外観
川棚温泉駅から県道40号を東方向へ道なりに行くと、交差点に急に「たかせ」の看板が溢れるので分かるかと思います。
お店の外観は古い日本家屋らしく、趣があります。
今回は初来店ということなので、迷わず本館へ行きましたが、周辺には3店舗ほど系列店がありますので、混雑時は他の店舗へ行くのも手です。
入口
お店の入り口までは、少し距離がありますが、何とも言えない風情があります。
店内に入ると、女性の仲居さんがお出迎えてくれて、丁寧にお座敷まで案内してくれます。
庭園
座敷に向かうまでに日本家屋の板間の廊下を抜ける感にも、池に鯉がいたりしますので、風情と情緒を楽しむことができます。
店内
店内はけっこう広いようで、ざっと50人くらいは入れますでしょうか。
それでも人気店らしいので、混雑時は待つようなのかなぁと思われます。
座敷は座布団とテーブルで座って食べる感じです。
入店が平日の12時少し前とあって、それほど先客もいませんでしたが、あとからサラリーマンや近所の家族連れなどけっこうな満席になりました。
メニュー
メニューを拝見すると、どうも瓦そばと一概に言っても、単品はもちろん鰻茶と食べたりなどいろいろみたいです。
「たかせ」は瓦そばで有名なお店かと思ったら、どうも鰻もかなり推しているようです。
お店のルーツは分かりませんが、割烹屋さんなのでしょうか・・・。
法事で出そうな料理や刺身などけっこう品数は多かったです。
しかし、目当ては瓦そばなので、ここは少し奮発して気になった鰻とともに「瓦そば鰻茶定食 1905円」を注文しました。
同行者は「元祖瓦そば 1000円」をそれぞれ注文いたしました。
すると、仲居さんから「瓦そばは2人前が同じ瓦にのってきますので」とのこと。
サイン色紙
料理が来るまでの間、長旅のせいもありトイレに行くと途中の壁には、政治家やスポーツ選手などさまざまの有名人のサインが貼られていました。
瓦そば
しばらくすると、瓦そばの登場です!!
本当に焼けてアツアツの瓦のうえにそばがのっていますw うーんご当地感タップリで良い感じです!
丁度、レモンの山が一人前です。
ボリュームは予想以上で麺の量は200g〜300gくらいで大盛りくらいという感じです。
具材はというと、薬味のレモン、もみじに錦糸卵と牛肉、海苔が麺の上にのっています。
麺はというと、メニューにある説明書きには京都宇治の抹茶を練り込んだ、茶そばだそうですが、特に風味があるという感じはありません。
食感はかなり茹で上がった麺という印象ですが、瓦に接している部分が時間の経過とともにパリパリになるので、それが面白いです。
つけ汁はというと、汁だけ舐めるとかなり濃い目というより、塩っ辛い感じですが、蕎麦や牛肉、錦糸卵などの具材にはほぼ味が付けられていないので、食べてみるとそれほどでもなく、ちょうどいい感じです。
ただ残念なのは、急須で運ばれて来るのではなく、テーブルの横に置かれた魔法瓶から注ぐというセルフ方式。なんとなく雰囲気がない様には少し幻滅してしまいました。
瓦そばの食べ方
最初はどうやって食べようか迷いましたが、丁寧にメニューの中に瓦そばの食べ方が書いてありましたが、最初は汁につけてそのまま。
次に薬味や具材を入れて。最後にパリパリになった麺を食べる。という具合にけっこう普通でした。
瓦そば鰻茶定食
ワタシは「瓦そば鰻茶定食」を注文しましたので、鰻茶も一緒に運ばれて来ました。
関東ではあまり見かけることのない鰻茶ですが、要は鰻をある程度食べた後に出汁をかけて2度楽しめるとのこと。
鰻は正直言って養殖モノかなぁという感じで、肉厚感もないし特に美味いという感じでもなく、普通な感じが少し残念です。
出汁は鯛で取っているようで、出汁の入った急須を除くとほんのり鯛の脂が出汁に混じって甘みを醸し出していました。
薬味もネギにお新香、海苔にネギとワサビとこれと言って名古屋の櫃まぶしと似たり寄ったりな感じです。
酢の物も付いてきましたが、特に印象もなく作り置きなんだろうな。という感じです。
食事だけだと際立った味というわけではありませんし、少々高い値段設定はサービス料かなぁと。
あとがき
「たかせ本館」の歴史を感じさせる日本家屋で食べる雰囲気や、瓦で焼いたアツアツの蕎麦の面白み。これらを合わせると一度は食べる価値ありです。