月島西仲通り四番街(月島もんじゃストリート)
もんじゃで有名な月島西仲通り四番街(通称:月島もんじゃストリート)の、真ん中ほどにあります。
最寄り駅は。都営地下鉄大江戸線もしくは有楽町線の月島駅、勝どき駅から徒歩5分ほどです。
岸田屋さんはもちろん、もんじゃや焼肉などの名店が多いグルメタウンなので、食べ歩きで楽しめる地域でもあります。
外観
暖簾が掛かった外観は非常に老舗感を漂わせて雰囲気があります。
岸田屋さんは呑兵衛さんに非常に人気があり、開店30分前くらいから並びはじめるほどです。
開店前に並ぶ場合は、横の脇道側に店舗に沿って並び、席は自由に座ることができます。
店内
間口が広いわりに、意外にも店内は小ぢんまりしている印象です。
小さめのコの字カウンターとカウンターが付いているレイアウトで、客同士の間隔は近いです。
席はカウンター席のみで全26席となっています。
店内には真っ黒になった看板が飾られ、1900年創業という歴史を感じさせてくれます。
メニュー
メニューは店の両側に札が掲げられています。
日によってメニューが変わるようで、裏返しになった札もありました。
焼物、煮物、など全部で30種類くらいでしょうか、お酒は定番モノと日本酒などでそれほど種類は多くありません。
お酒
瓶ビール
最初は、大瓶の瓶ビールでチョビチョビ楽しませてもらいます。
レモンサワー
2杯目はレモンサワーです。
気持ち大きめのグラスで、アルコール感は少し弱めですが、レモン感はしっかりとあって美味しいです。
ハイボール
3杯目はハイボールです。
銅製のタンブラーに入っているので、キンキンに冷えています。
レモンサワーがそれほどアルコール感がなかったと油断していたら、ハイボールはウィスキーの香りも量もしっかりですwww
ポテサラ
岸田屋さんで人気のメニューなので、1巡目に注文しました。
具材感というよりも、シットリで滑らかな舌触りです。
味付けはブラックペッパーが効いていて、甘さよりも大人味のポテサラです。
牛煮込み
想像していた以上に、ボリューム感がありますが、岸田屋さんの代名詞的な料理で、2杯注文するお客さんもいるほどです。
葱好きとして見逃せないのが、非常にキレイに切られた葱です。
青と白が半々くらいに合わさっていて、細身に切られています。
香りも味も非常に良く、煮込みの引き立てとして最高です。
煮込みは牛で、部位は5種類くらいで、ホルモンのような感じで、食感も味も楽しめます。
煮込み自体の汁は、とろみが強くありますが、具材感は無く、手間暇感を強く感じさせてくれます。
味付けの基本は味噌だと思いますが、それほど強い味噌感もなく、旨味がギュッと濃縮されている感じです。
穴子の煮付け
穴子が丸々1匹使われた煮物です。
見た目の煮付け具合も非常にキレイで食欲をそそられます。
しっかりと煮込まれていて、身はホロホロで箸であっという間に解けてしまいます。
味付けも非常に上品で、穴子の風味を感じつつも、旨味を存分に感じられます。
鮭ハラス焼
キレイに焼かれた鮭ハラスです。
いっしょに添えられた大根おろしも非常に甘くて美味しいです。
焦げ目が非常にキレイで、見ただけでも美味しさが滲み出ています。
皮はカリっとした食感で、身は鮭の旨味が非常にありつつ、身から出る塩気が美味しいです。
醤油など無くても、鮭の旨味だけで、十分な美味しさがあります。
あとがき
10年ほど前に、グルメ漫画「美味しんぼ」に、こちらの岸田屋さんが登場していることを知り、ぜひ一度はと思い、店舗前まで来たのですが、ビビリな性格もあって入店には至らなかったですwww 正直、今回も開店前に並び始めたときから緊張しっぱなしでした。
店員さんは怖そうなオジサンかと思いきや、丁寧で優しい女性陣。ルールなどもとくになく、お客さんも静かに飲むタイプの人が多かったです。料理は煮込みが有名なのは、少しグルメを学んだ人なら承知の上ですが、煮込みも焼物も絶品。しかも安い。
私自身、お酒は嗜む程度ですが、最近こういった大衆居酒屋さんがコロナで潰れてしまっているのも、文化が無くなるようで悲しいので、少しでも巡ることができたらと思います。
店舗情報
- 店名
- 月島 岸田屋
- 住所
- 東京都中央区月島3-15-12
- 営業時間
- 16時00分~21時00分
- 定休日
- 日・月
- ジャンル
- お酒