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【Nif Coffee(ニフコーヒー)】スペシャリティコーヒー・ベンチャーのあれこれ。

【Nif Coffee(ニフコーヒー)】スペシャリティコーヒーのベンチャー企業のあれこれ。|うまいもの大好き

神奈川県川崎市でコーヒーベンチャー企業を創業された「Nif Coffee(ニフコーヒー)」さんのお二人に聞いたあれこれ!ベンチャー企業として起業されたお二人が思う、コーヒー業界の問題や、コーヒーへの熱い思いなど、さまざまな話をインタビューさせて頂きました。

Published on: 2022/02/07 update: 2022/05/04

スペシャリティコーヒーの高騰化

【Nif Coffee(ニフコーヒー)】スペシャリティコーヒーのベンチャー企業のあれこれ。|うまいもの大好き

代表取締役の小川健介さん(右)と、取締役の渡邉健也さん(左)。

Q.創業はいつ頃で、きっかけは?

A.創業は2021年3月2日に株式会社ニフコーヒーの登記が完了した、まだ生まれたばかりのベンチャー企業です。

私と渡邉ともに前職は株式会社堀口珈琲で働いており、同年6月末まで勤務しその後準備期間を経て2021年9月1日開業(本業のネットショップでの販売開始)しました。

起業についてきっかけは2つあります。

1つ目は、昨今のスペシャルティコーヒーは高くなり過ぎたと感じていたことです。

私が堀口珈琲に入社した2011年は定番のブレンドは200g1000円(税込)でしたが、今では200g1836円で販売しております。

これは堀口珈琲に限ったことではなく、スペシャルティコーヒーを扱う会社はどこも金額をどんどんあげて今に至ります。

原料の高騰を理由に各社値上げをしてきましたが、値上げ幅ほど原料価格は上がっておらず、「他社が上げるのなら自分も!」という値上げムードでここまで来てしまいました。

代表取締役 小川健介代表取締役

コーヒーを注ぐ代表取締役の小川さん。

2つ目は2020年の夏頃に堀口珈琲の社長が変わったことです。

私が堀口珈琲に入社するきっかけはその前の社長から誘われて入社した経緯がありました。

社長が変わると会社も変わるといいますが、自分のアイディアを実行に移すちょうどいい機会と思いました。これが実行に移すきっかけとなりました。

コーヒー好きからすると毎朝飲むコーヒーの価格が1000円と1836円では差がありすぎ、作っている本人達ですら日常的に飲むにはためらう金額になってしまいました。

品質を落とさずもっと手の届きやすいコーヒーを作れないか考えた末、このNif Coffee(ニフコーヒー)の発想に辿り着きました。

こんなに美味しいコーヒー豆をこの価格で提供できる、それが自分たちの発想・経験と行動によって日本中のコーヒー好きに届けられる、喜んでもらえると考えただけでワクワクしました。これが発想のきっかけです。

クラウドファンディング

クラウドファンディングのためのPV。

Q.会社を立ち上げてから、苦労された話された事などはありますか?

A.2021年9月開業を前にクラウドファンディング(CAMPFIRE)でコーヒー豆の先行販売を行いました。

多くのお客様からのご支援を頂き、とても良いスタートダッシュを切れ、支援頂いた人数は539名、目標達成率1031%と予想を大きく上回る反響でした。

この目標の1031%の方々(539名)にお届けするコーヒー豆の量を作るのが大変でしたね(笑)

コーヒーの生豆|Nif Coffee(ニフコーヒー)

焙煎前のコーヒーの生豆。

8月末から9月前半の10日間は連日焙煎所に泊まり込みで、寝袋で4時間寝て2時間休憩18時間働く日々でした。

開業直後はフラフラになりながら、ひたすらコーヒー作りをしてましたね。

2種類のコーヒー

ふつうとふかいり|Nif Coffee(ニフコーヒー)

売られている「ふつう」と「ふかいり」の2種類のコーヒー。

Q.どんな商品を販売されていますか?こだわりなどがあれば教えて下さい。

A.当店は2種類しか商品がありません。「ふつう」と「ふかいり」の2つです。

使用する産地は一ヶ月を目処に切り替えていて、コーヒーショップとしてこれほどラインナップを絞った店は見たことないと思います。

一般的なコーヒー屋さんは様々な産地やそれを組み合わせて作るブレンドコーヒーを取り揃えていて、好みや気分に合わせて選べるというのが一般的です。

お店で例えるならファミリーレストランです、たくさんのニーズに応えるのを目的としているやり方ですね。

一方で、Nif Coffee(ニフコーヒー)は例えるなら2種類の日替わりランチしかやらない定食屋みたいな感じです。この定食屋はいつ行ってもうまいのが出てくる!そんなイメージです。

販路とお客様

販路|Nif Coffee(ニフコーヒー)

オフィスの前に置かれた自動販売機。

Q.御購入頂いているお客様にはどのような方がいらっしゃいますか?

