外観
お店は圏央道の鶴ヶ島インターチェンジ近くの工業団地の一角のような場所にあります。
外観は純和風の建物で雰囲気があります。
駐車場
店舗前に駐車場があり15台を置くことができるので、混雑時でない限りは駐車可能かと思われます。
店内
店内は外観同様に和風な雰囲気で、旅館のような長廊下です。
畳敷きにテーブルが置かれ、落ち着いた雰囲気で飲食をすることができます。
店内にはジャズが流れ、和洋折衷の雰囲気が気分を盛り上げてくれます。
席は全部で25席となっています。
メニュー
今回は蕎麦懐石のコースを予約したため、とくにメニューなどを見ることがありませんでした。
蕎麦懐石
3種類あるコース料理のうち、一番お安いものをお願いしました。
1品目の前菜です。
お豆と根菜類やからすみなど、お酒のおつまみのようなものです。
どれもしっかりと作られているのが分かるのと、温度の管理がしっかりされている印象で、どれを食べても口の中に違和感がありません。
2品目の魚料理です。
鰆に柿がのせられ、菊のジュレをまとっています。
鰆は落ち着いた食感でモチモチとして脂のノリも良いです。
柿の甘さと菊のジュレ、鰆の爽やかさが印象的な一品です。
3品目は季節野菜のホットサラダです。
彩りの良い野菜が蒸されたように、温められた一品です。
野菜はかぶ、キャベツや、人参、ブロッコリーなど、一般的なものですが、新鮮な素材の味がしっかりと表現されています。
ドレッシングは胡麻風味のクリーミーなもので、野菜とのマッチングも非常に美味しいです。
4品目の蕎麦がきです。
お椀の中の汁にひたっていて、分葱と辛味大根が添えてあり、見た目も非常にキレイです。
蕎麦がきの見た目は粗挽きですが、食べた感じは非常にまろやかで口当たりも良いです。
汁はしっかりとした味で、蕎麦がきの甘さを引き出しています。
5品目はあさつき、蓮根、めひかり、海老の天婦羅です。
衣は薄く、非常にサクサクとして口当たりも軽く、火の通りも良く、粗塩、山椒を添えて食べるので風味も良いです。
6品目は十割蕎麦です。
コースとしてはしっかりとしたボリューム感で、150gくらいありそうです。
蕎麦汁は醤油がシッカリと効いているので、キリッと辛めの印象で、返しもしっかりとしているので、出汁感もあり美味しいです。
辛めの汁なので、蕎麦はちょいづけで食べるのが良いでしょう。
蕎麦は表面に星が見え、中と外をバランス良く配合されている印象です。
食感は非常にモチモチとしていて、歯ごたえも良く、甘みが非常に強く、辛めの汁とのからみも非常に美味しいです。
7品目は酒粕のブランマンジェです。
非常に酒粕の香りがして、風味良いブランマンジェです。
なめらか食感と濃いめのソースのバランスも非常に美味しいです。
あとがき
近所でランチを探している際に、たまたま発見したお店です。コースでそこそこのお値段がしたのですが、百聞は一見に如かずとお邪魔してみました。
純和風で古民家のような建物で雰囲気も非常に落ち着いていて、ゆっくり食事ができる環境が気に入りました。和風な店内で、ジャズの音楽と「立川の無庵」さんに似ているなと感じていると、店主さんは無庵さんでの修行経験があるそうです。
先付は和風なものかと思えば、フレンチのような鰆やホットサラダ。蕎麦もしっかり美味しく、締めのブランマンジェまで美味しいと、和洋折衷な多彩なコース料理として、7品という品数を含め満足度も高かったです。