外観
札幌市街の中でも円山公園などが近くにある閑静な地区にあります。
徒歩での場合は地下鉄東西線の西28丁目駅が最寄りで徒歩5分ほどです。
外観はさながらヨーロッパの古城のような重厚な造りです。
駐車場
店舗横に8台ほど置けるスペースがあります。
ただし前後に駐車する形になるので入出庫の際はお店の人に声を掛けた方が良いです。
店内
建物は地下に花屋さん、1階がレストラン受付で2階がレストランスペースになります。
円形でかなり広めで席の間隔がほど良く空いています。
席は全部で50席とスペースの広さのわりには席数は少なめです。
メニュー
ランチにお邪魔したのでランチメニューになります。
単品での注文はなく、3500円か6000円のコースになります。
オピア
ノーベル賞授賞式晩餐会にて提供された初のノンアルコールワインテイスト飲料です。
ノンアルコールのスパークリングで、つかわれている品種はシャルドネですが、若さも感じないほど深みとコクがあって非常に気に入ってしまいました。
ランチコース
コースの最初はバゲットのフランスパンが出てきました。
パン自体は温かいものの少し固さを感じますが味はそこそこです。
オードブル
「フレンチトーストとトリュフ」です。
本当に一口サイズのフレンチトーストで見た目がカワイイです。
メイプルシロップの甘さをトリュフの香りでグッとフレンチらしさに引き上げている面白い組み合わせです。
「コーンのコロネ」です。
とうもろこしの甘さがギュッと濃縮されたようで美味しかったです。
「マロンのマドレーヌ」です。
10月にお邪魔したのでちょうど秋の出始めという感じの季節感が良かったです。
「鮭とイクラの茶碗蒸し」です。
フレンチの茶碗蒸しとはどんなものかと思うとちゃんとフレンチしていて美味しいです。
イクラや鮭の味はもちろん合わせたソースでグッと高級感がありました。美味しいです。
スープ
「新玉葱ブランマンジェとオリーブオイル」です。
淡路島産の玉葱と小豆島のオリーブオイルという瀬戸内海コラボの一品です。
ブランマンジェの飽きのこない味だけでも十分満足なんですがオリーブオイルの香りが包み込んで非常に美味しいです。
ブランマンジェがスープの代わりというのもワタシ的には非常に好きでした。
ポワソン
「札幌黄タルトフランベとムールたちのムニエル」です。
タルトにムール貝がのせてある一口サイズのムニエルです。
ムール貝は小ぶりながら味付けが美味しいです。
「白子のムニエル」です。
白子が香ばしく焼かれ口に入れた瞬間の美味しさはかなり満足です。
ミルキーさも非常にあり素材の良さも感じます。
「厚岸の秋刀魚のパートフィロ包み」です。
パートフィロとは地中海料理で使われるパイのことらしいです。
パイの中で秋刀魚の肝の苦さや焼かれた香り、柑橘系のほのかな香り付けと全てが凝縮された感じが食べていて楽しかったです。
ソルベ
「ヨーグルトのソルベとシソのジュレ」です。
フレンチではメインの前に口直しが出るそうでソルベで中休みです。
ヨーグルトのソルベも美味しいのですがシソのジュレの爽快感や味の浸透感がすごい好きでした。
アントレ
「道産和牛頬肉の赤ワイン煮込み 山わさびと枝豆」です。
メインとなる肉料理は頬肉のワイン煮込みです。
頬肉の食感は非常に柔らかいのはもちろんですが赤ワインソースの味もとっても美味しいです。
150gほどあるので食べていてちゃんとボリューム感もありました。
デセール
デザートは4種類から選びことができました。
どれも手が込んでいる感じで魅力的なものばかりでした。
「ココナッツのブランマンジェ牛乳のシャーベット添え」です。
シンプルながら濃厚なココナッツのブランマンジェが非常に美味しくミルクの味を非常に感じられるシャーベットも良かったです。
「和梨のタルトジンジャーレモンシロップとスパイスアイスクリーム」です。
和梨のまろやかな甘さをジンジャーやスパイス感のあるアイスクリームがキリッと引き締めるような魅力があり美味しかったです。
※2人での来店なので違うデザートを選んだため2種類になります。
カフェ・ブティフール
コースの最後は飲み物と焼菓子です。
飲み物はコーヒー、エスプレッソ、紅茶から選ぶことができました。
お菓子の中ではマシュマロがダントツに美味しかったです。
あとがき
コートドールさんは2012年、2017年のミシュラン北海道特別版にて1つ星を獲得しているということもあり多くの美食家に愛されている名店だそうです。
料理は創造性や嗜好をこらした感じがありますし北海道食材を随所で使うことにより土地柄や季節感も感じさせてくれました。
ただ、お店の客層は最悪というくらいうるさくてファミレスと変わらないくらいに残念でした。お店は客を選べませんがやはり雰囲気はお店からと感じてしまいました。