外観
お店は長野県道183号(通称:上社線)を諏訪市内から山梨方面に向かい、一本入った住宅街にあります。
外観は一目で鰻屋さんと分かる感じです。
来店は平日の開店5分ほど前でしたが、既に待ち客がいました。
駐車場
場所的に遠方から訪れる方も多いかと思いますが、駐車場はしっかりとあります。
お店の前に10台ほど停めることができます。
駐車場なら価格比較ができ、駐車場所があらかじめ分かる、タイムズパーキングの駐車場予約がオススメです。
店からすぐの場所には第二駐車場まであります。
こちらも10台ほどは置けそうなので、週末等でない限り余裕で置けるのは嬉しいです。
予約と入店方法
開店前に並ぶ場合は、入り口にある紙に人数と注文を書いておきます。
時間になったら店員さんに呼ばれますので、それまでは外で待ちます。
人気店なので予約したいのですが、HPや食べログでは「予約不可」とのことです。
店内
店内はかなりキレイめな小料理店という感じです。
席は向かい合わせのカウンターや、座敷、テーブル席などで、全40席とけっこう広めです。
入店時に店員さんから指定されますので、場所は選べません。
お酒のサーバーでしょうか。かなりしっかりと管理されていました。
メニュー
メニューは鰻がメインです。鰻は入っている枚数により、価格が異なります。
事前にメニューを確認しておいたのですが、来店が土用の丑の日の前日ということで、通常のメニューとは違い一品料理がなかったのが残念でした。
鰻の箸置き
テーブルに置かれた箸置きが鰻でした。
珍しくカワイイので、ついつい写真を一枚。
卓上調味料
注文してから鰻は調理されているようなので、卓上調味料をチェックしてみました。
左から山椒、醤油、鰻タレでした。
山椒はかなり香りが良く美味しかったです。
珍しいのは鰻タレが調味料としてあるのは初めてでした。
肝吸い
鰻のお重には肝吸いは付かないので「肝吸い 250円」を頼みました。
価格は安いので注文しやすいです。
お吸い物はスッキリとした味わいながら、深みがあって美味しいです。
肝はそれほど大きくはありませんが、プリッとした食感で新鮮さが分かります。
微妙に付けられた焼き目で香ばしくて美味しいです。
金銀重
こちらは「金銀重 4860円」です。
※肝吸いは別です。
金銀重は白焼きと鰻重が2段のお重になったものです。
特徴的なのは、白焼きにもご飯が付いてきました。
白焼きは微かな塩気で、鰻本来の味という感じです。
一緒に付いて来る生わさびと醤油で食べると美味しいです。
上重
こちらは「上重 3460円」です。
かなり大きめなお重です。
蓋を開けるとドーンという感じで2切の鰻重がいい香りとともに現れました。
ご飯は鰻屋さんらしく、しっかりとした炊き方です。
ベチョベチョ感はなく、少し芯が残るくらいですがお米の味が美味しいです。
全体的にタレが多めに付けられているのが少し残念でした。
タレは甘みが強いのですが、ベトつくような甘さではなくサッパリとしているので、非常に食べやすいです。
鰻は厚みはそれほどありませんが、味は美味しいです。
鰻本来の脂感はそれほどなく、サッパリと食べられる印象でした。
あとがき
長野に旅行から帰宅する際に、せっかくだから「諏訪湖で美味しい鰻でも」と思いお邪魔させて頂きました。
食べログでの評価も高く、2018年度の百名店にも選出されていたので、かなり期待を込めて来店しました。が、想像の域を超えるものでは無かったです。
理由としては、土用の丑の日だからと言ってメニューを変更してしまうのは、お店のキャパシティのない証拠です。「鰻より小料理で質を確かめたかったと考えていた」ので個人的にはかなり落胆しました。開店時にお客は暑い中待っているのに都合が悪いのか、なかなか店内に入れず店内はガラガラ。焼く時間が長いとしても、とても気の利いた接客とは言えません。
もちろん「鰻屋さん」としては十分な味だとは思います。肉厚ではないですけれど鰻は美味しいですし、炭は紀州の備長炭を使われています。全般的に料理も丁寧ですし「土用の丑の日でなければ」と思う部分はたくさんありますが、かなり高価な値段からは想像できない接客や応対は「街の鰻屋さん」という印象です。
今度はゆっくり小料理を含めて味わえたらと思います。
「また!!来ます!!」