ワンタンメン|谷ラーメン

創業1962年で昭和の面影を色濃く残すシンプルだけど深い味わいの有楽町にあるラーメン店「谷ラーメン」

有楽町駅と東京駅中間の高架下にあり創業は1967(昭和42)年で先代はバイク修理業から転身し現在は2代目の息子さんが昭和風情が色濃く残るラーメン店「谷ラーメン」さんに食べ歩きでお邪魔して実食したレビューを掲載しています。
公開: 2025/05/23 最終更新: 2025/05/27

谷ラーメンの情報

店名
谷ラーメン
住所
東京都千代田区丸の内3-7-11
営業時間
月・火・水・木・金 11:00 - 13:30 17:00 - 19:30
定休日
土・日・祝日
価格帯
1000円〜1999円
ジャンル
ラーメン
※店名はgooglemapで正確に表示するため正式名称に地名が追加されている場合があります。※掲載している情報は記事投稿時に食べログを参考にしたものになります。snsなどの各種リンクを掲載しておきますので、必ず御自身での御確認をお願い致します。

店舗所在地

※店名などによりgooglemapが正確に表示できない場合がございます。こちらから 別画面で正確な位置が確認できるかと思います。

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谷ラーメンのサマリー

「谷ラーメン」は、1967年(昭和42年)創業の老舗ラーメン店で、もともとは旧東京都庁舎近くに店を構えてました。2016年に現在の場所に移転しています。

再開発が進む有楽町の中で、昭和の風情を今に伝える貴重な存在で、変わらぬ味と雰囲気を守り続けるこの店は、多くの人々にとって心の拠り所となっています。

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谷ラーメン

店舗外観|谷ラーメン

JRもしくは、東京メトロ有楽町線の有楽町駅から国際フォーラム脇の飲食店が続く側道を、東京駅方面へ向かった先の高架下にあります。

山手線直下で、昼間でも薄暗い場所ですが、看板が少し数えただけでも3つはありました。

高架下の赤暖簾とは、食べる前から昭和風情に浸れる雰囲気です。

券売機

券売機|谷ラーメン

入口脇に券売機が設置されているので、食券を購入してから入店します。

メニューは店舗外には無く、カウンターの上に貼られていますが、外からは見えません。

ラーメンは1種類のみで、チャーシュー、ワンタン、メンマ、ワカメなどトッピング別で、追加でトッピングをすることもできます。

麺は「ノーマル」と「大」の2種類で、半チャーハンやギョーザとのセットもありました。

サイドメニューは、ギョーザとチャーハンで、それぞれに「大」の設定があります。

店内

店内|谷ラーメン

電車が通るたびにゴトゴトと音が響くのも、高架下の立地ならでは。

チャーハンを炒めていると物凄い金属音が響き渡ったので、てっきり店主が怒っているのかと思ったら、優しい雰囲気の方でした。

席はカウンター5席、テーブル6席の全11席です。

ギョーザ

餃子|谷ラーメン

どの餃子もキレイに焼き目が付けられ、均一に火が入り、ムラが無く感じる見た目です。

1人前6個で、焼面が真っ平らな独特の特徴的な形状をしています。

餃子|谷ラーメン

皮は非常に薄く、表面の焼き目は「揚げ」に近いくパリパリに近い食感です。

焼き立てなため、熱が中にシッカリと込められ、野菜多めで塩胡椒が効き、そのままでも十分に美味しい。

半チャーハン

半チャーハン|谷ラーメン

ラーメンとセットで注文した「半チャーハン」ですが、町中華のようなボリュームを期待していたら、驚くほど量は少ないです。

見た目は濃い色合いで、中華鍋に染み付いた旨味が移っているようです。

半チャーハン|谷ラーメン

具材は玉子、グリーンピース、玉葱、チャーシューと豊富で、さまざまな食感や美味しさが調和しています。

サラサラよりもシットリに近く、味付けは塩胡椒が強めに効き、ボリュームの少なさをカバーするだけの満足度があります。

珍味は大量に食べる必要がないような感覚に似ているのかもしれません。

ワンタンメン

ワンタン|谷ラーメン

大きめなワンタンがラーメンの表面を覆い尽くし、「ノスタルジックラーメン(ノスラー)」の典型と思えてしまうくらいのビジュアルです。

メンマ|谷ラーメン

メンマは真っ黒に近いような色合いで、見た目通りに強めの味付けで食感は柔らかい。

薄めで幅広に切られ、噛み締めた時の感触が記憶に残るほど。

ワンタン|谷ラーメン

ワンタンは厚みがあるため、真っ黄色に近いような色合いで、平べったい麺を食べているような感覚に陥ってしまいます。

厚みを感じさせないくらいに口溶けは良く、ツルシコの食感は、あっという間に消えていきます。

チャーシュー|谷ラーメン

豚のモモ肉のチャーシューは、味がしっかりと染み込みつつも、シットリさが残る絶妙な食感です。

地味な見た目に似つかわず、その何倍もの旨味を味わうことができます。

麺|谷ラーメン

麺は丸山製麺さんの中太縮れ麺で、かんすい多めの黄色の見た目が、ノスタルジックラーメンには良く合います。

気持ち硬めに茹でられていますが、麺をすするたびツルツル・シコシコと音を立てるようです。

豚骨のみで取られたスープは澄み、醤油の香りを強く感じます。

はじめは醤油の香りが広がり、後から豚骨のコクが後味のように、深みを感じさせてくれます。

あっさりしつつも、ちゃんと旨味とコクがあり、最後まで躊躇なく飲んでしまいました。

あとがき

谷ラーメンの創業は1967(昭和42)年。先代が旧東京都庁近くではじめ、その後、2016年に有楽町の高架下に移転し、現在は初代の息子さんが2代目として営業しています。

高架近くにあるお店は、否応なしに「昭和感」や「ノスタルジー感」を醸し出しているが、谷ラーメンさんは、その雰囲気を抜群に、そして色濃く残しています。

味は、どの具材も手間暇を惜しまず作られ、「古さ」ではなく、昔ながらの仕事に対する「実直さ」が表現されているよう。唯一ネックとなるのは「コスパの悪さ」かもしれないが、それも有楽町ならでは。

価格に見合うだけの味を経験できる、ノスタルジックで貴重なラーメンです。

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