松戸富田麺絆の情報
- 店名
- 松戸富田麺絆
- 住所
- 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE丸の内 B1F
- 営業時間
- 月・火・水・木・金 11:00 - 22:00 L.O. 料理21:30 土・日・祝日 11:00 - 21:00 L.O. 料理20:30
- 定休日
- 年中無休
- 価格帯
- 1000円〜1999円
- ジャンル
- ラーメン
店舗所在地
公式サイト
関連サイト
関連ニュース(外部サイト)
掲載サイト(SNS等)
松戸富田麺絆

JRや東京メトロ丸の内線など各線の東京駅から直結の「KITTE丸の内」地下1階にある「ラーメン激戦区」にあります。
「ラーメン激戦区」には全部で5店舗の有名店が入り、他に、せたが屋が手掛ける「中華そば 福味」や、フレンチシェフがこだわった「かね田」等が入っています。(2025年7月現在)
各店舗は定期入れ替えではなく、個別の契約等で入れ替えられるようで、「松戸富田麺絆」さんは2019年から営業されています。
入店方法

千葉松戸のレジェンドラーメン店だけあり、毎日行列が作られています。
店内満席時はロープに沿って列をつくり、順番が来たら券売機で食券購入して入店となります。
常に行列がありますが、回転は早く10人ほど並んでいても10〜15分ほどで入店できました。
店内

店内はカウンター席のみ27席となっており、フロアは他の店舗と区切りはあるものの共同使用のため、装飾なども最低限になっています。
代表の富田氏は、東池袋大勝軒の創業者であり、「つけ麺の元祖」「つけ麺の生みの親」「ラーメンの神様」と呼ばれ広く親しまれた山岸会長の孫弟子にあたり、敬意を払い店内には山岸一雄氏の写真が飾られてあります。
メニュー・券売機

注文は券売機にて食券を購入しておこないますが、メニューは特に用意されてないようで、券売機の中でのみ見ることができます。
提供されるラーメンは、濃厚つけ麺、もりそば(元祖つけ麺)、中華そばの3種類がレギュラーで、それ以外に期間限定ラーメンがありました。(訪問時は釜炊き豚骨ラーメンでした)
公式サイトでもメニューの掲載はありませんが、サイドメニューには、ごはん類や餃子、アルコールなどもあるようです。
濃厚つけ麺

「とみ田」さんと言えば、つけ麺を食べなきゃ始まらないと、1番人気で代名詞でもある「濃厚つけ麺」を頂きました。
濃厚つけ麺には他に、「全部のせ」、「半熟味玉」、「柏幻霜ポーク」などが別皿で提供されるオプションがあります。

メンマはランダムな幅や厚みで切られていますが、噛みしめるとギュッと絞り出されるような濃厚な味が凝縮されています。
濃厚なつけ汁に濃厚な味付けのメンマで味が被りそうですが、味は特出させずに、隠されているような上手さがあります。

厚みのあるチャーシューはバラ肉の部位がつかわれています。
溶けるような柔らかさがあり、味付けはスープに浸ることで完成されるように、メンマ同様にちゃんと脇役に徹しています。
主役にもなれそうな味だが、麺とつけ汁に重きを置く、店主の意図が汲み取れるようです。

麺は、ミニ(150g)、並(200g)、中(250g)、大(320g)、特(450g)あり、注文は並盛りです。
表面は黒っぽい色合いで、星のような粒も見えるので、全粒粉をつかっているようです。

つけ麺用の自家製極太麺で、厳選した上質な国産小麦がつかわれています。
グルテンのようなモッチリとしつつ吸着力強めで、噛み切る際には歯に纏わりつくような独特の食感です。
硬すぎず、柔らかすぎず、つけ麺のための麺としては、食感、味ともにレベルの高さを感じます。

つけ汁は、魚粉がまぶしてあることもあり、魚介系の風味と柚子の爽やかさが混じり合っています。
煮干し・ソウダガツオ・鯖節や豚骨を加えたベースに、かえしに茨城県産など複数の生揚げ醤油がつかわれています。

スープはレンゲですくっただけでも「濃厚」さが手に取るようにわかります。
最初は豚骨や醤油の甘みを強く感じ、溶け込んだ舌触りを楽しめ、時間の経過とともに、魚介の風味が抜けていきます。
濃厚ではあるものの上質な味や風味がちゃんと感じられ、麺や具材とのバランス感も申し分ありません。
あとがき
ラーメン好きならずとも、セブンイレブンとのコラボなど知名度はレジェンド級である「とみ田」。千葉県松戸にある本店はあまりの人気ぶりで、当時ラーメン店としては異例の予約制を導入するなど、食べたくても食べられない一杯でした。現在では、松戸を中心に支店や独立店が増え、こちらの「松戸富田麺絆」は東京進出1号店として2019年にオープンしました。
味は申し分無し。凄みを感じさせるバランス感はつけ麺としてのレベルの高さは文句無しです。「松戸富田麺絆」では、麺のやつけ汁の盛りつけなどオペレーションに気になるところがありましたが、今後、本店で食べられるなら、この何倍もの美味しさが得られることを想像すると、やはりレジェンド店なのだと実感できました。