外観
長崎市内を走る名物路面電車の「思案橋」から徒歩1分ほどのアーケードの外れにあります。
大正14年創業の文字とレトロな外観は、「東洋日之出新聞」の社屋だったものを創業者が譲り受けた建物だそうです。
店内
店内に入るとタイムスリップしたかのようなレトロ感に満ちています。
飲食スペースは1階と2階、忙しい時は3階も使用しているようです。
席数は全部で70席となっていますが、人気店なので店内階段に行列ができていました。
店内のさまざまな場所には、サイン色紙や出演作品、長崎の歴史など見ていて飽きないです。
メニュー
ツル茶んの人気メニューの1つ目がトルコライスです。
しかも1種類だと思っていたトルコライスがアレンジされ、10種類ほどありバリエーション豊富です。
それ以外は喫茶店定番の洋食メニューがありました。
2つ目はミルクセーキです。
喫茶店だけあり、ドリンクメニューも豊富でした。
ミルクセーキ(ハーフ)
食べ歩きをする都合上、食事注文時のみオーダー可能なハーフサイズにしました。
それでも十分なサイズでけっこう満足度は高めです。
初代創業者考案の「食べるミルクセーキ」です。
ミルクセーキというと、甘ったるいイメージだったのですが、むしろサッパリとした甘さが最後まで飽きません。
懐かしい感じの甘さが美味しいです。
懐かしのトルコライス
トルコライスの発祥には諸説あるそうですが、レストラントルコに由来するメニューを、2代目店主がヒントにしてメニューに加えたとしているそうです。
見た目は大人様ランチというか、好きなものだらけといった感じでかなり食欲をそそられます。
ナポリタンにはマッシュルームや玉葱など定番の具材が入っています。
味はもう想像した通りのトマトケチャップ味なんですけど、それが良い感じに美味しいんです。
ピラフも具材はコーンにグリーンピースとド定番です。
それなのに濃いめのバターの味がまろやかで美味しいです。
トンカツはしっかり揚げたてジューシーで、薄めの衣なので重たさはありません。
豚も丁寧に処理されているのか、衣との相性も非常に良いです。
掛けられた特製カレーソースも絶妙な味加減で、ナポリタンにもピラフにも合うんです。
あとがき
こちらのツル茶んは、グルメマンガ「忘却のサチコ」の原作・ドラマともに登場していて知りました。一度は本場のトルコライスということで来店してみました。
トンカツ、ナポリタン、ピラフと洋食メニューのド定番を掛け合わせた長崎名物ですが、どれも絶妙な掛け合わせで、ちゃんと美味しいのがすごかったです。
ミルクセーキもかき氷のようで、ドリンクのようだけどもと、食べていて不思議な感覚にさせてもらえました。
ご当地に根付いたメニューを本場で食べるのって、風情というか良い感じです。
店舗情報
- 店名
- ツル茶ん 本店
- 住所
- 長崎県長崎市油屋町2-47
- 営業時間
- 10:00~21:00(L.O)
- 定休日
- 無休
- ジャンル
- カフェ