外観
東松山市街から小川方面に向かう、国道254号線(通称:東松山バイパス)沿い関越自動車道の東松山IC近くにあります。
最寄り駅は、東武東上線の東松山駅から約1.2km、徒歩約20分となっています。
駐車場
店舗敷地内に約5〜6台置ける専用駐車場があります。
車で来店される場合、国道に中央分離帯があるので、反対車線から入ることができず注意が必要です。
店内
店内は落ち着きある印象。あちらこちらに中国茶器などがキレイに飾られています。
席はメインのカウンター5席ほど、個室のようなテーブル席が2室、全15席前後で、2階は貸し切り専用の部屋があるそうです。
メニュー
メニューは店頭と店内2ヶ所に置かれていました。店頭のメニューは簡易的なもので、残念ながら店内のメニューは撮影できませんでした。
ランチで提供されるのは、前菜、一品料理、メイン、デザートなどが、各数種類ずつあり全20品ほどでした。
ランチ、ディナーともに、予約が必要で2名からのコース料理も提供されています。
海老のスティック春巻き
表面の焼き色が非常にキレイでした。
2本の春巻きが半分ずつに切られ、食べやすいサイズになっています。
餡を包む皮は絶妙な薄さで、油っぽさが残らない揚げ加減でパリッとした食感が素晴らしいです。
春巻という言葉に、ついつい春雨、人参、筍などを連想しますが、中身は海老をすり身にした餡です。
大量の海老をつかっているような、濃厚な風味の餡は、プリッとした食感で、まるで生の海老を食べているような不思議さがありました。
白菜と豚挽肉の水餃子
水餃子は1皿6個で、餃子1つでもけっこう大きめなので、ボリューム感があります。
調味料として、辣油、醤油、黒酢が提供されます。
自家製辣油は、花椒やミカンの皮の香辛料「陳皮」などが入り、鼻に抜けるような芳醇な香りです。
最初はそれほど辛く感じませんが、後から強めに来ます。
厚めの皮は自家製で、モチモチとした食感ですが、スルッとした口溶けのような感じです。
餡は白菜と挽肉がセットされたような作りで、それぞれの具材が独立して、ダイレクトに美味しさが伝わってきます。
叉焼とレタスの炒飯
炒飯には鶏のスープが付いてきます。
ガラのような味で、塩分もそれほど強くなく、旨味がギュッと閉じ込められています。
いわゆるパラパラ食感ですが、過去最高じゃないかというくらいパラパラですが、油っぽさは皆無です。
味付けとしては薄めに感じますが、その反面、自家製叉焼やレタスの風味が存分に感じられます。
あとがき
店主の方は、吉祥寺の名店「知味 竹爐山房(ちくろさんぼう)」にて、修行され、その後に独立、ログハウスの住宅展示場の建物をリフォームし、中国料理店として2011年にオープンされたそうです。
味を分かりやすく書くなら、「高級中華料理店の味」そのもので、改めて本物の中華料理ほど、「医食同源」を肌身で感じられ、つかわれている食材が存分に働き、素材の味が引き出されている感じが非常にありました。
コース料理もぜひとも食べてみたいです。