環七土佐っ子ラーメン 池袋店の情報
- 店名
- 環七土佐っ子ラーメン 池袋店
- 住所
- 東京都豊島区西池袋1-39-4 佐久間ビル 1F
- 営業時間
- 月・火・水・木・土・日・祝日 11:45 - 05:00 金 11:45 - 05:00 L.O. 04:30
- 定休日
- ランチメニューは平日だけ
- 価格帯
- 1000円〜1999円
- ジャンル
- ラーメン
店舗所在地
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掲載サイト(SNS等)
環七土佐っ子ラーメン 池袋店

JRや西武池袋線など各線の池袋駅西口から飲み屋街を抜けた「トキワ通り」沿いにあります。
派手なネオンに赤い看板で、近くまで来るとすぐに分かるかと思います。
店内

昭和の食堂のような佇まいにテーブルが並べられ、アジア系のオバちゃんがスマホを触りながら店番をしている姿にどことない哀愁を感じます。
奥には3人ほど調理人の人がいて、注文をするとあっという間に料理が運ばれて来ます。
席はカウンター3席、テーブル20席の全23席です。
メニュー

店内至る所に料理の張り紙があり、一番分かりやすかったメニュー表を載せておきます。
料理はラーメン、ご飯、一品料理、おつまみと全部で50種類はありそうで、ラーメンだけでも20種類くらいはありそうです。
飲み屋街のど真ん中にある場所柄、アルコールやおつまみも多いので、料理とお酒をいっしょに楽しむことができます。
半チャーハンセット

ラーメンと半チャーハンをセットにした炭水化物を目一杯楽しめるとってもギルティーなセットです。
何処と無く絵になる姿のセットはもはやラーメン店の王様の貫禄です。

オタマをつかってキレイに盛られたチャーハンは、見た目からして「旨さ」というオーラを放っています。
半チャーハンとはいえ、十分過ぎるボリュームで、ラーメンと合わせると満腹度はかなり高めです。

ラーメンとセットになったチャーハンとはいえ玉子やチャーシューなどの具材もちゃんと入っています。
炒め加減はパラパラとシットリのちょうどど真ん中。絶妙な火の通り具合で、米のひっつきは無いものの、玉子の散りばめ具合なども素晴らしいものがあります。

店名を冠した「土佐っ子ラーメン」がセットになっています。
表面には背脂が浮かび、チャーハンとセットなだけでも罪悪感たっぷりだというのに、このラーメンがさらに追い打ちをかけてきます。
トッピングはネギ、チャーシュー、メンマに半分の玉子が特徴的です。

メンマは中華包丁で適当に切った感じに、大きさも太さもバラバラです。
甘く味付けられ柔らかい食感で、ラーメンの中で一息付ける瞬間のような安定感があります。

チャーシューは分厚く切られているので、口にしたときに「肉を食べてる感」があります。
脂身が多いロースの部位がつかわれていますが、トロッと溶けるような柔らかさがあります。

麺はかん水多めのためか、スープに浸されているためなのか黄色をしています。
中細ストレート麺はスープにも良く絡み、シコシコとした食感も悪くない。太麺だと重すぎるので、バランス感を考慮した麺の選択なのだと思う。

表面には真っ白な背脂が浮かび、ラーメンのスープは対象的な濃いめの茶色をしています。
豚骨や鶏ガラで取られたスープをベースに、見た目は濃そうなのだが、食べてみると意外にもあっさりしているのが特徴的。
背脂の甘さが相まって、ベースのスープが完成された感じで、箸が止まらなくなってしまいます。
あとがき
1980〜90年代。1964年に開催された東京オリンピックのために造られた「環状七号線(通称:環七)」で一大ラーメンブームが起きました。「なんでんかんでん」など有名店の前には長蛇の路上駐車が列をつくり社会問題にまでなりました。
そんな中、老舗ラーメン店「ホープ軒」より借りた屋台で営業をはじめ、「背脂チャッチャ系」という1つのスタイルを確立した「土佐っ子」。経営者の交代やトラブルなどにより1998年に本店は閉店。その後、元従業員や関係者などがそれぞれ独立したお店の1つが「環七土佐っ子ラーメン 池袋店」です。
罪悪感を想像させるような背脂たっぷりでも、食べると天国行きの切符をもらえたような、妙な「幸福感」を得ることができる。食べ物の罪悪感と幸福感は紙一重なのかもしれない。