A.我々の販路はネット通販と焙煎所前に設置した自動販売機のみです。

自動販売機では近隣のコーヒー好きの方に購入していただいております。

嬉しいことに学生の方から、80代ぐらいの御年配の方まで年齢幅広く自動販売機で買って下さいます。

ネット通販では北海道から沖縄まで日本全国ですね。

皆さん始めはお試しで「ふつう」、「ふかいり」1つずつ購入し、気に入って頂いた方は、送料無料の5個以上で購入されるケースが多いです。

コロナ渦下での影響

コーヒー器具|Nif Coffee(ニフコーヒー)

二人のコーヒー用具の数々。

Q.コロナ禍の中でどんな影響があり、現在はどんな感じでしょうか?

A.コーヒー業界全体のお話ですが、コーヒー豆の原料は輸入に頼っており、生産国でのコロナによる人手不足、輸入に使う船の手配やコンテナの手配が逼迫しており、コーヒーの生豆価格が上昇しております。

予定どおり船が日本に来れないケースも頻発して原料の輸入は不安定な状況です。

Nif Coffee(ニフコーヒー)はネット通販が主ですので、売上でコロナの影響は少ないです。

小川・渡邉も共働きで、保育園に通わせている子供がいますので、最近ではコロナで園が緊急閉鎖したり、感染防止のため自主的に登園控えるように言われたりと、こちらの影響の方が大きいです。

これから

渡邉 健也|Nif Coffee(ニフコーヒー)

焙煎作業をする取締役、ロースト担当の渡邉さん。

Q.これから将来的には、どんな風にしていきたいですか?

A.まずはたくさんのコーヒー好きの方に知って頂きたいです。

そして期待に応えられるよう、安定した美味しさと高品質を追求し、もっともっと多くのコーヒーファンに小さな幸せを届けたいと思います。

YouTubeチャンネルで多くの方にコーヒーの楽しみや知識を深めて頂くきっかけを通じて、Nif Coffee(ニフコーヒー)を知って頂きたいと思っております。

ふつう|Nif Coffee(ニフコーヒー)

Q.お客様に伝えたいことや、メッセージなどあれば教えてください。

A.ふだんご自宅でコーヒーをお飲みになっている方は是非1度ご購入いただければ嬉しく思います。

このNif Coffeeを開業するにあたり、このトンガリ過ぎたコーヒーショップは諸先輩の方々からは「店舗は持たないとコーヒー豆は絶対に売れない」、「たった2種類なんて聞いたこと無い!」、「ブレンドを作らないなんてコーヒーショップではない」、「ひたすら同じコーヒーを作って面白い?」など否定的な意見も多くいただきましたが、時代は変わって行くものです。

ベンチャー企業らしく新しい時代に合わせたコーヒーショップをやっていきたいと思います。

おいしいコーヒーただひたすら効率良く作り、節約した費用で安く販売する。是非1度手にとってみてください。

あとがき

今回、インタビューにお邪魔した際には、丁寧にコーヒーが実際に飲めるようになるまでの作業工程を教えて頂きました。

作業の内容はこちらの記事に掲載しております。

私自身もコーヒーが大好きで、喫茶店やカフェにお世話になることも多いのですが、こうやってコーヒーを作っているプロからお話を聞けたのは非常に貴重な経験でした。

社名の「Nif Coffee(ニフコーヒー)」が非常にユニークな名前なので、由来をお聞きすると「英語のNifty(気が利く、オシャレ、素早い)」、「二夫(ニフ)二人の父親が二人で創業したこと」、「商品名の「ふ」つう、と「ふ」かいりの頭文字で、「ふ」が2つ」とのこと。

二人の「コーヒー愛」を届けて、これからも多くのお客様に支持されるようになるだろう、コーヒー業界で異端児のお二人の今後にも注目です!

関連サイト

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