喜久屋食堂
前橋市の中心部から少し離れた住宅街にあります。
最寄り駅はJR前橋駅ですが1.5kmと遠めで、お客さんは車で来店される方がほとんどです。
お店は住居軒店舗のようで、少しわかりにくいのですが、大きめな看板があるので近くまで来ればわかるかと思います。
駐車場
駐車場は店舗前に2台ほど、店舗横にも専用の駐車場があり、13台置けるそうです。
広めの駐車場ですが開店直後には、ほぼ満車と人気のほどがうかがえます。
店内
食堂のような印象の店内で、かなり広々としたスペースです。
席はカウンター5席、テーブル18席、座敷席が12席、全35席ほどとなっていました。
メニュー
メニューから察するに、町中華のようなラインナップですが、全部で12種類ほどと、かなり提供する料理は絞られているようです。
ラーメン系とチャーハン系、サイドメニューはギョーザのみとなっています。
ギョーザ
1人前が6個の餃子です。
焼色がキレイなので、かなり食欲をそそられる見た目です。
1個のサイズは一般的な餃子よりもひと回り気持ち大きめです。
皮は自家製のようで、ほど良くモチモチとした食感が心地良いです。
餡は野菜のみですが、しっかりと旨味があるので、そのままでも十分美味しいです。
豚糸(ルースー)ラーメン
こちらで人気のルースー料理の1つ、豚糸(ルースー)ラーメンをいただきました。
豚糸(ルースー)とは、中国語では「肉絲もしくは丝」と書くそうで、お肉を細切りにした料理のことだそうです。
麺は中太くらいの一般的な中華麺のような感じです。
特別な食感や味があるわけではないのですが、スープや具材とのバランスには、妙な説得力がありました。
スープは表面に油がありますが、飲んだ感じはギトギト感も感じさせずスッキリとしています。
ベースは鶏系でしょうか、懐かしい感じの味です。
豚肉やタケノコなどが細切りになっていて、餡かけラーメンになっています。
ちょっとスッキリし過ぎと思えたスープですが、時間とともにルースーの餡が溶け込み、最終的には甘めな味付けになりました。
豚糸(ルースー)チャーハン
もう1つの豚糸(ルースー)料理はチャーハンです。
注文時にS、M、Lと3つのサイズから選べますが、Mでお願いしました。
チャーハンにはスープが付いてきました。
町中華のお店などだと、ラーメンスープを使い回すのですが、どうやら違う感じです。
味付けはラーメンスープに近いのですが、薄めな味付けですが、ルースーの味にはちょうど良い塩梅でした。
Mサイズということもあってか、ボリュームは一般的なチャーハンくらいです。
チャーハンは玉子や葱などが入っていて、炒め具合はシットリ系です。
味付けは、塩気もそれほど多くなく、ルースーとのバランスが取られている印象でした。
細切りになった豚肉やタケノコが、口の中でシコシコと、チャーハンにも良く合います。
同じルースーですが、ラーメンとは違う印象で、食べ終えた時には満足度がありました。
あとがき
開店直後にお邪魔したので、自宅感もある店内で多少の心配がありましたが、12時になる頃にはほぼ満席という人気でした。
ルースーの味はご飯や麺、スープなどとのバランスも配慮されている印象を受けましたし、餃子の美味しさは間違いなく本物です。
料理の味付けは、町中華など食堂系にありがちな濃いめではなく、全体を通して薄く感じる味ですが、またその試行錯誤されている感じも良いお味でした。
店舗情報
- 店名
- 前橋 喜久屋食堂
- 住所
- 群馬県前橋市文京町3-21-18
- 営業時間
- 11:00-15:00・17:00-20:00
- 定休日
- 火曜日
- 価格帯
- 〜999円
- ジャンル
- 町中華