外観
お店はJR山手線、西武新宿線もしくは東京メトロ東西線「高田馬場」駅より徒歩7〜8分です。
早稲田通りを早稲田方面に向かい、TSUTAYAを曲がった坂の途中にあります。
外観はさながら小料理屋さん風の粋な感じです。
店内
店内はキレイでJAZZが流れる空間は雰囲気抜群です。平日の18時くらに入店しましたが、先客は2名でした。ただ食事を終える頃にはどんどんとお客さんが入って来ていました。
座席はカウンターのみ全14席で決して広い感じではありません。
カウンター越しに、とんかつの仕込みや衣付け、揚げている姿を目の前で見ることができます。
メニュー
メニューは「ロースカツ定食 1100円」をはじめ、上、特選と値段が上っていきます。
「食べ比べ(全部位)コース 3500円」などもあり、予算に合わせてとんかつの部位を楽しむことができます。
希少部位なども取り扱っており、使用する部位、肉の量などが違いますので、メニューを参考にしてみてください。
15時以降の2名様からのコース料理に限り予約可能だそうです。
お新香
注文を終えるとお新香が出てきました。
味は実に繊細で、浅漬けと思われる胡瓜、人参、白菜どれをとっても程良い塩気に丁寧な仕事を感じることができます。
調味料
カウンター越しにとんかつが低音でジワジワ揚げられる音を聞きながら、調味料のチェックです。
塩は2種類でペルー産インカと高知産あまみです。ペルー産は岩塩ぽい粗目の塩で、高知産はサラサラとしたお塩でした。
ソースも2種類で、トロミの強いものとサラサラとしたもので、どちらもお店オリジナルのものでした。
珍しいのは、とんかつ屋さんなのにオリーブオイルが置いてありました。残念ながら今回は不使用でした。
上リブロースかつ定食
10分ほど待って「上リブロースかつ定食 2500円」が運ばれてきました。
ご飯は小ぶりの茶碗ですが、キャベツとともに1回目はお替わり無料のサービスだそうです。
お米は適度な水気で炊かれており、美味しく食べることができました。
定食に付いてくる「チャーシュースープ」です。
注文時に「+150円で豚汁に変更できます」と聞かれましたが、初回の入店ということもあり、こちらを注文しました。
味は実に素晴らしいです! このまま麺を入れればラーメンに出来そうなくらい、ほのかで繊細な塩味はかなりのものだと思います。
底には豚肉を仕込む際の端肉が入っており、これがまた柔らかくて美味しいです。
運ばれてきたとんかつは見事の一言です。
縦に置かれた中央の肉に残るほのかな赤みが異様に食欲をそそられます。
衣は薄めで歯ごたえが少し感じる程度で、お肉の味を全面に出している料理です。
お肉事体は非常に柔らかく、噛む度に溢れ出る脂も美味しいの一言です。
お店のとんかつオリジナルソースはとても美味しいのですが、果物系だと思われる甘みが強く、とんかつの脂の美味しさを消すのではと思い、キャベツだけの使用に留まりました。
2種類ある塩はペルー産は塩気が強すぎに感じたので、サラサラとした高知産で終始とんかつは頂くことにしましたが、塩の辛さが豚肉の甘さと合い非常に美味しかったです。
あとがき
高田馬場で働く友人より「美味しいとんかつ屋さんがあるんだよ」との紹介を受けての来店となりました。
ランチにはサービスで「ロースカツ定食 1000円」で食べれるというのも大変嬉しいですし、食べ比べのコースというのも3500円と値段は張りますが食べたいと思わせてくれました。
店構え、雰囲気はとても好きですし、緊張感のあるカウンターの食事も好きです。素材、料理、技術どれをとっても素晴らしいですし、とんかつも非常に美味しいです。美味しいのですが、食べ終えた時に、何か少しばかり物足りない感じで後ろ髪引かれる思いでした。
早稲田界隈で美味しいとんかつを店内で流れるJAZZを聞きながら食べ、お酒を嗜める。それが似合う雰囲気抜群で誰かに紹介したくなるようなオシャレで粋なお店でした。