店舗情報
- 店名
- 安中 山木屋
- 住所
- 群馬県高崎市下室田町1113
- 営業時間
- 11:30~22:00
- 定休日
- 月曜日
- 価格帯
- 2000円〜2999円
- ジャンル
- お肉
店舗所在地
その他の掲載サイト
紹介するのはこんなお店です
昭和30年(1955年)に創業したホルモン焼きの店で、群馬県高崎市の榛名地区にあり、当初は雑貨店として始まり、後にホルモン焼き店へと転身しました。
2代目店主の原田和男さんは、50年以上にわたり店を守り続け、伝統の味を今に伝えています。
山木屋

高崎市街から安中方面に向かう、県道29号(あら町下室田)線沿いにあります。
最寄り駅はJR安中榛名駅ですが約5km、徒歩1時間15分とかなり離れているので、お客さんの多くは車での来店です。

懐かしい感じの数珠のような暖簾とスライドドアの感じに、ノスタルジックな雰囲気が好きな人はテンション上がること間違いなしです。
ディナータイムやランチタイムなどはすぐに満席になってしまいますが、受付票はないので外で順番を待ちます。
駐車場

店舗前の道沿いに5台置ける専用の駐車場があり、手前に2台、奥に3台と変則的な置き方になります。

店舗横を抜け川を渡った先の左右に、全部で40台置ける第2・3駐車場があります。
常連さんは店舗前よりも、駐車がしやすいこちら側に置かれる方が多いようです。
店内

町の焼肉屋さんならではのワイワイガヤガヤとした、にぎやかな雰囲気です。
店内に掲げられている「献立表」を見ているだけでも、昭和感あるノスタルジーさ抜群です。
換気扇が全開で回っているものの、満席時には焼肉から上がる煙でモクモクとしています。

奥には靴を脱いで上がる座敷席があり、席は自由に好きなところに座ることができます。
席はテーブル席20席、座敷席8席、2階には宴会用の大広間があるそうです。
メニュー

お肉、サラダ類、ご飯物、スープと、焼肉屋さんで抑えるべきメニューはひと通りあるラインナップです。
お肉は豚ホルモンがメインで、牛肉もありますが、どうしても価格は高めに感じてしまいます。
11::00〜16:30までがランチタイムと長めに設定され、定食メニューも用意されていました。

ドリンクメニューは、ほぼアルコール類となっています。
来店される人の多くは、食事もそうですが、お酒を飲まれる方が大半です。
キュウリ

焼肉の箸休めとして注文しましたが、けっこう盛りが良くて、口の中をサッパリさせるのに重宝しました。
乱切りされたキュウリに塩がふられたシンプルな作りですが、水々しく塩加減も良かったので、2回も注文してしまいました。
キムチ

自家製のような感じのキムチで、こちらも盛りが良くボリューム感がありました。
発酵がかなり進んでいるためか、甘みよりも酸味が強く、辛さは抑えられていました。
ライス

ライスは普通サイズ、半ライス、大盛りライスの3種類があります。
普通サイズを注文しましたが、一般的には大盛くらいのサイズ感で、他のお客さんの大盛はけっこうな山盛りでした。
水分が少なめでカラッとしていますが、お米の美味しさがしっかりと感じられる炊き加減です。
焼肉

焼肉が他のお店とは、少し変わっていたので、気づいたことを書いておきます。
お肉はスチール製のボウルに入って運ばれてきます。
ボリュームとしては150〜200gほどで、けっこう食べごたえがあります。
とくに小皿や取皿はないので、焼いたお肉は七輪からダイレクトに食べるか、ライスに一度のせて食べます。
お肉は注文時に、タレ(味噌)か、塩を選びます。迷ってしまう場合は、お任せで注文することができます。

席に案内されると、テーブルの真ん中に七輪が用意されます。
七輪の火加減を調整する場合、最初は空気取り入れ口が閉まっているので、強めに焼きたい場合は口を開いて調整します。
モツ(味噌)

モツは非常に柔らかく、脂もしっかりと取られているので、処理の良さを感じます。
群馬県では頻繁にモツを食べるようで、ラーメン屋さんや飲み屋さんでも多く見かけます。
仔袋(味噌)

仔袋は、子袋とも書かれることがある通り、豚のメスのみが持つ子宮部分になります。
表面はツルッとしたようで、コリコリとしたホルモンらしい旨味があります。
芯の部分にジューシーさのような独特の味と食感があり、鮮度の良さを実感できます。
レバー(味噌)

七輪にのせる時には、ダレた感じだったのですが、焼き終えるとプリッとした食感を楽しめます。
噛むとキレイに切れ目が入り、臭みが無いので苦手な人でも食べられそうです。
タン(塩)

サイズは小さめで、タンの中でも先端のタン先がつかわれているようです。
脂身は少なめで、コリコリとした歯ごたえが楽しむことができます。
ガツ(塩)

ガツは牛ではミノと呼ばれる胃袋の部位で、英語の「Guts」が語源です。
ホルモンが好きな人にはたまらないコリコリとした歯ごたえで、噛み心地も良いです。
ガツ刺しとして食べても、非常に美味しそうな鮮度です。
あとがき
群馬県内で良く食べられる豚ホルモンですが、その中でも「山木屋」さんは名店として、県内はもちろん県外からも訪れる人気店です。
創業は1955年(昭和30年)で、最初は雑貨屋をやっていたが、お酒好きの先代が高崎などに飲み行った際に、美味しかったホルモン焼きを家でもやろうとはじめたのがキッカケ。現在は2代目と3代目がお店を営んでいます。
ファンが多い、ラム肉とニンニクをつかった「バクダン」を知らなかったのと、どうしても車でお邪魔するので、お酒が飲めないのが残念ではあります。