外観
東京メトロ東西線茅場町駅の7番出口を出ると目の前にあります。
メニューや電飾看板があるので、わかりやすいかと思います。
店舗は階段を下った地下1階になります。
人気店なので、開店前の待機用だと思われる椅子が2脚ほど置かれていました。
お客さんの多くはサッと食べてすぐに退店される方が多いので、並んでいても比較的早めに入店できそうです。
店内
店内は落ち着きとオシャレ感がありカフェのような趣きで、椅子やテーブルなども雰囲気に合わせたデザインのものがつかわれています。
席はカウンター5席、テーブル20席の全25席となっています。
ランチタイムなどの混雑時は相席をお願いされますが、テーブルでの対面なので、さほど気になりません。
メニュー
カレーは全部で14種類ほどあり、聞き馴染みある定番のカレーもあります。
店名を冠したボンヌカレー、キュイカレーが人気で、キュイカレーは曜日限定(たしか月・水・金だった)です。
カレーのトッピングも3種類ほどあり、注文時には辛さを4段階から指定することができます。(実際には甘と辛の中間などもできるので7段階)
サイドメニューには、サラダやポテトがあります。
きのこサラダ・ポテトセット
サラダは2種類あって大根ときのこから選ぶことができます。
メニューにポテトとあったので、てっきり素揚げのフライドポテトを想像していたら、茹でたジャガイモでした。
ミニサラダと書かれていますが、食べごたえあるサイズです。
具材は、エリンギ、ぶなしめじ、えのきなどのキノコ類に1レタスとトマトと、けっこうボリュームがあります。
ドレッシングは和風のオリジナルと思われるもので、酸味も強すぎず食べやすかったです。
ポテトはそれほど大きくなく、カレーと合わせてちょうど良い感じのお腹具合でした。
脂っぽさもそれほどない無塩バターとほっこりするようなジャガイモの素朴な味が良い感じです。
ボンヌカレー
店名を冠しており、お店で一番人気のカレーだそうです。
カレーはカレーポッドに入りライスと別々に提供されます。
ライスはお米に茶色の部分が見えるので、胚芽米をブレンドしてつかわれているようです。
カレーに合うように水分は少なめでキッチリと炊かれ、お米の甘みと美味しさがギュッと詰め込まれた感じです。
カレー好きとしては、カレーポッドにソースが注がれている姿だけで、心踊ってしまいます。
香りは非常に甘く、非常に食欲をそそられます。
ソースの具材は、茄子、スライスガーリック、チーズとなっています。
茄子はゴロッと感を残して大きめに切られていますが、スプーンでサクッと切れてしまう絶妙な火加減には驚かされました。
見た目の色合いはかなり濃いめの茶色という感じです。
ご覧の通りソースはかなり固めで、ライスに落としても広がらず、野菜などが細かくギュッと詰まったような印象を受けます。
欧風カレーらしい玉葱の甘さがギュッと来て胃袋をギュッと掴まれ、じんわりとスパイスの旨味が込み上げてきます。
ガーリックの風味やチーズの香りが、カレーソースのコク深さにグッと追い打ちをかけてきます。
あとがき
創業は2012年と都内にあるカレー店の中では比較的新しいお店ですが、半蔵門の名店プティフ・ア・ラ・カンパーニュのご出身だそうです。プティフ・ア・ラ・カンパーニュさんの店主は神田の名店ボンディーの出身と、東京における欧風カレーの系譜がありました。
欧風カレー独特の香り高きコク深さと、茄子をメインの具材とし、独特のスパイス感が増され、オリジナリティ感のあるカレーに仕上がっています。
ヨーロッパ料理が当たり前のようになった今でも、日本人はどうして欧風カレーに惹かれてしまうのだろうか。カレーの奥深さにまた引き込まれてしまった一品でした。