店舗情報
- 店名
- 中華そば ぺる鶏
- 住所
- 群馬県高崎市通町143-5
- 営業時間
- 水・木・金・日 11:00 - 15:00 土 11:00 - 15:00 17:30 - 21:00 ※スープが無くなりし次第、営業終了になります。
- 定休日
- 月・火
- 価格帯
- 1000円〜1999円
- ジャンル
- ラーメン
店舗所在地
その他の掲載サイト
紹介するのはこんなお店です
2023年6月2日にJR高崎駅近くにオープンしたラーメン店です。
店主は、ワインソムリエの上位資格である「ソムリエエクセレンス」を持ち、フレンチの技法を駆使した独自のラーメンを提供しています。
店内はカウンター9席のみの洗練された空間で、和食料理店のような落ち着いた雰囲気が漂います。12歳以下の入店を断るなど、「大人の中華そば」をコンセプトにしています。
中華そば ぺる鶏
JR高崎駅西口から徒歩7〜8分、およそ600mほどのところにあります。
店名の「ぺる鶏(どり)」の由来は、公式instagramによると、フランス語の「Perdrix(ペルドリ)」で「山うずら」という意味だそうです。
割烹料理店のような趣のつくりで、落ち着いた印象を受けます。
車で来店される場合、店舗に専用駐車場はありませんので、周辺のコインパーキングを利用します。
近くの駐車場を探すなら2週間前~利用直前まで、スマホ・PCで簡単予約ができる 駐車場予約なら「タイムズのB」 がオススメです。
お客様へのお願い
店舗の外に「お客様へのお願い」がありましたので、利用時はトラブル防止のため一読することをオススメします。
混雑時には一列に並び、交通の妨げにならないようにしてください。
12歳以下のお子様は入店できません。
店内での撮影は料理のみとさせて頂きます。
いくつか気になったところを抜粋しておきますので、参考にしてください。
店内
※開店直後で他のお客様がいなかったので、店内撮影しましたが、店主の意思を尊重してボカシを入れ、イメージで掲載しました。
カウンターのみ9席で、お寿司屋さんや日本料理店を思わせる落ち着いた空間です。
注文は入店してすぐのところにある券売機で、食券を購入しておこないます。
店外にメニュー表がありますので、入店前に確認するとスムーズかと思います。
お品書き
ラーメンは、醤油、白醤油、いりこそばの3種類で、個別の追加トッピングはなく、名古屋コーチン味玉入りもしくは、特製プレート付を追加します。
サイドメニューはごはん類のみで5種類書かれていますが、日替わりなので店内の黒板で提供されるもが書かれています。
店主がワインソムリエの上位資格である「ソムリエエクセレンス」を有しているので、アルコール類が充実し、シャンパンやワインがあるのが特徴的です。
地鶏そばNOIR(醤油)
フランス語で「黒」を意味する「NOIR」と名付けられ、醤油をつかったラーメンです。
シンプルに洗練された印象を受け、器の白が非常に映えています。
料理が運ばれて来ると、芳醇な香りが立ち込め、一気に食欲をそそられてしまいます。
ベースは名古屋コーチン、川俣シャモ、天草大王、上州地鶏など、複数の地鶏を合わせ、そこへ香川県産「伊吹いりこ」等が足されています。
タレには島根県「井上醤油」の古式醤油と、埼玉県「弓削多醤油」がつかわれています。
動物系から抽出されたインパクト感ある旨味をしっかりと感じつつ、醤油の奥深い美味しさを同時に楽しめます。
あまりの美味しさに、最後まで飲み干してしまいましたが、温度変化による雑味なども一切感じませんでした。
地鶏そばBLANC(白醤油)
同じくフランス語で「白」を意味する「BLANC」と名付けられ、白醤油をつかったラーメンです。
こちらには追加で特製プレートを付けると、コース料理のような豪華さがあります。
特製プレートには、江原ハーブ豚の吊るし焼きチャーシュー、名古屋コーチン味玉、ほうれん草のおひたしです。
ほうれん草のおひたしは、時間を掛けタレが染み込み、香りが閉じ込められています。
名古屋コーチン味玉は、素材が持つ黄身の甘味や、上品な白身の美味しさが感じられます。
群馬県産の江原ハーブ豚は、生産情報公表で豚肉JAS認定の安心・安全な豚肉です。
吊るし焼きのチャーシューは、複数の部位がつかわれ、食感や味の違いを楽しめます。
肉質はシットリとした食感で柔らかく感じ、上品な燻製の香りを纏っています。
最初の印象としては、醤油に比べると香りは大人しい感じですが、美味しさのオーラがあります。
スープの透明感が印象的で、やはり洗練された美しさがあります。
メンマは太めで厚みがあるため、主張感があります。
中心に芯が残っているため、柔らかさよりも歯ごたえを感じられ、味付けは最小限に感じます。
メンマの上にはボルチーニのペーストがのせられ、味変やアクセントとして、風味を追加できます。
チャーシューには特製プレートと同じ江原ハーブ豚がつかわれています。
プレートと違い赤身を帯びたレア状態でプロシュートのようで、かすかに塩気が効き、シットリと舌先を包み込むような食感です。
時間の経過とともに、色、食感の変化などを、ラーメンを食べつつ同時に楽しめます。
麺は細めのストレート麺ですが、コシのような強さがあり、喉越しが気持ち良い。
北海道の江別製粉のハルユタカ、ゆめちから100をブレンドした自家製麺です。
細麺なので、噛み心地は弱いものの、スープと合わせた時の相性の良さと、バランス感が抜群です。
スープの醤油には愛知県の七福醸造さんの有機白醤油がつかわれ、日本で唯一の有機JAS認定を受けています。
表面には上質なオイルが浮かびつつも、スープ全体に透明感ある美しさです。
スッと胃まで一直線に落ちていくようで、抵抗感や罪悪感を一切持ち合わせない、美味しさの塊のようなスープです。
あとがき
「ぺる鶏」という名前を見たり、聞いたりして、きっとフランス語に由来することを分かる人は、ほとんどいないでしょう。私は可愛らしいネーミングという印象で付けたのだろうと思いお店へ向かいました。
店舗外観の雰囲気から、店内に入った瞬間から、日本料理店やお寿司屋さんのような「大人の演出」があるお店で、そのギャップに驚かされました。
店主は、ソムリエの上位資格である「ソムリエエクセレンス」を持ち、他に高崎市内にあるワインバー「pompette(ポンペット)」も経営されています。
全国各地から厳選された素材を、フレンチの技術や知識を駆使し、ラーメンの可能性を拡げるような面白い一杯でした。