外観
西武線の所沢駅西口を出て、商店街「プロペ通り」を抜けた先の路地裏にあります。
店舗自体は建物の2階にあるので、階段を上がります。
店内
和の落ち着いた雰囲気がある店内で、手前に大きなL字のオープンキッチン、奥がボックスのような席になっています。
席はカウンター14席、座敷席20席ほどの全35席ほどです。
メニュー
料理は刺し身、焼き、揚げなど、和食の基本的な料理と、季節のおすすめ、〆のごはんなどです。
品数はかなり厳選されているようで、それほど多くはありません。
夜にお邪魔したのですが、「京」と「垓」という2種類のコースがありました。
京(Kei)
席の予約はしたのですが、コース自体は予約無しでも大丈夫ということだったので、せっかくならばということでコース料理を頂きました。
前菜
前菜は、もずくの酢の物、菜の花と里芋、ワカサギの唐揚げと烏賊の塩辛です。
季節感があって、1つ1つの料理も丁寧な印象を受けます。
お椀
お椀は青海苔と蟹のしんじょうです。
丁寧に出汁が取られ、青海苔の風味と三つ葉の香りが良かったです。
お造り
お造りは、甘エビ、本鮪、モンゴウイカなどです。
お刺し身は厚めに切られていることもあり、口の中でしっかりと素材の味を感じられます。
本鮪のお刺し身は、脂の甘みと赤身のバランスが良かったです。
お魚
お魚は金目鯛の揚げ物に、とろろと出汁がかかったものです。
衣はパリッと感があるほどにしっかりと揚げられ、皮の風味とともに金目鯛の美味しさがありました。
揚げ物にとろろがかかっている意外性もよかったです。
お肉
お肉は豚のしゃぶに春キャベツをポン酢のような酸味のあるタレにからめてあります。
豚はロースのような脂と身がバランス良いお肉で、柔らかめの食感で丁寧に湯通しされています。
春キャベツの季節感もあって、非常に食べやすかったです。
揚げ物
天ぷらは、烏賊、ふきのとう、茄子です。
衣は厚めで、火はサッと通したような印象を受ける揚げ具合でした。
汁ではなく桜塩で食べますが、春の季節感と香りがありました。
食事
〆の食事は筍ごはんでした。
出汁が効き、じんわりと効いた筍の風味がありました。
ごはんは土鍋で提供されますが、2人で食べても、けっこうお腹いっぱいになるくらいにボリューム感があります。
デザート
デザートは抹茶のムースです。
まったりとした口当たりで、甘さもほどほどで食べやすかったです。
あとがき
三二六さんは2003年に現店舗をオープンされ、その後、2013年に三二六別館として竹亭を西武球場近くにオープンされ、現在は2店舗を運営されています。
店内は落ち着いた和の雰囲気で、広めのオープンキッチンの開放感もあって、非常に居心地が良いです。料理はお刺し身は豊洲市場から、無農薬自家栽培の野菜をつかうなど、かなりこだわりのあるお店です。
ワイワイ飲むというよりも、しっくり大人感でゆっくり日本酒などを飲むには心地良いでしょう。