外観
秩父市の中心的な位置の秩父市役所のすぐ横に店舗はあります。
最寄り駅は秩父鉄道の御花畑駅もしくは、西武秩父線の西武秩父駅になります。
店舗がある「団子坂」は、秩父夜祭のクライマックスに最大20tある笠鉾・屋台が急坂を一気に引き上げられ、迫力のシーンを見ることができる場所として有名です。
駐車場
車で来店される場合、残念ながら店舗に駐車場はありませんが、市中心部、駅近くなのでコインパーキングがあるので、そちらを利用します。
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店内
昔ながらのラーメン屋さんという雰囲気ある佇まいです。
席はカウンター5席、テーブル10席、小上がり14席の全29席となっています。
店内満席時には、店外に待機用のベンチが置いてありますが、比較的回転は早いので、10分ほど待てば入店できます。
メニュー
珍達そばは、味噌とノーマルの2種類、各大盛(2玉)があります。
他に一般的なラーメン、チャーシューメン、みそラーメンなどがあります。
トッピングとして、チャーシューとメンマ、サイドメニューはライス、餃子、チャーシュー皿、ドリンク類です。
黒豚餃子
餃子は1人前5個で、1個は小さめのサイズで、表面には薄めの焼色が付いていました。
厚みがある皮がつかわれ、モチモチとした食感があります。
餡には鹿児島産黒豚をつかい、旨味のあるジューシーな肉汁がたっぷりと滲み出していました。
珍達そば
お店で一番人気、店名を冠した一杯で、ビジュアル的にはなかなか見かけることがなく、インパクト抜群なラーメンです。
特徴として、丼の縁ギリギリまで注がれたスープ、具材がたっぷりと入っていることです。
ラーメンスープは黒い色合いで、昔ながらのラーメンスープという感じです。
煮干しとゲンコツをつかいスッキリとしたベースに、胡麻油が風味づけとして特徴的につかわれています。
みそ珍達そば
ノーマルの珍達そばとの違いはスープの色合いくらいで、中身もほぼいっしょでした。
ラーメンの表面は、大量の豚バラ肉と葱で埋め尽くされています。
豚バラはチャーシューのように濃いめに味付けされておらず、肉の味がダイレクトに伝わり、歯ごたえも心地良いです。
葱は埼玉北部で栽培される「土男ブランド」葱がつかわれ、甘さとシャキシャキ感のある歯ごたえが美味しいです。
麺は豚骨ラーメンを思わせるような極細ストレート麺で、創業当時から変わらない麺をずっと使い続けているそうです。
醤油に比べると茶色く、濃い見た目のスープで、味噌のインパクトがあります。
サッポロ◯番を想起させるような味付けで、どこか懐かしさとほのぼのしさでホッコリします。
あとがき
前身の町中華店「珍達」は1953年に秩父市内で創業、1988年に現店主の祖父が現在の場所で「珍達そば」をはじめたそうです。市内に同名の珍達ぞば横瀬店があり、看板なども似たものですが全くの無関係だそうです。
今回は2度目の来店ですが、20年ほど前に最初にお邪魔したきっかけは知り合いの社長から、「秩父の珍達そばって知っているか?」と言われましたが、最初は年寄の下ネタだと思ってました。その時、お邪魔した際は行列など無い街の大衆ラーメン店という印象でした。
現在お店を切り盛りする三代目は、お店を継いだときから味を試行錯誤したり、安定的に葱や麺を仕入れる方法を確立し、今では秩父のご当地名物ラーメンとして、行列をつくる人気店になりました。