上野さんじの情報
- 店名
- 上野さんじ
- 住所
- 東京都台東区東上野3-25-12 池田工芸本社ビル 1F
- 営業時間
- 月・火・木・金 11:00 - 15:00 L.O. 料理14:50 17:30 - 20:30 L.O. 料理20:20 水・土・祝日 11:00 - 15:00 L.O. 料理14:50
- 定休日
- 日曜日
- 価格帯
- ¥1000〜¥1999
- ジャンル
- ラーメン
店舗所在地
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さんじ食べ歩きレビュー

JR上野駅前の賑わいから一本裏手に入った落ち着いたエリアにあり、JR上野駅や東京メトロ銀座線・稲荷町駅から徒歩圏内というアクセス良好な立地です。
店内が満席の場合は、先に入店して食券を購入し店外で待機。席が空き次第、店員さんが順番に案内してくれます。
店内

入店すると、帽子がトレードマークの店主の明るい声が店内に響く。常連客との会話で盛り上がりながらも、他のお客さんにも細やかに気を配る接客が印象的。
席はカウンター9席のみのコンパクトな造りだが、席間にはゆとりがありパーソナルスペースも確保。窮屈さを感じさせない、快適な居心地が保たれている。
メニュー・券売機

店内外には大きなメニュー表の掲示は見当たらない。
定番のラーメンは「Crazy Crab」と「濃厚煮干」の2本柱に加え、そのほか限定ラーメンがラインナップ。各種トッピングも用意されている。
和え玉のバリエーションが豊富なのも大きな特徴。実験的なフレーバーが多く、訪問のたびに異なる味わいを楽しめる。

海鮮系ラーメンの印象が強い一方で、限定ではカレー系やパクチーを取り入れた一杯など、ジャンルに縛られないメニューも展開。
常に新しいラーメンと出会えるため、何度も通いたくなる魅力を備えている。
濃厚煮干

緑色の部分だけを集めた刻み葱が特徴的で、大判のチャーシューが麺の上を豪快に覆う。
スープはほとんど姿を見せない、視覚的インパクト抜群な一杯に仕上げられている。

3つ入ったウズラの玉子は追加トッピングではないので、個性的な感性が想像できる。
これだけでどこか得をした気分になるのは私だけだろうか。

チャーシューには赤みを残した肩ロースを使用。提供時はしっとりとした質感で、時間の経過とともにスープの熱がじわりと入り、表情が変化していく。
薄切りながらも一枚は大ぶりにカットされており、繊細さの中にジューシーな口当たり。
肉々しさよりも麺やスープをやさしく包み込むように味わえる仕立てになっている。

麺は麺箱や看板から浅草開化楼の中細縮れ麺が使われている。
低加水ならではのワシワシとした歯ごたえがあり、表面の独特なザラつきがスープをしっかりと持ち上げる。
濃い味わいのスープにも埋もれず、麺そのものの存在感を明確に主張している。

煮干し全開の灰濁した色味ではなく、どちらかといえば茶色寄りの落ち着いたスープ。
丼から立ちのぼるのは、重たさよりも輪郭のはっきりした煮干しの香り。
塩気は角が立たず、くどさもないため、最後まで飽きることなく一気に完食。食べ終えた直後から、また欲しくなるような中毒性に駆られる。
和え玉

迷いに迷った末、もっともベーシックなノーマルの和え玉を選択。
玉ねぎや刻みチャーシューがしっかりとトッピングされており、価格からは想像できないほどの麺のボリュームで、満足度の高い一皿に仕上がっている。
タレだけで味わっても十分に完成度は高いが、残しておいた濃厚な煮干しスープを絡めて締めるのもおすすめ。
あとがき
煮干しラーメンは正直そこまで得意というわけではない。それでも、ネットで目にした店主の写真が妙に印象に残り、気づけば足を運ぶ決心をした。
テンション高めの店主。常連客と談笑しながらも、和え玉のタイミングを的確に見極め、調理の手は一切緩めない。接客とオペレーションを同時に回す手際の良さから、かなり仕事ができるタイプだと感じた。
ラーメンには随所に独自の個性が光る一方で、味のバランスや基礎の構成は堅実に押さえられている。その両立こそが、人気店たるゆえんだろう。


























