ブログには常に1000軒前後のレビュー記事がアップされ、埼玉や東京などの関東地方を中心に年数回の旅行などで全国各地を年間200軒ほど食べ歩いています。
関東在住ですが旅行好きということもあって、地方の飲食店さんにも足を運ぶのが一番の楽しみです。
飲食店さんの魅力を少しでも多く発信・共有できればと思いますので、気が向いた時にでも訪問お待ちしております。
竹やぶさん自体がお蕎麦屋さんとして有名なのはもちろんですが、亀有の吟八亭 やざ和、江古田のじゅうさん、神宮前の玉笑、神楽坂の東白庵かりべなど、東京を中心に美味しいお蕎麦屋さんと言われるお店は、みな竹やぶから独立したお弟子さんです。
柏市外にある手賀沼を一望できる小高い丘の住宅街の中にあります。
最寄り駅はJR常磐線の柏駅もしくは北柏駅になります。
ただし、駅から遠いため柏駅からバスで「慈恵医大柏病院行き」に乗車し「柏ふるさと公園入口」で下車して徒歩2分だそうです。
建物は純和風のお屋敷風でお蕎麦屋さんとしては非常に雰囲気があります。
訪問時には見事な土壁に沿うように朝顔が咲いていて絵になりました。
店舗前に専用の駐車場があり10台ほど置けそうでした。
他の契約者の駐車場もあるのでご注意ください。
門をくぐり中へ入るとお店の入口があります。
入口付近には水が流れ、涼を楽しめるような工夫がしてあります。
混雑時には入口にあるウェイティングシートに名前と人数を書いて待ちます。
常連の方に庭がキレイだと教えていただき、散策してみました。
スペインの建築家ガウディが建築したグエル公園を思わせるような作りのキレイなお庭です。
建物自体はフランスのオートリーブという村にあるシェバルの城をモチーフにしたそうです。
席はテーブルや座敷席合わせて32席となっています。
店内は外観の印象とは変わって和洋折衷といった趣です。
様式美というよりはオリジナルの小物やガラス装飾など、料理を待っている間も飽きません。
窓からは庭を拝見することもでき、時間を楽しませてくれます。
蕎麦の種類は10種類くらいでしょうか。
さまざまな味と合わせものがあります。
スタンダードなお蕎麦だけでなく、にしんそばなどや納豆そばなどの変わり種もありました。
蕎麦だけでなく料理をいっしょに楽しむコースなどもありました。
一部コースは前日までの予約が必要なので、予め公式HPなどで確認が必要です。
お店には初めてお邪魔したので、ひと通り食べてみたいと思い、予約が必要ないコースを注文しました。
コースの一品目は「あらびきそばがき」です。
荒く削られた蕎麦の身が粒々の状態でそばがきと絡んでいます。
ネットリとした食感は非常に柔らかく、蕎麦を口の中全体で感じることができます。
食感、蕎麦の香りとともに非常に美味しいです。
2品目は「揚げ豆腐」です。
そばがきの時と違い、醤油が炙られたような香ばしい香りがします。
醤油と豆腐でもろみのような濃厚な感じの味がクセになります。
食感はお餅のような感じでモチモチです。
キリッとした日本酒に合いそうな感じで、非常に美味しいです。
蕎麦は「せいろ」もしくは「田舎」の2種類から選ぶことができ、今回はせいろを注文しました。
そば汁は辛めでビシッと決まった感じがあり、蕎麦の美味しさを非常に引き立ててくれています。
蕎麦の見た目は外殻を使用しない更科に近いだろうというくらい星も無く白い。
甘みと香りが非常に印象的で、喉越しを感じるていどのコシが非常に美味しいです。
お次はにしんそば(小)です。
温かいお蕎麦になると途端に蕎麦の表情が変化します。
モッチリ感が増しはするものの、温・冷のどちらにも対応できる蕎麦とはさすがです。
にしんというと北海道のイメージがああるのですが、発祥は京都の松葉さんだそうです。
にしんの甘みや味付けも絶妙で汁に溶け出さない感じが素晴らしいです。
にしんの裏側は真っ黒に染まり、実に5日間煮込まれているので納得。手間の掛け方が凄いです。
そば汁はキリッとしたせいろの汁に比べると包み込むような優しい感じで美味しいです。
コースの締めは水あずきです。
竹やぶさんでの食事は料理だけでなく、器も鮮やかで食事を楽しむことができます。
水あずきと一緒に出てきたお茶です。
夏場だったので、氷が入っていますが抹茶に近いような濃く渋いお茶が美味しいです。
水あずきとは初耳なのですが、羊羹のようなものかと思いきや、寒天なのかプルプルとした食感が涼を誘います。
あずきが丁寧に溶かされ、甘みもシットリと抑えられています。
蕎麦もさることながら、料理の1つ1つに創意と手間暇が感じられ、それはまるでお店を彩り、時間を掛けコツコツと作り上げたお庭と同じことなのではないでしょうか。
東京都内で活躍する数々のお弟子さんを輩出する有名店ですが、店員さんの対応を含め、充実した空間で美味しいお蕎麦を頂くことができます。