外観
お店はJR中央線の「国立」駅から徒歩10分ほどの道沿いにあります。都合で、国立駅から歩いて来ましたが、微妙に西国分寺が最寄り駅になりそうです。
車での来店の場合は、国立や小平から府中方面に抜ける道の途中になります。
お店は通りからは見えない奥まった場所にあり、クリーニング屋さんと不動産屋さんの間です。
駐車場
通り沿いの真向かいに駐車場があり、5台は置けそうです。
店の裏手にも置けるようですが、詳細は不明です。
駐車場なら価格比較ができ、駐車場所があらかじめ分かる、タイムズパーキングの駐車場予約がオススメです。
入店方法
週末の昼時に来てしまい、まんまと待ち客15名ほどの中に入ってしまいました。
人気店なので、入店方法を書いておきます。
1)列に並ぶ(列というよりは来店順序らしいです)
2)順番が近くなると、店員さんが人数を聞いてきます。(前後の人を憶えておかないと、トラブルの原因になります)
3)店員さんから呼ばれると、入店となります。
店内
店内はそれほど広くなく、昔ながらの中華そば屋さんという感じです。
座席は、カウンター5席と4人掛けのテーブルが数組、全18席になります。
お客さんは家族連れなども多く、子供用の小さなお茶碗やお子様メニューも用意してありました。
券売機
入店後すぐに券売機にて、食券の購入になりますので予めメニューは決めておきましょう。
メニューは入口付近に置いてあるので、外で待っている時に見ておくとよいでしょう。
メニュー
メニューは基本ラーメンのみになりますが、ごはん類が4種類あります。
価格は一番安い中華そばで650円なので、良心的だと思います。
ランチタイムは焼豚ごはん、高菜ごはんが通常250円が150円で食べることができるそうです。
ワンタンめん・焼豚ごはんセット
お昼時にお伺いしたので、ワンタン麺・焼豚ごはんセットを注文しました。
焼豚ごはん
セットの焼豚ごはんです。
お茶碗サイズでボリュームはそれほどありませんが、見た目の彩りがキレイなのが印象的でした。
添えられた玉子は味玉でした。
味はそれほど濃いという感じではなく、焼豚の味を壊すことはありませんでした。
焼豚はそれほど大きくはありませんが、中くらいの大きさが1枚入っていました。
見た目はほんのり赤身の部分があり、柔らかめの食感も非常に美味しいです。
タレも決して乱暴な味ではなく、ネギや胡麻とともに優しい感じで美味しかったです。
ワンタンめん
メインのワンタンめんです。予想以上に大きい器が嬉しいです。
見た目もカイワレが添えてあったりして、非常にキレイです。
メンマは細めで、自家製と思われるものが数本。
味はほとんど付いておらず、わずかな塩気くらいですが、シャキシャキ感が微かに残るくらいが美味しかったです。
ワンタンは5個入っておりました。
普通とワンタンをいざ食べようとすくい上げると、かなり大きいです! 大きさは普通のワンタンの2〜3倍はあるかと。
皮はそれほど厚くないので、大きさにも関わらずスルッと食べることが出来ます。
餡は鶏肉のつみれがほんの少し入っているだけですが、ほのかに感じる柚子の香りが、ワンタンをワンランク・レベルアップさせています。非常に美味しい!!
チャーシューは一般的な大きさくらいで、少し厚めのものが3枚入っていました。
食感は固めですが、肉のホグレは良く、噛みしめる度に肉感を味わうことができます。
焼豚ごはんとは明らかに違うチャーシューの作りだったので、チャーシューが好きな方は、焼豚ごはんもオススメします。
麺は自家製の中縮れ麺です。ボリュームがかなりあり、200〜250gくらいでしょうか。
それほどコシが強いと言えない麺ですが、スープとの兼ね合いは抜群で美味しかったです。
スープは実にストレートな醤油です。ベースは鶏ガラが少し強めに感じて非常に美味しいです!
最初にすすった時はガツンという強い印象があるわけではありませんでしたが、何より優しい味わいは飲んでいても全く飽きません。
飽きさせないどころか、チャーシューや麺、メンマなどと一緒に食べている時の調和具合はかなりのレベルで美味しいです。
あとがき
友人から紹介を受け、住んでいる場所からも近いからの来店となりました。
一番驚かされるのはお店の姿勢でした。人気店で込んでいるののも関わらず、従来なら回転率を上げたいはずなのに、家族連れ(特に小さいお子さんのいる)を心良く受け入れていることです。小さな器の用意や、メニューにお子様用の小さいサイズのラーメンがあるのは、非常に優しいお店だと思えます。
その優しさがラーメンにも出ていると行っても過言ではないかも知れません。インパクトはないものの、最後まで心地良く飲めるスープ、チャーシュー、麺、メンマ、柚子でほのかな演出をするワンタン。
どれをとってもかなりのレベルで保たれていますし、価格も高くない上に、焼豚ごはんまでもが美味しいとくれば、必然的に評価は上がるものです。お店のルーツは福島県白河市の「とら食堂」さんにあるようで、ぜひとも白河にも足を運んでみたいものです。