外観
西武秩父線の西武秩父駅もしくは、秩父鉄道の御花畑駅から徒歩2〜3分の住宅街にあります。
大きな通りから1本中に入って、店先には看板などもないので、初めて来ると少し戸惑うかも知れません。
店舗の入口は敷地内に入った先にあり、暖簾が掛かっています。
まるで人の家のガレージのような感じに、独特の雰囲気があります。
駐車場
お店に入る通りに面した看板のところに、全部で6台置く駐車場があります。
入店方法
かなりの人気店なので、入店方法を書いておきます。
1)基本的に予約しないと入れない様子なので、予約すると確実に入店することができます。
2)予約した時間にお店に着いたら、待機席で待ちましょう。
3)順番が来たら、予約した名前を確認して入店となります。
店内
建物の手前が座敷席、奥がテーブル席になっています。
席はお店の都合で決まるので、希望制ではありません。
席はテーブル席は2列の12席ほど、座敷席が20席ほど、の全30席前後となっています。
メニュー
焼肉は全部で7種類で、書かれている以外に入荷状況などにより、他の部位などもあり、注文時に教えてくれました。
サイドメニューは、ライスときゅうり、おしんこなどです。
お酒はビールやチューハイ、サワーなどです。
焼台
テーブルの穴が開いた部分に、七輪が置かれていて、燃料は固形の炭です。
火力は下の空気取り込み口の空気量で調整が可能で、最初は全開で強めに設定されていました。
きゅうり
箸休めのために注文したきゅうりです。
薄味の醤油ベースのようなタレで漬けこまれていて、食べやすく美味しいです。
きゅうり2〜3本分はありそうでボリューム感もありました。
ホルモン
最初に何品か注文すると、大皿で提供されました。
5種類ほど注文したのですが、これだけでもかなりのボリューム感で、肉好きにはたまらないビジュアルです。
味付けは、大辛と通常の2種類を注文時に選べ、今回は通常の辛さでお願いしました。
ハラミ
メニューにはありませんが、入荷があったハラミです。
サンドイッチのパンのように、変わった切り方がされていて、1つ1つが、かなり肉厚です。
ガツ
ハラミと同じく、メニューにはなかったガツです。
焼鳥屋さんなどだと、ポン酢で漬け込んだガツ刺しは良く聞きますが、焼くのは初めてかと。
コリコリとしたホルモン独特の味と食感があり、ホルモン感を楽しめます。
カシラ
肉らしさが非常にあって、鮮度の良さから噛みごたえも非常に良いです。
辛味のタレと相性が良く、お肉の旨さも感じられました。
ハツ
肉に繊維感がありますが、舌を入れると鮮度の良さを非常に感じます。
焼き終えても、しっかりとハリがあり、コリコリ感も楽しめます。
ホルモン(白)
お肉に付いた脂肪分のような半透明な、フニャフニャした部分が焼けることによって甘みが増します。
臭みも無く、処理をしっかりしている印象がありました。
レバー
しっかりと角があり、立つくらいに鮮度の良さを見た目でも感じます。
焼いた後もすんなり切れ、レバー独特の臭さもなく美味しいです。
タン
小さめに切られているので、タン元かタン先のような感じです。
固めな印象ですが、コリコリとした食感を楽しめました。
あとがき
20年ほど前に「美味しい」と評判を聞きつけ行った思い出のお店に、グルメな友人と再訪しました。
秩父ホルモンは、昭和30年頃に大阪から来た工事関係者が、ホルモン焼き屋を開業したのがはじまりだそうで、高砂ホルモンさんは秩父ホルモンの中でも、人気、実力ともに1番と言われています。
お肉は豚を使い、基本的なタレは辛口で、毎週月・水・金に仕入れたものを下処理しているそうで、どのお肉も丁寧な処理感があります。タレの味はかなり辛いので、美味しいと感じるか、辛いと感じてしまうのかで、大きく評価が分かれるところではないでしょうか。ただし、基本的な価格が安く提供されていて、お酒といっしょにツマミとして十分楽しむことができます。
お店独自の味を、秩父という観光地に来て、楽しんでみるのも良いでしょう。