店舗情報
- 店名
- 麺屋 幸生
- 住所
- 埼玉県所沢市小手指町1-38-16 第11北斗ビル 1F
- 営業時間
- 月・火・水 11:00 - 14:30 18:00 - 21:00 L.O. 20:30 金 11:00 - 14:30 土・日・祝日 11:00 - 15:00 18:00 - 21:00 L.O. 20:30
- 定休日
- 木曜日
- 価格帯
- 1000円〜1999円
- ジャンル
- ラーメン
店舗所在地
公式サイト
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その他の掲載サイト
紹介するお店のサマリー
麺屋幸生さんは、2020年10月に西武池袋線小手指駅の北口から徒歩7分の場所にオープンしたラーメン店です。
店主の西川幸氏は「味噌麺処 花道」出身で、その経験を活かした味噌ラーメンが看板メニューとなっています。特徴的なのは、豚骨や鶏ガラ、野菜などを長時間煮込んで作る濃厚でまろやかなスープです。
西川氏は「味噌が主役ではない」と語り、味噌はスープの味を引き立てる一要素として使用しています。
「小さなお子さまからご年配の方まで気軽に行けるラーメン屋」を目指しており、その思いが店の雰囲気や料理に反映され、オープンから約5年が経過した現在も、地元で愛され続ける人気店となっています。
麺屋 幸生

西武池袋線の小手指駅北口からロータリーを抜け、ハナミズキ通りをまっすぐ進んだ、徒歩7〜8分のところにあります。
店舗前の通りにベンチが設置されているので、近くを通り掛かればわかります。
店舗の外には、待機用の椅子も用意されています。
駐車場

車で来店された場合、店舗専用の駐車場はありませんが、駅が近いこともあり、周辺にはコインパーキングが点在しています。
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店内

入店すると開放感のある空間が奥へと広がり、カウンターがメインですが、狭い印象はありません。
店内では、味噌ラーメンでつかわれる野菜を炒める鍋の音が、軽快に響き渡っています。
席はカウンター6席 4人テーブル8席の全14席です。
券売機

注文は入口近くにある券売機にて食券を購入しておこないます。
券売機の近くにメニューはありませんが、ボタンが色分けされ、分かりやすく注文しやすい。
メニュー

ラーメンの基本は味噌ラーメン、魚介中華そばの2種類で、麺は大盛と特盛の設定があります。
ラーメンで背脂をつかった2種類はディナータイム限定になります。
追加トッピングは、味玉やチャーシュー増しなどがあり、サイドメニューとしてサイズ違い2種類のチャーシュー丼があります。
メニュー表は店舗外に設置されているので、注文を確認してから入店するとスムーズです。
白湯味噌ラーメン

提供されている料理の中で、1番スタンダードなラーメンとして「白湯味噌ラーメン」を注文しました。
「特製トッピング」を追加したので、小さめの丼ぶりに具沢山に盛られ、かなりのボリューム感があります。

「特製トッピング」は味玉と、チャーシュー増しのダブルトッピングになります。
味玉は、半熟の黄身に薄めで味付けされ、全体の中では1番オーソドックスな印象でした。
「特製トッピング」は「チャーシュー増し」と共通の食券をつかっているため、注文時にどちらかを選択することになります。

メンマは見た目は色合い濃い以外は、普通なので最初は写真を撮るのを止めようかと思ったくらいです。
食べた瞬間に甘味強めな味付けと、柔らかい食感のダブルパンチで、美味しいメンマだとわかりました。
美味しいラーメンは、細部にまでこだわりが詰まっていることに、触れられた気がしました。

ラーメン表面の半分を占めているのは、野菜などの具材です。
白髪ネギ、モヤシやタマネギなどの野菜類は、炒められシャキシャキ食感もキッチリと残り、添え物以上に上手につかわれています。
辛味噌は最初に入れればコクや辛味を付けられ、途中から混ぜると、味変のようにして使うこともできます。

チャーシューは表面に見えるだけで2枚。けっこう大きめなサイズなのだが、さらに下から1枚が現れ合計3枚でした。「特製トッピング」で追加されてるといえ、かなりお得感があります。
つかわれている部位は豚バラで、かなり口溶けの良いホロホロ食感です。味付けも最低限で、味噌のスープとケンカすることもありません。

つかわれている麺は中太の縮れ麺で、店主修行先の花道庵さんと同じ、三河屋製麺さんのものです。
モッチリ、パツパツで弾力感もあり、歯ごたえも非常に良く、食べていて面白さを感じさせてくれます。
通常は160gですが噛みごたえのせいもあってか、それ以上のボリューム感があります。
スープと合わせることで、麺の美味しさも引き出される相互関係が成り立っています。

ラーメンスープの見た目は「味噌ラーメン」そのものの茶色ですが、口にすると生姜の爽やかな香りが口に広がり、動物系のコクやスープの旨味が追い打ちをかけてきます。
さらに辛味噌から滲み出た辛味や、味噌の風味も加わり、大きく分けても5種類ほどの甘さや辛さなどが、津波のように押し寄せてきます。
大量の豚骨や鶏ガラ、野菜で長時間煮込まれたベースも美味しいが、それに足された味も乱れることなくバランス感を保っています。
あとがき
店主さんが野方にある「花道庵」さんの出身ということで、ド直球な味噌ラーメンを想像していましたが、見事に裏切られました。
野菜、メンマ、チャーシュ、麺、スープとラーメンを構成する要素のどれもが、個人の好みに委ねられるほど主役級の活躍を見せている。たくさんの主役がいるにもかかわらず、ケンカすることなく上手にプロデュースされています。
店主がマエストロのように、それぞれをまとめ上げ、ラーメンの中で味のコントロールがされている様は実に見事で、店主曰く「味噌が主役ではないのです」という言葉も頷けます。
店舗1年目には、第22回TRYラーメン大賞新人賞味噌部門1位、ラーメンWalker埼玉2022新店部門1位に輝くのも納得で、完成度の高い一杯です。