外観
周辺は銀座から少し離れ、喧騒感もそれほどないビジネスエリアで、駅から徒歩5分ほどの何軒かの飲食店が軒を連ねるうちの1軒です。
外観はグリーン1色で、さながらフランス料理のブラッスリーのような雰囲気です。
店内
食堂感のある店内ですがワチャワチャした雰囲気もなく、お客さんも大人の雰囲気ある人が多い印象でした。
席はカウンターやテーブル席など、全24席となっています。
メニュー
カレーは全部で4種類で、うち2種類は2種類のカレーが楽しめるようです。
ライスは、通常(180g)に追加料金で、大盛(300g)になります。
サイドメニューで、一品料理が2種類とダル(豆のスープ)やラッシーを追加することができます。
UMAMI和出汁豚バラカレー&無水チキン
あいがけカレーのようなワンプレートで提供されるカレーです。
2種類のカレーを混ぜ合わせることで、味が完成するのが、ワッカさんオススメの食べ方だそうです。
カレーには、彩りのあるサラダが盛られています。
見た目的なキレイさもありますが、スパイス感の中に酸味が足されるのもあり、食感的にも非常に効果的な印象です。
UMAMI和出汁のカレーには豚バラがのせられています。
煮込まれているので固そうなのですが、非常に柔らかく、豚バラの脂感がじっくりと伝わってきます。
UMAMI和出汁のルーはシャバ系でスープのようですが、出汁の感じをしっかりと効かせつつ、ちゃんとカレー感があるのが面白いです。
中央に盛られているのが無水チキンです。
かろうじて鶏肉の繊維を見つけられるほどに煮込まれています。
濃いめの色ですが、辛さはそれほど強くなく、マイルドな口当たりです。
ライスはバスマティライスと日本米の独自ブレンドだそうです。
緩めの炊き加減ですが、それが嫌な感じではなく、プレートの中での方向性を示すような意図を感じました。
あとがき
【東京カレー探訪 6軒目】
2020年頃から、大阪で有名になったカレー店が東京へ進出しているのを聞くようになりましたが、ワッカさんも大阪でカレー屋を営業されていたのですが進出ではなく、完全移転という形で現在の場所に来られたそうです。
店主は元々イタリアンシェフをやられていましたが、カレー好きがこうじてカレー屋さんになったそうです。
出汁+カレーと聞くと違和感がありそうですが、見事な調和感がありつつ、オリジナルのカレーにしっかりと仕上げられていますし、女性が食べやすいカレーという印象です。豚バラや無水チキンなどへの愛情感ある時間の掛け方も見事でした。