外観
JR高崎線の籠原駅の北口を出て、徒歩5分ほどの住宅街の一角にお店があります。
気にしていなければ、通り過ぎてしまいそうですが、近くまで来ると暖簾などで雰囲気と佇まいがあります。
駐車場
店舗すぐ横にある月極駐車場らしき一角が、専用駐車場として利用することができます。
全部で15台ほど停められそうなので、けっこう広めになっています。
店内
店内に入ると和の雰囲気と落ち着いた空間に引き込まれます。
入口には店名の「伍」の文字の書が額に飾られています。
暖簾をくぐ奥に進むと、広々としたカウンター席が現れます。
店内装飾のランプや障子など、細部にまで拘り感のある造りで、しっかりと手入れが行き届いて清潔感があります。
カウンターからはオープンキッチンのようになっていて、店主さんが切り盛りしている姿を目の前で見ることができます。
器などがキレイに並べられているので、料理を待つ時間も飽きることがありません。
奥にはテーブル席、2階には個室のような部屋もあるようで、店舗全体としてはかなり広めです。
席は全部で120席と、大人数でも会食などがおこなえる規模となっています。
ランチメニュー
ランチメニューは、定食などが10種類ほどになります。
大衆割烹さんなので、お値段もお手頃で、気軽に食べられ日常使いもできそうです。
天丼
人気料理の1つが天ぷらということで、天丼を注文しました。
定食のように、お味噌汁、小鉢、お新香が付いてきます。
天丼は大きめな器に盛り付けられているので、見た目にはボリュームと迫力があります。
天丼の具材は、茄子、キス、穴子、海老、大葉で、ご飯には胡麻と海苔がかけてあるため、天ぷらの重い感じが軽減されています。
カリカリとした食感がするほどに、天ぷらの衣は薄めで、短時間に高温で揚げられています。
特徴としては、天ぷらには天つゆではなく、真っ黒なタレがかかっています。
黒ダレの天ぷらといえば、東京の人形町で孤独のグルメにも登場した「天ぷらなかやま」さんが有名ですが、こちらはさらに黒さが増したのタレです。
タレは甘辛で焦がし醤油のような香ばしさがあって、口の中に天ぷらの重さも残らず、食べていて食感などが非常に面白かったです。
本日のおすすめごはん
日替わり定食としてさまざまな定食を食べることができる、「本日のおすすめごはん」です。
お邪魔したときの内容は、「お刺し身と天ぷらの定食」です。
お刺し身は、マグロなど3種類のお魚です。
新鮮さのあるネタで、身が厚めに切られていることもあって、刺身の美味しさをちゃんと感じられました。
天ぷらの具材はキスや海老、茄子など5種類ほど。天丼と違いこちらは天つゆで食べます。
衣は重たく感じないほどの丁度良い厚みで、ホクホクと感じる熱の入りが良かったです。
豚の角煮定食
定食には香物、お味噌汁、小鉢、ご飯が付いてきます。
ご飯は南魚沼産コシヒカリの「特A」を獲得したお米をつかっているそうです。
定食を注文して希望すると、群馬県産の「ちょいたしとろろ」がサービスで付いてきます。
滑らかな舌触りで風味感があり、そのままでも、ご飯にのせても美味しく頂けました。
想像以上に大きな角煮ですが、時間を掛けられ、柔らかく溶けるようです。
味付けは、生姜を効かせ、サッパリとした薄味ながらも、お酒のおつまみにもなりそうでした。
温玉が添えられているので、味変のように甘さを加えることもできます。
お魚三種定食
焼物、煮物、刺身の3種類いっぺんにお魚を楽しめるので、非常に手間が掛かった定食です。
焼物は鯖で表面がこんがりと焼かれ、生姜の彩りがあって見た目もキレイです。
身は箸でカンタンに解けるほど柔らかく、美味しさをしっかりと感じられます。
煮物はたしか赤魚だったような・・・。
煮付けですが、薄く味付けながらも、染み込んだ旨味が美味しいです。
刺身はサーモン、かんぱち、赤身です。
刺身の具材は、1〜2日ほど寝かされているのか、落ち着いた感じの食感と味です。
どら焼き
料理が美味しかったので、ついついデザートを追加で注文してしまいました。
どら焼きは、小さめの皮に小豆のアイスクリーム、餡、ホイップクリームが挟まれています。
アイスクリームと餡は自家製らしく、餡でつかわれている小豆の風味が良かったです。
あんみつ
あんみつにはバニラアイスが付いて、クリームあんみつになっていました。
どちらの甘味も、食後のデザートとしては十分な感じのボリュームです。
お箸
料理のときに使われていたお箸が、非常に使いやすかったので、店員さんに聞くと販売しているとのこと。
2度目にお邪魔したときに購入して、自宅で重宝しています。
あとがき
住宅街にぽつんとある印象のお店ですが、店内に入ると、落ち着いた雰囲気が非常に心地良く、ランチだけでも気持ちの良い食事時間を楽しむことができます。
御主人の修行された先は分かりませんが、ちゃんと和食を学ばれた後に独立されたのでしょうか、食へのこだわり感と丁寧な料理にかなり好感が持てます。