外観
JR上野駅もしくは京成上野駅から御徒町方面に5分ほど歩いたJRのガード下にあります。
ガードの反対側はアメ横で、店舗の周辺には飲み屋さんが多い場所になります。
一見すると何のお店か分かりませんが、大きな提灯と緑色の看板を見つければ分かります。
日曜日の夜にお邪魔したのですが、ご飯時ということもあり5名ほどが並んでいました。10分程の待ち時間で入店できました。
入店方法
人気店で行列必須なので推測ですが、入店方法を書いておきます。
1)列に並ぶ前に券売機で食券を購入します。
2)入口から店の左側に流れ、列を作ります。
3)順番が来ると店員さんから、盛り付ける葱の種類やセットの丼ぶりを聞かれますので予め考えておきましょう。
4)席が空くと案内されて入店となります。
葱を選ぶ
葱は3種類用意されており、らーめんの場合、2種類を選ぶことができます。
この日は、丸太白葱、深谷白葱(埼玉県)、庄内産あさつき(秋田県)の3種類でした。
3月の葱と記載があったので、葱は月替りかもしれません。
駐車場
上野の駅近で繁華街なので車での来店はオススメしませんが、路上パーキングや民間駐車場などはけっこうあります。
今回はドライブがてらなので車で来て、上野公園前交番近くの公共駐車場に停めました。料金は30分300円なので都内でも安いほうかと。
駐車場なら価格比較ができ、駐車場所があらかじめ分かる、タイムズパーキングの駐車場予約がオススメです。
店内
店内はキレイに和風テイストでまとまっていました。
座席はカウンターのみですが、通路は広いのでそれほど狭さは感じませんが、全11席と決して広くはありません。
カウンターは畳になっているこだわりようで、井草の匂いもまた良い感じです。
メニュー&券売機
注文は入店してすぐの場所にある、券売機にて食券を購入します。
基本のらーめんは、鴨らぁ麺、鴨わんたん麺、鴨汁つけそば、鴨コンフィ(チャーシュー)麺の4種類です。
らぁめんとのセットで鮪屋のトロたくちらし、もしくは鴨to葱の小親子丼があります。
鴨らぁ麺
鴨らぁ麺に自家製煮玉子をトッピングしました。
自家製煮玉子は別皿で運ばれて来ますが、撮影のためにのせました。
なんとも麺とスープなど要素がキレイで食欲がそそられます!
自家製煮玉子の中身は見事な半熟で、連れ曰く「良い感じの甘み」だそうです。
鴨わんたん麺 鴨to葱の小親子丼
こちらはワタシが注文した「鴨わんたん麺 鴨to葱の小親子丼 1130円」です。
セットは2種類の丼ものから1つを選びます。
鮪屋のトロたくちらしも非常に気になったのですが、お店の名前が付いた鴨to葱の小親子丼を選びました。
親子丼は匂いからして、美味しいと分かります。
半熟で甘みの強い玉子、爽やかでいい具合の青味を持つ葱、食感は非常に柔らかく強い味を持つ鴨と親子丼としてはかなりのレベルで非常に美味しいです!
「これでメインじゃないの?」と感じるくらいで、1人前なら1000円以上は出せる印象です!
鴨わんたん麺です。
鴨らぁ麺同様に、スープや麺のキレイさは素晴らしいものがあります。
ワンタンは薄めのワンタンに、餡はそれほど多くない豚肉でしょうか。
レンゲにのせてスープと一緒にすすると、薄めのワンタンが程よくほぐれ、良い感じに美味しいです。
メンマは自家製と思われ、サイズは大小マチマチです。
味はスープの味を消さずに、シコシコの食感をかすかに残しやはり美味しいです。
葱は深谷白葱(埼玉県)、庄内産あさつき(秋田県)の2種類を選びました。
葱特有の臭みは全くなく、甘みが非常に強く、見た目の色味からも新鮮さがうかがえますし、味も美味しいです。
鴨は親子丼ですでに食べてますが、らーめんの鴨は親子丼とは違って、スープを吸った鴨もまた美味しいです。
何より食べた瞬間の柔らかさは、ワタシの中では過去最高レベルです。
麺は細めのストレート麺です。量はけっこう多めに感じたので200gでしょうか。
歯ごたえは細いわりにシコシコとした歯切れのよい麺で、茶色の物が一緒に練り込まれていて特徴的です。
見た目は油が浮かびギトギトしていますが、スープを飲んでみると、鴨の脂で甘みがあり美味い!
ただ飲み進めていくうちに醤油のエグミというか塩辛さで少し喉が乾く感がありました。
あとがき
ラーメン不毛の地と言われる上野において、行列を作るらーめん屋としてネットで話題になっているお店だそうで、連れから教えてもらっての来店です。
料理の見栄え、葱や鴨へのこだわり、らーめんの方向性としてはラーメンよりは中華そばか蕎麦に近い食べ物に思え、従来のラーメンにはない繊細さや洗練さを持っている感じです。
無化調で基本的に鴨、葱、水だけで作られたスープは、鴨の脂がよく出ていて美味しいですし、麺との相性も良いと思います。それに親子丼も間違いなく美味しいです。ただ何処と無く再加熱されたスープに残った辛さの1点が気になるところでした。