外観
川越と所沢を結ぶ埼玉県道6号(通称:川越所沢線)沿いの中間地点に位置する場所にあります。
大きな看板があるので、比較的遠くからでもお店の場所を認識できます。
最寄り駅は、西武新宿線の南大塚駅ですが2kmほどあるので、徒歩での場合はJR川越駅から新所沢駅行きのバスに乗るのが良いそうです。
駐車場
郊外型のお店なので、かなり大きめな駐車場が併設されています。
全部で25台ほど置けるので、ランチタイムなど混雑時以外は余裕で停められます。
店内
入った瞬間に広さを感じるほどの空間になっていて、厨房はカウンターの奥で見えない状態です。
なぜかはわかりませんが、店内には魚の人形や魚の名前の入った間仕切りなどが面白いです。
席はカウンター8席、テーブル12席の全20席となっています。
券売機・メニュー
注文は店内入ってすぐの場所にある券売機で食券を購入しておこないます。
混雑緩和のためか、券売機は1グループのみしか利用することができず、待機する場合は外で待つようになります。
ラーメンは中華そば(塩・醤油)、煮干しそば(黒・白)が基本のようで、それ以外に限定などの数種類のラーメンがあります。
サイドメニューはライス系が5種類ほどと、水餃子となっていて、充実している印象があります。
メニューは貼り紙があるものの、特にメニュー表などは用意されていないので、事前に決めておくとスムーズでしょう。
背脂生姜 水餃子
餃子が汁に浸った状態で、提供される水餃子になっています。
刻み生姜、玉葱などが餃子に盛られています。
餃子は皮が厚みがありつつも、非常にモチモチ感があります。
浸っているタレは少し酸味があるような感じで、さっぱりした印象を持ちつつも、ビールに合いそうな一品です。
いわし丼
魚介系に強いよしかわさんを象徴するような丼です。
川越という内陸の地で、生の魚が丼で食べられるのは嬉しいかぎりです。
いわしは生臭さも全くなく鮮度も良さそうな感じです。
醤油ベースのようなタレでご飯とも良く合い、いわしの想像以上のボリュームに驚かされる一品です。
名古屋コーチン卵黄のせ チャーシュー丼
丼が運ばれて来た瞬間に目を疑うサイズ感で、画像だとわかりにくいのですが、丼は牛丼チェーン店くらいの大きさです。
実際食べてみると、ご飯は半分ほどなので、意外とペロッといけてしまいました。
低温調理された赤身が残るチャーシューが山型に盛られ、頂きには名古屋コーチンの卵黄が鎮座しています。
チャーシューはシットリした感じで、タレは甘さと酸味の中間のような味で、卵黄の甘みとチャーシューを上手に繋いでいます。
煮干しそば
煮干しそばには、白醤油、黒醤油の2種類がありますが、白醤油をセレクトしました。
見た目は淡麗系のようなキレイな感じの印象です。
チャーシューは追加などはしていなのですが、およそ4枚ほどが入っています。
豚ロース肉は赤身が残るレア状態で、食感、味ともに肉の旨味をそのボリューム感とともに感じさせてくれます。
麺は細麺、太麺を注文時に選べるので、太麺をセレクトしました。
フワモチ食感に、うどん麺にも似たようなムッチリとしたコシに歯ごたえがあります。
ラーメンスープは透明に近いような感じです。
煮干しの魚介系のまろやかさに、シャキっとするような強めの白醤油の味に全体が整えられています。
濃厚かきそば
店舗訪問前にメニューだけ確認したのですが、券売機の写真を見た瞬間に「これ食べたい!」と思ってしまいました。
ラーメンどんぶりには、料理名が表記されていて、何か込められたものを感じます。
ラーメンの表面には、乾燥した岩海苔と刻み玉葱がのせられています。
岩海苔は食べ進める際に溶け込ませることで、味変のような効果があって良いアクセントです。
濃いめのスープなので、玉葱の甘みも良い感じに効いていました。
メンマは長さも厚みもランダムに切られたものが入っています。
ラーメンの添え物として、味付けはそれほど濃くなく、食感としては、硬いと緩いの間くらいでしょうか。
チャーシューは表面は赤身があるロース肉でしょうか。
薄めに切られていて、時間の経過とともに、赤身がなくなるほどレア感があり、しっとりと食感が良い感じに美味しいです。
麺は中太の平打ちに近く若干の縮れ感のある麺です。
モッチリとした食感が良い感じで、スープとの絡み感も好きでした。
スープの見た目はポタージュ系のような色合いで、肝を使っているのか、少し黒い色が混じった黄色みある灰色という感じです。
最初は甘みがグンと来て、その後に牡蠣の濃厚な味に口の中が満たされます。
甘みがありつつも、味の奥に醤油感というか、牡蠣の旨味を感じつつもラーメンのベースをしっかりと感じられました。
背脂生姜とチャーシューの和え玉
前回来店時に、ほかのお客さんが注文していて気になったので、注文してみました。
一見すると二郎系のような盛り方で、和え玉なのに一品料理のサイズ感がよしかわさんならでは。
生姜、刻みタマネギ、チャーシューなどが入っていて、見た目以上にヘルシーな具材です。
麺は固めに茹でられ、タレは和の感じの醤油ベースで、ラーメン食べた後の追加料理としては満腹度MAXです。
あとがき
よしかわさんは2014年に上尾に本店を構え、埼玉県を中心に5軒2ブランドを展開しています。
和食出身のオーナーさんということもあり、料理の端々には、「和」を感じさせてくれるのも、ラーメン屋さんとしては面白いです。実際食べて見ても、餃子やチャーシュー丼の味付けも、ラーメン屋さんにありがちな濃いめではなく、注文したくなるような一品料理としての価値があると思います。
難点を1つ言えば、チェーン展開されているということもあってか、麺を食べた際に表面にネットリ感を感じたので、湯切りもしくは茹で時間などオペレーションにズレがあるような感じがあったことです。
広めの駐車場、豊富なサイドメニュー、入りやすい広めの店内と、日常使いもできる美味しいお店でした。