たん?」と思うくらいの肉汁や脂が溢れ出てきますし、またその脂がクセもなく美味しいです!

本当にひと口食べると、その凄さが実感できます。

あとがき

以前に仙台の有名チェーン店さんで牛タンを食べた時は、並んでいる時目にした「オージービーフ使用店」のシールにゲンナリした思い出と、牛タン自体が都内などで食べるものとさほど差がないので、「遠くに来てまで・・・」という印象しかありませんでした。

それでも「仙台の中にはきっと美味しいお店はあるのだろう」という思いから、今回、本当にリベンジして良かったです。

「牛たん」の素材の良さは然ることながら、それを調理する技術、焼き加減や下準備、付け合せ、ご飯やスープ、野菜までもが非の打ち所がないくらいに素晴らしいと思います!

ワタシの中で、今までの「牛タン」とはまるで異次元で、違う食べ物くらいに思えました。

牛たん好きや、仙台に来る機会のある食事好きを語る人なら、絶対食べることをオススメします。

1〜2時間くらいの行列も一気に吹き飛ぶだけの「味」があり、並ぶ価値があります。