ご紹介するのはこんなお店です
みのがささんの創業は1975(昭和50)年で、岩本町本店、神田和泉町店、蔵前橋通り店の3店舗が系列店として営業しています。
本店はもともと弁当屋として営業していましたが、現在は立ち食いそばをメインにし昼のみの営業となっています。
みのがさ 本店
最寄り駅は、都営地下鉄新宿線の岩本町もしくは、JR秋葉原駅から徒歩5分ほどの、昭和通りから一本入ったところです。
立ち食いそば屋さんとして有名ですが、そもそもはお弁当屋さんとして営業を開始し、現在でも外のカウンターでは、お弁当のテイクアウトをやっています。
訪問時に行列はありませんが、ランチタイムには長蛇の列ができる人気店です。
店内
店舗の左右と中央にカウンター席が並び、一番奥で注文と料理の受け渡しをおこないます。
席はカウンター席のみ全20席ほどで、半分ほどの席に椅子が設置してあります。
メニュー
料理は蕎麦のみで、うどんの取り扱いはありません。
蕎麦のほとんどは温かいもので、天ぷらのトッピングが種類としては一番多いです。
カレーやかき揚げなどの丼ものがセットになったメニューもありました。
ゲソ天そば
フジテレビ系で2024年4月に放送された「東京ゲソ天ブルース」にも登場した一杯です。
ゲソ天は塊のような感じで、丸に近いような形をしています。
ゲソは大きめに切られ、噛みしめるたびにコリッとするような食感が楽しめます。
衣は厚めですがクドさは無く、そば汁に染み込ませると美味しさが増されます。
暖簾に六文銭が描かれている通り、蕎麦には長野県戸隠産のプレミアム蕎麦粉がつかわれています。
自家製麺された蕎麦は、更科粉のように真っ白な色合いで、ほのかですが蕎麦の風味を感じさせてくれます。
そば汁は真っ黒な関東風に比べると、黄色で澄んだ色合いをしています。
日高昆布とかつお節から抽出された出汁を基本に、返しはヒゲタ醤油と三河産の本味醂がつかわれています。
立ち食いそば店の汁としてはレベルの高さを感じさせてくれ、最後まで飲み干しても罪悪感を感じさせません。
あとがき
煤けた外観から店内に入ると、昭和の食堂感を思わせつつ、都内でも有数の広さを誇り、立ち食いそば好きにはたまらない雰囲気です。
そばやそば汁も素材からこだわり、立ち食いそばとしては十分な満足度があり、都内でも屈指の立ち食いそば屋さんと言えるでしょう。