外観
京都市営地下鉄烏丸線の北大路駅から徒歩20分ほどの北山通沿いにあります。
外観には派手な看板などがないので、飲食店かどうかを見分けるのも難しいくらいです。
店内
店内は小ぢんまりとした感じで、整然とテーブル席が並んでます。
テーブルや床など木を多く使われていて、ぬくもりを感じる印象です。
店内は照明を極力使わない自然光で、ついつい写真が撮りたくなるようなオシャレ感があります。
席に着くとお茶が出てきたのですが、京都のお店はどこもお茶が美味しいです。
メニュー
お蕎麦は4種類のみとなっています。
サイドメニューはお酒のつまみ程度のものが数種類とメニューはそれほど多くありません。
ビール
店内が満席だったので、ビールを飲んで料理が出てくるのを待ちました。
おつまみでカシューナッツが付いてきますが美味しかったです。
ふくのこ
「ふくのこ」とは、ふぐの卵巣を粕漬けしたものだそうです。
1粒1粒がしっかりと感じられて、からすみのような感じで塩味がありますが、粕の風味を非常に感じられて美味しいです。
鴨塩焼
鴨に野菜が添えられていて、見た目の彩りもキレイです。
鴨にはほど良い感じで塩味が付けられていて、脂との相性も非常に良いです。
厚めに切られているので、しっかりとした歯ごたえと鴨の風味が美味しいです。
ざるそば
シンプルで必要最低限のざるそばという感じですが、どことなく雰囲気がある一杯です。
関西圏で蕎麦を食べるのはほぼ初めてなので、蕎麦汁が非常に気になります。
意外というか、東京の蕎麦を思わせるような、キリッとした印象の汁です。
辛めの汁なので、蕎麦をちょこっと付けて食べると、蕎麦の風味が引き立てられます。
蕎麦は食べた瞬間にムニッと感じるので、ニ八くらいの割合かと思いきや、十割独特の風味と食感をあとから感じます。
柔軟な食感さと蕎麦の甘みを兼ね備えた美味しいお蕎麦です。
蕎麦粉は石臼で引かれて自家製粉された蕎麦をつかっているそうです。
あとがき
東京では蕎麦は頻繁に食べている方だと思いますが、関西圏と言えば「うどん」というイメージがあったので、非常に気になってお邪魔してみました。
店主は富山の蕎麦屋「達磨」さんで修行された後に、京都でお店を構えたそうです。
お蕎麦は非常に質が高く、東京にあってもきっと人気店になるだろうと、容易に想像が付きますし、料理も非常に丁寧でセンスを感じますし、店内の落ち着いた雰囲気も京都らしくて好きでした。