外観
JR五日市線の武蔵五日市駅前から檜原街道(都道33号)で秋川渓谷方面に向かって10分ほどの場所にあります。
黒茶屋本館は庄屋造りのお屋敷で築300年の古民家で営業されています。※現在は本館は休業中になります。
門前には大きな水車があり水が一定程度貯まると大きな音とともに豪快に落ちていく水を見ることができます。
竹藪に包まれたキレイな場内は散策することもできました。
駐車場
檜原街道の「小中野」交差点を左にそれてすぐの狭めの門をくぐった場所に駐車場があります。
約50台を置ける駐車場なので予約などをしているのであれば困ることはないでしょう。
野外テラス 水の音
黒茶屋敷地内の秋川沿いにあるテラス席でのランチにお邪魔しました。
少し高台の場所からの眺望は非日常的な空間で、滞在中は喧騒を忘れることができました。
テラス横の崖からは滝が流れ清涼感とともに自然の中の心地良さを満喫できます。
メニュー
現在のランチ・メニューは「野外テラス昼膳”水の音”」です。
1日30組限定の完全予約制のランチになりますので事前の連絡が必要になります。
ドリンクはソフトドリンクから日本酒、ビールなど酒類はそこそこです。
昼膳 水の音
昼膳の内容は前菜にはじまり汁〜焼物〜飯〜デザートのコース料理でした。
にごり酒
食前酒の「にごり酒」です。
車での来店を考えてノンアルコールでの提供でした。
酒粕がほどよく口に残る感じでフルーティーな味でした。
前菜
大きな蓮の葉が被せられた竹籠が運ばれてきました。
前菜の「旬菜籠盛り」です。
色鮮彩かな食材で見た目にも楽しい感じでした。
鰻のお寿司やお豆腐などの和食料理が小皿にのって散りばめられていました。
小鉢の種類も肉、魚、野菜や天ぷらなどバランス良い料理でした。
汁
2品目は汁物の「根菜ときのこのすーぷ」です。
固形燃料で加熱するタイプのお鍋でした。
ごぼうや人参、大根、蓮根などの根菜類が優しい醤油味がまとめられていました。
スープの中のミツバの香りが良く美味しかったです。
山女魚の塩焼き
3品目は焼物の「山女魚の塩焼き」です。
焼き立ての中くらいの大きさの山女魚が人数分提供されます。
身はホロホロで塩加減も良く美味しかったですし川魚特有の臭みも全くありませんでした。
面白かったのは香り付けなのか乾燥した松の葉(トゲトゲ)を燻していていい香りがしていました。
飯
3品目はご飯物で「炊き込みご飯竹皮包み」です。
いっしょに昆布、山芋、ごぼうのお新香が付いてきました。
黒茶亭さんの料理はどれも見た目のキレイさがあるので映える感じです。
炊き込みご飯の具材はごぼうや筍などです。
味は濃くないのでいっしょに運ばれてきた胡麻塩をお好みでかけます。
水物
最後は水物としてデザート3品でした。
こちらもやはり見た目がキレイですね。
1つはヨーグルトゼリーで酸味と果実の甘さがいい感じでした。
2つ目は抹茶ケーキと黒ごまクッキーです。
3つ目は小豆アイス最中です。
お土産
デザートといっしょにあずきおやきが出てきました。
甘さ強めの小豆が包まれていてちゃんと温かくなっていました。
邸内のお店で売られているものを試食提供という形なのでしょう。
あとがき
料理とコスパという観点からいえば4000円という価格は高いなぁという印象ですが、ローケーションは多摩の大自然、秋川渓谷を目の前にして食事ができるというだけあって申し分ありません。
食事場所としてのシュチュエーションや雰囲気は大満足です。