店舗情報
- 店名
- 前橋 田中屋本店
- 住所
- 群馬県前橋市下小出町3-2-1
- 営業時間
- 08:30 - 19:00
- 定休日
- 月曜日
- 価格帯
- 〜999円
- ジャンル
- 和菓子
店舗所在地
その他の掲載サイト
紹介するお店のサマリー
群馬県前橋市にある老舗の焼きまんじゅう店で、創業は江戸時代末期の安政4年(1857年)とされ、約170年の歴史があります。
店内は和の落ち着いた雰囲気で、テーブル席が設けられており、その場で焼きまんじゅうを楽しめます。
店舗の特徴として、季節感を大切にした和菓子作りを心がけており、四季折々の上生菓子も提供しています。
田中屋本店

前橋市街から国道17号線を渋川方面に向かう途中の「県営競技場東」交差点にあります。
最寄り駅は、JR上越本線の群馬総社駅になりますが、約4.2km、約1時間とかなり距離があるので、徒歩での来店はオススメできません。
饅頭屋さんというよりも、会社のビルのような感じですが、大きな看板などもあるのですぐに分かります。
駐車場

店舗の裏側の交差点曲がった道沿いに専用の駐車場があり4台置けます。
地元の方は店内飲食よりも、自宅へ持ち帰る方が多いので空車率は高めです。
店内

お店の半分は、焼きまんじゅうを焼いたり飲食ができるスペース、もう半分はパンや饅頭、生菓子などが売られている販売スペースです。
席はテーブル8席、カウンター4席、ベンチ3席の全15席です。

店内は正面でも横の入口からでも入ることができますし、中は繋がっていますが、そこはあえて暖簾をくぐり入った方が気分が上がります。

注文はカウンターにて、店内もしくは持ち帰りで本数を伝え、焼き上がり後に後払いになります。
カウンターのガラスケースの中には、焼かれる前の串に刺さった饅頭が置かれています。
お品書き

焼きまんじゅうは「餡入り」と「餡なし」の2種類があり、店内と持ち帰りで価格が違います。
贈答やお土産用の箱詰めも売られ、饅頭だけでなく味噌ダレや刷毛を付けられます。
焼きまんじゅう

大きめなお皿に入り、焼きまんじゅう1本には5個の饅頭が刺さり、けっこうなボリュームがあります。
饅頭にはたっぷりのタレがかかり、焼き立てで小腹を満たすような香ばしさが漂ってきます。
先端が二股に割れた独特の形状の竹串で、饅頭を切ったり刺したりして食べると風情を感じます。

タレは「味噌ダレ」と書かれていますが、むしろ醤油をつかったみたらしのような甘辛風味で、サラッとし口当たりが良く食べやすい。
タレとともに白胡麻がかけられ、タレの風味を引き立て、「子供おやつ」よりも「大人のお菓子」のような上品さです。

焼きまんじゅうの饅頭は、麹を使って発酵させる「酒まんじゅう」の方法で作られます。
小麦粉やもち米にどぶろくを加えて発酵させ、蒸して饅頭にし、さらに竹串に刺して味噌だれをつけて焼き上げています。
焼かれた饅頭の表面はカリッとした部分もあり、中はパンに近いようなフワフワとした食感で、酒饅頭のような香りがします。
あとがき
群馬の県民食と言っても過言ではないくらい、県内には多くの焼きまんじゅう屋さんがあります。
田中屋本店さんの歴史も古く、店内で食べていると近所の人が徒歩で訪れたり、昔から地元の人に愛されてきたお店です。
店内飲食できるのも嬉しいですし、何よりその価格と美味しさは、やはり群馬に来たのなら食べて頂きたい一品です。