外観
東京メトロ日比谷線小伝馬町駅の1番出口を出て、馬喰町方面に向かって徒歩1分ほどの場所にあります。
ちょうど目の前が都バスの停車場なので、わかりやすいかと思います。
店内
奥まった店内の片側壁面にカウンター席、突き当りが料理の受け渡しと食器の返却口になっています。
席はカウンター席のみで全10席ほどとなっています。
注文は、店内中ほどにある券売機で食券を購入して、奥のカウンターに出します。
券売機はカテゴリー分けされているので、比較的わかりやすいです。
メニュー
蕎麦のメニューは定番のものが多く、全部で20種類ほどあり、立ち食いそば店には珍しく、冷たいお蕎麦が多いのも特徴的です。
セットとして丼などのごはんもの、おいなりさんなどがありました。
周辺で働く人にとっては、ごはんとお新香が付いてくる朝定食も人気です。
季節限定メニューが券売機に貼られていますが、早々に売り切れになることもしばしば。
かき揚げ天そば
かき揚げはけっこう大きめな印象で、丼の大半をかき揚げが覆いつくしています。
かき揚げのネタは、人参、玉葱、ゴボウなどで、ほど良いシャキシャキ感が残るくらいに揚げられています。
衣は揚げ置きなのかと思われますが、回転が多いこともあってか、全然シンなりした感じはありません。
重さを感じさせない衣に、歯ごたえのある具材で、天ぷらの美味しさを感じられます。
蕎麦汁は東京の立ち食いにありがちな、真っ黒というよりは、澄んだ印象の色合いです。
甘めな味付けですが、キッチリと醤油と返しが効いているため、汁そのものの美味しさを感じます。
蕎麦は松本製麺の生麺がつかわれ、配合に独自のオーダーをしているというこだわられた麺です。
注文を受けてから茹で始め、茹で立てということもあって、しっかりとしたコシがあるだけでも、美味しく感じられます。
あとがき
店主は、元々ガラス職人として働いていたが、子供の頃に食べた立ち食いそばが忘れられず、2008年に春日で開業。2015年に小伝馬町に移転、賃借の都合で、同じ小伝馬町にお店を移しての再再始動が現在のお店です。
「東京で美味しい立ち食いそば屋」的な、本やサイトを見ると常連のように名を連ねる名店で、平日のランチタイムには行列ができるほどです。
以前、周辺で働いていたときには、朝定食、ランチと2食お世話になる日もあり、思い出深い一杯です。
立ち食いの手軽さの中で、蕎麦にも汁にもこだわった味です。