店舗情報
- 店名
- 愚直
- 住所
- 東京都板橋区大谷口北町12-7 セブンマンション 1F
- 営業時間
- 12:00~14:30 19:30~20:30
- 定休日
- 月曜日、木曜日
- 価格帯
- 〜999円
- ジャンル
- ラーメン
店舗所在地
その他の掲載サイト
愚直

東武東上線中板橋駅から住宅街を抜け、徒歩7〜8分ほどの国道254号(川越街道)沿いにあります。
かなり特徴的な外観で、以前は看板があったそうですが、訪問時はテントの骨組みだけでした。
入店方法・店内ルール

人気店で席数も少ないので、入店方法を書いておきます。
受付表などはないので満席時は店舗向かって左側へと並びます。
周辺にはマンションの入口や一軒家があるので、出入りができるよう近隣に迷惑が掛からないようにしましょう。
店内からお客さんが退店した人数だけ、入れ替えで入店していきます。
入店したら券売機にて食券を購入して、席に着き店員さんに食券を渡します。
店主からの店内でのお願いが扉に貼られているので、入店までに見ておきましょう。
書かれているのは常識的なことで、ラーメンに関しては、替玉の食券は最初の注文時に出すことくらいなので御安心を。
店内

店内はカウンター7席のみですが、席の間隔は広く、席の後ろなどに荷物や上着などのフックも設置されているので、狭苦しい印象は受けません。
調理などは店主1人のワンオペ状態なので、ラーメンの提供まで多少の時間が掛かりますが、その分、丁寧に作られていました。
券売機・メニュー

ラーメンは、とんこつラーメン、限定1、2の3種類のみとなっています。
とんこつには替玉、限定は大盛がそれぞれ設定され、トッピングは辛子高菜と味玉のみです。
サイドメニューはライスとチャーシュー丼です。
とんこつラーメン

看板メニューのとんこつラーメンですが、九州などの豚骨ラーメンよりも白濁していないのが第一印象です。
かなり大きめな器がつかわれ、ボリューム感を感じる一杯でした。

添えられているのは岩海苔と葱です。
葱は青と白の2種類がつかわれ、豚骨スープと葱の相性が非常に良かったです。
岩海苔は時間の経過とともにスープの熱で溶け込んでいき、味変のように豚骨スープのアクセントとして面白かったです。

豚骨ラーメンには珍しいメンマが入っていました。
かなり太めに切られ、甘めに味付けられ、中心部に若干芯が感じるくらいに残る絶妙な炊き加減でシコシコとていました。

チャーシューは豚バラの炙り肉と、豚肩ロースの燻製肉の2種類が入っています。
豚バラは醤油でしっかりと味付けがされ、豚肩ロースは肉の味をダイレクトに感じることができました。

麺は細めのストレート麺ですが、豚骨ラーメンの麺としては珍しく、表面に胚芽のような粒を見ることができるので、全粒粉をつかっているようです。
豚骨ラーメンの細麺にありがちな溶け込むような麺とはまるで真逆で、しっかりとした歯ごたえで主張感がありました。
注文時の麺の硬さは、柔らかめと固めの2種類のみ対応可能です。

白と茶色を混ぜたようなカフェオレのような色合いのラーメンスープです。
スープの香りは豚骨そのものですが、口にすると醤油の強さを感じます。
口当たりはかなりクリーミーという表現が一番合ってるくらいまろやかで、どれほどの豚骨が溶け込んでいるのかと驚いてしまうくらいです。
豚骨素材の強さを感じつつも、東京のラーメン感をも感じる東京豚骨ラーメンです。
替玉

替玉は注文時に食券を予め出し、声掛けをして別皿での提供になります。
もともとラーメンに入っている麺の量が多く感じるので、替玉を食べ終えると、かなり満腹感がありました。
あとがき
以前から食べログなどを含め、ネットなどで「東京 豚骨」で検索すると、必ずヒットするお店であり、昨年くらいから来たいと思っていたお店です。
ラーメンは豚骨ラーメンではありますが、メンマや一番驚いた胚芽麺など、豚骨ラーメンではなかなか見ない食材をつかっていたことです。
スープ1つにしても、たしかに豚骨ではあるものの、九州の豚骨とは全くの別物というか、醤油の風味が強いので、きっと東京豚骨のような感じで、愚直独自の豚骨ラーメンだという強い主張を感じさせてくれました。
人気店になってもワンオペで提供され続け、さまざまな素材の可能性など、こだわりと探究心が見える一杯でした。