外観
JR新橋駅の南改札を出て、ゆりかもめ線へ連絡する通路沿いにあります。
駅構内店ということで、改札の中にあるのかと思っていたのですが、「構内」とは同じ敷地内という意味なので、改札内に入る必要はありません。
注文方法・メニュー
注文は店外にある券売機で食券を購入して、店舗向かって右側のカウンターに食券を出します。
食券提出時には、蕎麦かうどんを聞かれるので、予め決めておきましょう。
温かいもの、冷たいもので、それぞれに、蕎麦とうどんを選ぶことができます。
その他にご飯物やトッピングなどもあり、麺類とご飯物のセットなどもありました。
メニューはとくにありませんが、券売機横に食品サンプルが置いてあるので、参考にすることができます。
店内
駅にある立ち食い蕎麦屋さんですが、店内は最近の作りなので、席が用意されています。
席はカウンター席のみで、全28席となっています。
かのやそば
店名がついたお蕎麦で、かなり多めな種類の具材がトッピングされています。
蕎麦の真ん中には、とろろ、周囲にはきつね、ほうれん草、わかめなどがあります。
それぞれの具材から溶け出した味が風味となって、そば汁の美味しさに上品さが追加されています。
蕎麦の表面には外殻の星があり、白〜灰色くらいの色合いです。
立ち食い蕎麦らしく、気持ちゆるめに茹でられているので、スルスルと食べ進めることができます。
そば汁の色味は真っ黒ではなく、多少黄色がかっていて出汁感があります。
関西寄りの出汁のような塩気の風味もありつつ、甘みもあって良い塩梅の味となっています。
あとがき
都内に通勤していた頃は、立ち食い蕎麦が好きというよりも、夕飯代わりにお店を見つけると入っては食べていましたが、通勤することもなくなり、久しぶりに立ち食い蕎麦を頂きました。
都内の立ち食いそば屋さんではここ数年で、上質な出汁をつかったそば汁で、自家製麺の蕎麦を提供するような店が何軒も出現したのを契機に、業務用の麺と汁をつかい、温めただけのものを出すという時代は終わり、淘汰された感があります。
最初に汁を飲んだ瞬間に素直に、「美味しい」と思えますし、立ち食い蕎麦のレベルの向上を目の当たりにした感じでした。