外観
高崎市内を通る高崎環状線を国道18号方面に向かい、信越本線を超える陸橋横の側道にあります。
最寄り駅は、JR信越本線の群馬八幡駅から約1km、徒歩15分ほどです。
車でどちらの方面から来店しても、陸橋のすぐ横で少し遠回りするようになりますが、比較的カンタンに辿り着けます。
駐車場
店舗敷地内に専用駐車場があり、10台置くことができます。
平日のランチタイムでも満車率高めですが、お客さんの回転が早いので満車時は脇道で待つのもありかと思います。
店内
店内はテーブルとカウンター席が左右に分かれています。
お客さんは地元の人が多く、お客さんの多くは、なぜか短時間で食べて帰られるので、回転が早い印象です。
席数は、カウンター6席、テーブル16席、座敷8席の全30席です。
店内満席時は、入口にある受付票に、名前、人数などを記入して待ちます。
メニュー
ラーメンは全部で5種類で、ワンタンやチャーシューのトッピング違いになります。
味は醤油か塩を選び、麺は手打ち麺もしくは、細麺を選べます。
餃子やメンマなど、おつまみのような一品料理もあり、終日注文ができる、ラーメンと一品料理のセットもあります。
ギョーザ
1人前は5個で、一般的な餃子よりも一回り気持ち大きめなサイズ感です。
表面はキレイに焼き目が付いています。
焼面はかなりシッカリと焼かれ、カリッとするような食感です。
皮は薄く重たさがありません。餡は野菜と肉のバランスが良く、割合は5:5くらいでしょうか。
ジューシーさと餡の味付けで、調味料なしでも十分に美味しいです。
ラーメン
ラーメンの中で一番オーソドックスでシンプルなものになります。
トッピングは、チャーシュー、刻み葱、ナルト、メンマと懐かしい感じのラーメンです。
選べる麺は細麺をチョイスしました。
表面には胚芽のような粒を見ることができ、スープと良く絡み、喉越しが良い麺です。
表面にはオイルが覆われ、コクが増されるような感じで、油っぽさは感じません。
ベースは動物系でしょうか。上品な甘さとスッキリ感があるスープで、後追いのような感じで醤油の風味が抜けていきます。
熟成豚カレーセット
ラーメン屋さんでカレーが珍しかったので、注文してみました。
セットにはサラダが付いてきます。
セットのラーメンは通常ノーマルラーメンですが、ワンタンメンに変更してもらいました。
最初は野菜炒めかと思ってしまった、モヤシのサラダです。
茹でたモヤシに、ドレッシングが掛けられ、ナムルのような感じのサッパリしたサラダです。
ルーはほぼ具材が無く、ホロホロに柔らかくなった豚肉が入っています。
カレー粉で作られているような、懐かしい感じの味付けで、昔ながらの定食屋さんのカレーです。
ラーメンは塩のワンタンメンを選びました。セットでも通常サイズとなっています。
メンマは小さめなサイズですが、厚めに切られているので主張感があります。
甘めに味付けられ、噛みしめるとスープと合わさり、ジューシーな感じになります。
ワンタンは全部で5〜6個ほどが入っています。
真っ白く透明に近いような薄めの皮で、チュルチュルとした滑らかな食感が美味しいです。
チャーシューにはロース肉がつかわれ、味付けはほとんど付けられていません。
サイズは小さめながら厚みがあり、肉の旨味がギュッと閉じ込められています。
麺は手打ち麺をチョイスしました。
自家製で平打ちのような中太麺は、ピロピロで舌触りが心地良いです。
店主が佐野で青竹麺を学び、製麺技能士の資格を取得した技術がいかんなく発揮されています。
スープははじめに、ベースとなる動物系の甘さが押し寄せます。
円やかな塩の風味が後追いで効きはじめ、上品な味わいとラーメンらしい美味しさを兼ね備えたスープになっています。
あとがき
ラーメン屋「恵比寿」さんを語る上で外せないのが、1956年創業の「清華軒」さんです。
「清華軒」さんは、高崎をはじめ県内外で非常に人気のあるラーメン屋さんで、映画「ラーメン食いてぇ!」のモデルにもなった名店です。
店主は当時務めていた洋食店を辞め、清華軒にて修行をしますが、残念ながら清華軒は2016年に閉店となり、その後2017年に「恵比寿」をオープンさせました。
高崎市内で人気のある「清仁軒」さんも清華軒出身として、名店のDNAを受け継いでいます。