紹介するのはこんなお店です
歴史は古く創業は1908年、初代が日本橋三越前で下駄屋を創業しました。次にパン屋を営み、3代目が1996年にカレー屋として転身後、2021に一時閉店。
2023年3月に人形町に移転されたそうです。
外観
東京メトロもしくは、都営地下鉄の人形町駅から日本橋方面に向かい、徒歩5〜6分ほどのビジネス街にあります。
ビルの1階部分に入っていますが、大きな店名が分かりやすく書かれているので、すぐに分かります。
店内
店内は細い間口から奥に伸びるカウンターのみとなっています。
細い店内ではありますが、席に座ると意外と隣との距離も広く、窮屈な印象はありません。
席はカウンター席のみで全10席です。
表の入口から奥に入ろうとすると店員さんから、「後ろのドアからも入れますよ」。
店舗横のビル通路には複数のドアがあり、手前、真ん中、奥と3つのドアがあって、ワープ入店することができます。
スーツ姿のサラリーマンが、ドアを開けたり締めたりしている感じが面白かったです。
メニュー
営業はランチタイムのみとなっています。
カレーは全部で5種類、AタイプとBタイプの2種類を選ぶことができ、Aタイプはライス、サラダ、Bタイプはライス、サラダの他にスープ、ナンなどが付きます。
トッピングなどはなく、ライスの大盛り、ライス追加で小盛り、普通盛りの2種類があります。
Bランチ ビーフ
スープやナンがセットになったBランチのビーフカレーを注文しました。
スープはティーカップに入った豆のスープです。
しっかりとしたトロミがありますが、お豆を丁寧に濾しているのか、舌先に残るようなザラつきはありません。
豆の甘みがあって、カレーの辛さを中和するのに良い感じの美味しさでした。
サラダはレタスがメインにトマトにBランチは半分の茹で卵が付いてきます。
ドレッシングはオリジナルと思わえるフレンチ・ドレッシングで、爽やかな酸味が美味しかったです。
ドレッシングも業務用ではなく、名店と言われるお店は細かいところまで、こだわっていると納得してしまいました。
ナンはハーフサイズですが、そもそものせられているお皿が大きいので、十分なサイズ感です。
味はインド料理屋さんなどで食べるモチモチとした食感ではなく、パンに近いような食感で味はピタパンのような感じが美味しかったです。
店内にタンドールのような釜はなかったので、どうやって焼いているのかが非常に不思議な一品でした。
ライスの見た目は日本米のような感じですが、食感はモチモチよりもカラっとした食感でカレーに良く合っていました。
ライスメインのAランチに比べると、ハーフサイズくらいですが、ナンやスープもあるので、満足度は高めです。
表面にはギーのような油が浮かび、中のルーはトロトロとした感じの構造になっていました。
専門店のカレーを入れる器としては大きく、かなり食べごたえがありました。
味付けは、しっかりとした辛味があり、大人のカレーという印象ですが、トマトなどを多用しているのか、フレッシュ感のある酸味のような深みがあり、カレーの奥深さを感じさせてくれます。
ビーフも時間をかけているようでかなりトロトロで、「このカレーがこの価格で食べられるのか」と、感じるほどの完成度です。
あとがき
【東京カレー探訪 2軒目】 老舗のお店や、舌の肥えたお客さんがが多い人形町エリアで、ランチタイムのみの営業にもかかわらず、サラリーマンを中心に人気があるカレー屋さんです。
コスパの良さもありつつ、カレーやナンの旨味も実に美味しく、ワンプレートで提供されるランチとしての完成度は当たりといえるでしょう。
店舗情報
- 店名
- インドカレー フジヤ
- 住所
- 東京都中央区日本橋小舟町7-13 東海日本橋ハイツ 1F
- 営業時間
- [月~金] 11:00~15:00 [土] 11:00~14:00
- 定休日
- 日曜・祝日
- ジャンル
- カレー