外観
お店は長崎市内から大浦海岸通りを戸町方面に向かったグラバー園のすぐ下にあり、長崎市内観光の中心部でもあります。
路面電車の場合、大浦天主堂下で下車し徒歩5分ほどになります。
こちらの四海楼さんは、長崎の中華料理を語る上で外すことができない、「皿うどん」と「ちゃんぽん」料理発祥のお店です。
駐車場
周囲はグラバー園や大浦天主堂など長崎市内観光の中心なので、かなり多くの駐車場があります。
お店のすぐ横も駐車場なので心配はありませんが、敷地内のコインパーキングには「1時間のサービス」があるので、利用するのであれば事前に確認しておいた方が良いでしょう。
駐車場なら価格比較ができ、駐車場所があらかじめ分かる、タイムズパーキングの駐車場予約がオススメです。
ちゃんぽんミュージアム
店舗建物の2階部分には、「ちゃんぽんミュージアム」があります。
四海樓さんの歴史はもちろん、長崎と中華料理の関わりなど、日本にどのように中華料理が広まったのかを知ることができます。
伝来の地で、料理の歴史に興味がある人などには非常に面白いかと思います。
開店前の並び方
人気店なので、早めに来店して並ばれるか予約をオススメします。
この日は開店15分ほど前に到着して、「どこから入ればいいのやら?」とウロウロしていると、女性店員さんが出てきて「御食事をされる方は、1階のエレベーター前にお並び下さい」とのこと。
エレベーターは大階段を登らず、向かって右側にあります。
エレベーター前にはすでに団体さんが待っており、開店時には平日の月曜日にも関わらず30名ほどが待っておりました。
時間になると5階までエレベーターで上がり、人数を告げると席に案内されます。
5階 展望レストラン
店内はかなり広めで、円卓や4人掛けほどのテーブルがあり、100名くらい座れそうです。
食事を終えお店を出る頃には、立って待つお客さんまでいましたので、人気は相当ですね。
レストランは5階ということもあり、眺望が良く長崎湾や稲佐山を一望することができ、観光客気分を味わえました。
この日はパナマ船籍の大型客船が寄港していたので大迫力でした。
席を案内される時は窓側からのようなので、眺望の良い場所を希望される場合は、早めの来店をオススメします。
メニュー
ランチメニューですが、単品メニューも少しありました。
お店で人気の「ちゃんぽん」や「皿うどん」などは、1000円くらいで食べられるので値段的にもそれほど高くはありません。
ちゃんとアルコールメニューもありましたが、ビールの価格だけはなぜか高めでしたwww
餃子
とりあえず「餃子 500円」を注文しました。
サイズ的には、ひと口サイズをひと回り大きくしたくらいで、数量は5個です。
皮は薄めですが、フニャっとした感じよりはパリッとした見事な焼き加減です。
餡は肉と野菜がバランス良く甘みが強く、肉汁多めで美味しいです。かぶりつくと飛び出ますので注意してください。
皿うどん
こちらは「皿うどん(太麺) 900円」です。
ボリューム的には思っていたほど多くはなく、1人で食べるならちょうど良いくらいです。
具はかまぼこやキャベツ、もやし、海老、イカと知っている皿うどんとそれほど変わりませんが、海老はプリッとして美味しかったです。
四海樓さんの皿うどんは「太麺」と「細麺」が別料理になっていました。
今回は「太麺」をチョイスしましたが、モッチリした麺はプリプリして美味しかったです。
一番の驚きはスープです!
「海鮮の風味が強いのでは?」と思っていたのですが、味はマイルドそのものでとてもクリーミーで美味しいです。
白濁したスープはどうも丸鶏、鶏骨、豚骨を炊き上げたものに、具材の海鮮などがの風味が出ているようです。
ちゃんぽん
こちらは四海樓さん一番の人気メニュー「ちゃんぽん 1000円」です。
ボリュームはスープや具がある分多く見えますが、一般的なラーメンくらいです。
見た目で一番の特徴は具の一番上にのった錦糸卵です。
最初は「ちゃんぽんに錦糸卵?」と違和感を覚えますが、これがまた美味しいです。
軽く味付けられ細切りにされているので、ちゃんぽんの味を壊すことなくアクセントして主張してくれています。
中に入った具材は、皿うどんとそれほど変わらないようです。
とにかく野菜たっぷりという感じで、ちゃんぽんのイメージそのままです。
麺も皿うどんと同じものを使用していると思われますが、スープに使っている分モッチリ感がさらに際立っていました。
スープもほぼ皿うどんと同じですが、比べてみると若干色味が薄めです。
味はさらにマイルドで、飲み始めると止まりません。美味い!
雑味がないというか、ストレートに美味しさが伝わってきて、口の中を豊潤で魅力的な味わいにしてくれます!!
あとがき
ご存知の方も多いと思いますが、四海樓さんはちゃんぽん発祥のお店で、皇族の方や各国の王室などの来賓も訪れる名店なのです。
際立つスープの美味しさは、とても不思議で濃厚だけどサッパリしていてマイルド。唯一無二であり、絶品そのものでした。
ただ、皿うどんとちゃんぽんの2種類をせっかくなので食べたいというのであれば、具や麺にそれほど差がないので、皿うどんを「細麺」にして違いを味わうのをオススメします。
長崎に来たならやはり「皿うどん」か「ちゃんぽん」を食べたいと思い、お店を数軒考えていましたが、明治32年の創業以来100年以上続く四海樓さんで大正解でした!
「絶対!また来ます!!」