外観
お店は熊谷市街から少し離れた住宅街の中にあります。
最寄り駅は秩父鉄道の石原駅で、徒歩30分2.4kmと少し遠めです。
外観は一軒屋の軒先に暖簾がかかっているだけで、何とも言えないノスタルジー感があります。
駐車場
店舗から30mほど離れた場所に専用の駐車場がありました。
5台くらいは置けそうなので、平日なら問題なく停められそうです。
店内
居酒屋さんのような感じの小ぢんまりとした店内で、外観同様に昭和のノスタルジー満載です。
席はカウンター3席、テーブル8席の全11席となっています。
メニュー
メニューは焼きそばとフライのみで、それぞれにサイズが大、中、小とあります。
サイドメニューはコーラのみと、非常に分かりやすいです。
調味料
テーブルにはソース、青のり、紅生姜、七味、胡椒などがあります。
料理は味付けられているので、お好みで追加していきます。
ずっと使っているであろうソース入れには懐かしさと哀愁が閉じ込められています。
フライ(小)
焼きそばも食べたかったので、一番小さなサイズを注文しましたが、お皿の半分はあるサイズ感にびっくりですw
表面は茶色く香ばしい感じの焼き加減です。
生地はモッチリとしていて、口に入れるとフワフワと消える独特の食感です。
具材はほぼ葱のみで非常にシンプルです。
ソースの香ばしさ、生地の甘みが醸し出す独特の風味が良い感じです。
お好み焼きほど重くないので、サイズのわりに意外とサラッと食べられます。
焼きそば(中)
中サイズですが、こちらもボリューム感があって、イメージ的には1.5〜2人前くらいです。
料理が運ばれて来ると、ソースの香ばしさに食欲をそそられます。
具は細めに切られたキャベツとハムのようなお肉のみです。
少し足りない感はありますが、それが返って絶妙な素朴感を生み出しています。
麺はちぢれの入った中細麺です。
蒸しをそれほどしていないのか、若干芯が残るような食感ですが、歯ごたえがあって好きです。
ソースはウスターソースで濃さもないので、食べやすい味付けです。
あとがき
フライは熊谷、行田など埼玉県北部で、昔からお昼やおやつ代わりに食べられている料理で、昔は熊谷周辺だけで50軒ほどがあったとか。
食事をしながらお店の方と話をする機会があったのですが、創業は1952年で70年ほど、現在は三代目の方が切り盛りされているそうです。料理は実にシンプルで、作り方や材料も容易に想像が付く感じですが、人が料理を作り提供する温かみがしっかりとあります。
熊谷には縁もゆかりも無いんですけど、こういうお店はB級グルメと言ってしまうのは簡単ですが、食文化としても本当に貴重だと思います。決して高い料理でもないので、お近くに行った際はぜひ一度食べて欲しいものです。
店舗情報
- 店名
- 本間焼そば店
- 住所
- 埼玉県熊谷市柿沼851-15
- 営業時間
- 10:30~18:30
- 定休日
- 毎週月曜日
- 種別
- 粉もの・焼きそば