青梅で人気の系列店で魚介と動物のWスープの所沢にあるラーメン店「㐂りん食堂」

㐂りん食堂

所沢市街から瑞穂方面に向かう県道179号(青梅所沢線)の「三ヶ島農協前」交差点にあります。

徒歩の場合、最寄り駅は西武池袋線の狭山ヶ丘駅ですが、約2.8km、徒歩で約40分と、距離が遠くあまりオススメすることはできません。

駐車場

駅から遠い場所にあるので、しっかりと駐車場が完備されています。

同じ敷地内に併設されている、鍼灸院、寿司屋、㐂りん食堂と3店舗共同の駐車場で、全部で16台を停められます。

店内

フローリングの床にカラフルなチェアと、日差しが入り明るい印象を受ける店内です。

席はカウンター5席、テーブル20席の全25席ほどです。

平日のランチタイムにお邪魔したのですが、ほぼ満席で待ち客もいるなど、人気があるお店だと実感します。

券売機

注文は店内入口近くにある券売機にて食券を購入します。

券売機の近くにメニューなどは見当たりませんが、スタッフの方からお声掛けしていただくと、丁寧に説明してくれます。

店舗外の壁に簡易的なメニューが貼られているので、予め確認しておくとスムーズでしょう。

メニュー

ラーメンは、中華そば、鴨つけ麺、季節の和え麺、かきSOBA(秋〜春限定)の4種類で、大盛りの設定ができるのは中華そばと鴨つけ麺のみです。

追加トッピングは鴨皿と味玉のみで、サイドメニューはご飯物が2種類です。

鴨モモ肉と九条ネギの親子丼

鴨と葱でまさにカモネギな親子丼は、深めのお椀に入っているので、けっこうボリュームがあるように感じられました。

鴨と葱がご飯の上にのせられ、炒めた玉子がその上に乗せられているだけなので、親子丼では無い気がします。

鴨と葱は美味しいんですが、玉子は出汁感も弱く、ちょっと残念な1品です。

中華そば

1番スタンダードなラーメン「中華そば」を注文しましたが、魚介と動物けいのスープをつかっているので「中華そば」でも醤油の色合いは弱めです。

三つ葉やナルト、岩海苔、柚子おろしと、さまざまな香りのある具材が添えられているのが特徴的です。

普通の海苔かと思ったら岩海苔で、スープに溶け込むとかなり海鮮寄りな味に変わっていきます。

柚子おろしは風味付けとして、爽やかな味への変化を感じました。

三つ葉も含めて、添え物の使い方が非常に上手で、スープへの深みや複雑さを演出していました。

メンマは厚く切られサイズもあったので、けっこう食べごたえがあります。

柔らかめに茹でられていますが、中心に近づくとシコシコとした食感へと変わり、噛みしめるたびにジューシーで甘めの味付けがジュワッと滲み出てきます。

チャーシューには豚のロース肉を低温調理されているため、ピンク色掛かっています。

肉の繊維をしっかりと感じられつつ、口の中での解れも良いうえに、味付けもシンプルで美味しい。

グレードアップの「特製」だとチャーシュー3枚と鴨肉なので、そちらを注文すればと後悔しました。

麺は低加水率の中細で若干の縮れ感があり、所沢にあり大正15年創業の見澤食品さんでした。

ツルツルシコシコとした歯ごたえで、喉越しや噛みごたえも良く美味しい。

スープは若干黄色掛かった透明に近い色合いで、ベースは魚介と動物のWスープです。

出汁感があり、あっさりとして飲みごたえで、岩海苔や三つ葉、柚子おろしなどの添え物とも良く合い、シンプルながら複雑な味わいがあります。

罪悪感を感じさせないスープなので、ついつい全部飲み干してしまいました。

あとがき

㐂りん食堂さんは、青梅で人気のラーメン店「㐂九家」さんが所沢へ進出し4店舗となるお店で、以前は「㐂九八 garage」さんにお邪魔したこともありました。

味のレビューとしては、ラーメンはスープを含めて、食べやすい印象があり、㐂九家さんらしい魚介風味強めなスッキリとした味わいが出ていました。

中華そばに関して言えば、三つ葉、岩海苔、柚子おろしの添え物が良い仕事をして、シンプルなスープに深みと味の変化を与えてました。

駐車場や店内の席数も多いので、気軽に寄れる美味しいラーメン屋さんです。