店舗情報
- 店名
- 手打ちうどん 麦屋
- 住所
- 埼玉県深谷市萱場265-3
- 営業時間
- [月・土・日・祝日] 10:30〜14:30(L.O) [水・木・金] 10:30〜14:30(L.O) 17:30〜19:30(L.O) ※麺が無くなり次第終了
- 定休日
- 火曜日※突然の不定休有り
- 価格帯
- 1000円〜1999円
- ジャンル
- うどん
店舗所在地
公式サイト
その他の掲載サイト
手打ちうどん 麦屋

深谷市の中心部からやや岡部方面寄りのコスモス通り沿いの住宅街にあります。
徒歩の場合、最寄り駅はJR高崎線の深谷駅より1.8km、約25分とやや遠めです。
店舗は平屋建てでトタンのようなオシャレな作りになっています。

生け垣の合間を抜けると入口が現れ、ほんの数メートルの距離ですが、蕎麦屋さんのような趣があります。
入口には人気店の証拠でもある満席時の待機用ベンチが2脚設置してあります。
駐車場

店舗敷地内に砂利の専用駐車場があり、全16台置けます。
平日の開店後の間もない時間にお邪魔すると、ほぼ満車で、ランチタイムのピークには駐車待ちまで出ていました。
店内

カフェのような洋風スタイルで、BGMにはジャズが流れ、オシャレな雰囲気があります。
席は、テーブル20席、カウンター7席。店外テラス席(冬期はガラスが締切)が12席の全39席です。
席数は多いのですが、お客さんを無理矢理押し込むのではないので、回転はやや遅めです。
メニュー

うどんは温かいものと冷たいものがあり、全8種類でレパートリーとしては最小限に抑えられています。
量は(小)180g、(並)280g、(大)380gとなっています。
サイドメニューには、天ぷら4種類、いなり寿司と生玉子となっています。
ランチタイムには黒板に書かれた、うどんといなり寿司、天ぷらのセットメニューもありました。

夜は二毛作のように、もつ煮などの定食メニューが提供されています。
うどんは売切れ次第終了なので、昼のみの提供になります。
かき揚げ

画像だと小さく見えますが、実際はかなり大きく、2人で食べても十分なサイズです。
具材は枝豆、玉葱、人参などで、揚げたてでの提供なので、ホクホクとしています。
揚げ具合は、油の湿り感があるものの、野菜の甘みがちゃんと引き出されています。
半熟玉子天付き肉汁うどん

肉汁うどんに半熟の玉子天が付いています。
なんで半熟玉子天なのか、不思議なのですが、なんとなく惹かれる思いで注文しました。

半熟玉子天は、かなり大きな見た目ですが、熱による爆発で白身が巨大化していました。
当然、中の黄身は熱を入れすぎているため、完全に普通の黄身になっていました。
半熟をうたっているので、黄身がドロリと流れ出るのを想像していただけあって、これは残念でした。

つけ汁には葱と豚肉が入り、葱は深谷名物の深谷葱がつかわれているようです。
豚肉はロース部位のようで、脂身と赤身が程良いバランス感で、柔らかめの食感も食べやすい。
汁は、厳選した宗田節・鯖節・昆布から取った出汁と、店主の実家が蕎麦屋さんで、返しをつかい、キレがある旨さと出汁の円やかさが美味しい。

うどんは(並)の280gですが、茹で前のようで、ボリュームとしては十分なサイズです。
小麦は国産の数種類をブレンドし、手打ちにこだわっているので、表面に絶妙な凹凸が見られます。

強めのコシを感じますが、反発力のように跳ね返るようにモチモチとしています。
小麦の甘さにも似た風味を感じつつ、喉越しも良いので、スルスルと食べてしまいます。
つけ汁の美味しさもあり、相乗効果でうどんの旨さも引き出されています。
あとがき
深谷周辺では人気が高いうどん屋さんで、ランチタイムの満席率は郊外のお店としては驚きますし、2020年には食べログうどんEASTで百名店を獲得するなど実力は折り紙付きです。
うどんも汁もレベルが高く感じられ、実際これだけ美味しく、うどんが名物の熊谷周辺だから、さぞ人気店で修行したのかと思いきや、全て店主の独学だそうです。
店主のご実家が蕎麦屋さんで、つけ汁には蕎麦の返しの製法を用いるなど。それにしてもうどんの完成度も高すぎで、さらなる進化が期待できるお店です。