外観
飯田市街から山間部に向かい、大きめな道から一本入った場所にあります。
もともと民宿をやっていたそうで、建物はかなり大きめな木造です。
入口などは、山荘を連想させるように趣があって、中に入るときからウキウキしてしまいました。
建物の横に川が流れていて、人が通れる吊り橋がありました。
周辺には木々が多く、川のせせらぎが聞こえるので、自然溢れる場所でした。
店内
店内は山小屋のような感じで、木のぬくもりや木漏れ日があって、落ち着いた空間になっています。
席はテーブル席や座敷席など、全24席とテラス席があります。
メニュー
料理はお蕎麦をメインに、ご飯物やセットの定食、一品料理などがあります。
蕎麦は冷たいもの、温かいもの含め10品ほどありました。
もう1枚メニューがあって、一品料理の数は本当に多いです。
料理も地元食材などをつかったものなども多く、バラエティに富んでいます。
豆腐
複数の料理とお蕎麦を頂けるセットを注文し、一品目は豆腐料理です。
一般的な豆腐と胡麻豆腐の2種類です。
どちらもしっかりとした歯ごたえで、大豆の風味を非常に感じられます。
塩や醤油で食べると大豆の甘みを存分に味わえます。
自然卵 玉子焼き
見た目はスクランブルエッグのような感じの玉子料理です。
出汁がしっかりと効いていて、塩味のような風味が美味しいです。
スクランブルエッグのようなホワホワ食感で柔らかいです。
幻豚 串焼き
南信州産の幻豚を串焼きにしていて、赤身とバラの2種類があり、脂身の多いバラで頂きました。
サイズ的には100gくらいありそうで、けっこうな食べごたえがあります。
シンプルに塩と胡椒で味付けられていて、脂の甘味が良い感じです。
ざるそば
お蕎麦はシンプルにざるそばを頂きました。
盛りが非常に良く、単品でもお腹いっぱいになりそうなくらいのボリューム感です。
蕎麦汁は返しが効いていて、出汁感がしっかりとありました。
醤油の甘さがあり、蕎麦を非常に食べやすい感じにしています。
蕎麦は自家製粉されたそば粉をつかっているそうで、表面には星を見ることができます。
細めに切られており、コシというよりも十割のようなブツブツと切れるような歯ごたえがあります。
五平餅
最後のデザート的な感じで五平餅を頂きました。
五平餅は中部地方の山間部に伝わる郷土食で、岐阜や長野方面では良く見かけます。
潰したご飯に自家製の味噌を塗って焼いたもので、非常に香ばしさがあります。
自家製味噌なので、独特の風味がありますが、クセと言う感じではなく、甘辛さが良い感じでした。
あとがき
ずっと食べ歩きの旅に出たかったのだが、なかなかタイミングか掴めず、ふとした瞬間に岐阜まで足を伸ばした際に立ち寄りました。
平日のランチタイムにお邪魔したのですが、時間帯が微妙だったので、事前に電話をすると、「蕎麦が2枚しかないので、取り置きしましょうか?」というくらい、人気のお店のようです。
自然に囲まれたシュチュエーションも良く、地元の食材を多くつかっているようで、ここに来るべき理由があると言えます。民宿を営んでいただけあり、こだわり感のある料理なども楽しめました。