外観
新宿駅からや東京メトロ丸ノ内線の新宿三丁目からすぐの路地裏にあります。
新宿の路地裏でひっそりと佇む感じは貫禄さえあります。
店内
店内はいわゆる町のとんかつ屋さんという感じの雰囲気です。
席は1階はカウンター4席、テーブル18席、地下の席は12席で全34席とそこそこ広めです。
メニュー
メニューはシンプルにとんかつと海老フライ、とん丼(カツカレー)がメインです。
各種単品などの注文もすることができます。
とん汁
具材は豚バラベーコンと玉葱、椎茸などです。
汁のベースは糀味噌だそうでベーコンや玉葱とのスッキリとした甘みが美味しいです。
とん丼
とん丼とはカツカレーのことで丸い器に入ってきました。
王ろじ漬というお新香がセットになってきました。
大根を醤油で味付けしたようなシンプルな浅漬ですが良いお味です。
カレールーは小麦粉にビーフスープ、焼きリンゴや焼酎に漬け込んだにんにくなどをプラスして香り付けをしているそうです。
重みのあるルーですが濃厚で辛さもちょうどよい加減でご飯、カツとも良く合っていて美味しいです。
カツは一瞬メンチコロッケかと思ったらしっかりとロースのお肉です。
ロース肉はスプーンで切れてしまう柔らかさです。
衣はしっかりとして低温でじっくりと揚げられているので熱がしっかりと伝わっています。
カツには酸味が効いたソースが掛かっており、カレールーと合わさると不思議な味に変わり美味しさが増していきます。
あとがき
王ろじさんは創業1910年とその歴史も古く「とんかつ」という言葉を日本で初めて使ったという元祖とんかつのお店だそうです。
とん丼は当時のカツレツの技術に先代のフレンチで養った技術を加えた料理ということで、単なる洋食の枠に因われない発想から生まれたのも伺えます。
とん汁もありそうでないような風味、和食とも洋食とも言えない独自の味が王ろじさんでは味わうことができました。